「現代に蘇った特撮クラシック!」日本語劇場版 サンダーバード55 GOGO しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
現代に蘇った特撮クラシック!
"サンダーバード" シリーズ50周年記念作品。
Paraviで鑑賞(レンタル・吹替)。
オリジナル版はNHKの再放送を観ていました。
〇第1話「サンダーバード登場」
トレーシー一家やペネロープ、サンダーバード1~5号を、パーカーの荷物運びコントを交えながら紹介していました。
サンダーバードの発進シーンはオリジナル版と違わぬ再現度で、「もしかして流用映像?」と勘繰ってしまいました。
〇第2話「雪男の恐怖」
宿敵フッドが登場した一編。罠に墜ちたペネロープを救うため、ついにサンダーバード1号・2号が出動しました。
雪山を舞台に緊迫感あるストーリーが展開されましたが、爆破された洞窟に取り残された人はどうなったんだろう?
〇第3話「大豪邸、襲撃」
連続窃盗爆破犯とペネロープの戦いが描かれました。豪邸爆破シーンは一発勝負の撮影と想像しましたが迫力ありました。
サンダーバードの絡む必然性を無理矢理つくっている感のストーリーは微妙でしたが、コントみたいなオチは良かった。
雑な展開だなと引っ掛かる部分はありましたが、クラシックな作品にそう云う感じはありがちなので、敢えてオマージュしているのなら、それは「サンダーバード」への愛だな、と…
本編が始まる前に、スタッフのインタビューや制作風景などのメイキング映像がありましたが、当時の撮影方法を再現すると云うのは相当大変だっただろうなと想像しました。
伝統的な特撮技術の継承は日本でも課題となっていますが、アナログながら今尚その技術力には圧倒されるものがあるし、本作がつくられた意義は大きいなと思いました。