「アニメーションだからこそできた表現」整形水 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
アニメーションだからこそできた表現
故・今 敏監督の影響が大きいのではと感じた、ダークファンタジー。
落ちが読めないまま、ラストまで一気。
序盤は、主人公がだらしないくせに傲慢で、外見ではなく「心」が醜かったから、あまり乗れなかったのだけれど……
中盤以降、だんだん身につまされて、いろんな感情が刺激されました。
ラストに至っては、単なる整形の話にとどまらず、まさかのすごい斜め上な展開に驚いたのなんの。
なかなかエグイ描写がいっぱいで、実写でやると「ソウ」シリーズ並みに人体損壊だらけになっちゃう。
また、整形の仕方は「T-1000」(ターミネータ2)になっちゃう。
そういった意味で、エグさをうまく包み込むアニメーションだからこそできた表現でありました。
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