「シリーズ最終作にして異端作」フォーエバー・パージ 泥だらけマンさんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ最終作にして異端作
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まずこの作品を端的に言うならシリーズを終わらせるためにあえてこれまでのシリーズから逸脱した内容になっている
これまで夜に留まっていたパージが昼の世界に侵略する所から始まる今回は前作までのパージ以上に政治的なメッセージを帯びている所が特徴的。
不法移民と低所得白人層、先住民を軸に描く本作はこれまでのパージよりも一昨年のザ・ハントや去年のマークスマンの作風に近く過去作のバトル・ロワイアル要素以上に社会問題の風刺が全面に出ている。
その為かアクションは前作に比べると控えめで正直に言うと物足りなさや暴徒に共感しづらい(特に日本人には)点は観ていて退屈さを感じるかもしれない。
ただ現在のアメリカの社会的な分断を誇張しつつも娯楽作なりに正直な描いているのでそこは好印象を感じた。
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