「アメリカ崩壊」フォーエバー・パージ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ崩壊
パージが終わっても殺戮が続く。メキシコ移民を攻撃する白人至上主義者のみならず、金の無い者が金持ちを襲う。そしてネオナチも、イカレ女も。そして暴動は全国に広がり、政府はやむなく戒厳令を出した。さらにメキシコとカナダが事態収拾までに6時間国境を開き、非武装のアメリカ人を受け入れると発表。移民のアデラとホアン、雇い主の夫婦はトラックでメキシコへ向かう。
「浄化」という言葉を使っていたように、白人至上主義の連中は自分たちが先住民を追い出した侵略者であるにもかかわらず非白人を皆殺しにしようと結束する。いつの間にそんな組織化を企てたのかはわからないけど、パージ令がしばらく発令されていなかったために鬱憤が溜まっていたのだろう(ツッコミどころでもあるが)。
主役のアナ・デ・ラ・レゲラ以外に華はないため、登場人物には不満もあるけど、銃社会の行きつく廃れた未来を考えさせられる内容。インディアンのおじさんが国境を通貨させるために奮闘していたところはカッコよかったなぁ。
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