グッバイ、ドン・グリーズ!のレビュー・感想・評価
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ストーリーはハマらなかったけど、映像と音楽は凄かった!
前情報は一切無し。
時間があったのでお気に入りの映画館で音響と映像が良いのが売りのLIVEZOUND×RGBレーザーと言うスクリーンで上映していたので本作を選定。
序盤の旅客機のジェット音の迫力が凄い。
花火大会の打ち上げ音や滝壺に落ちる水の音がリアル。
映像と音響の迫力は凄かった!
ぶっちゃけ序盤からの展開にハマらず、映像と音響をだけを楽しもうと気持ちを切り替えて鑑賞(笑)
映像と音楽、音響に集中してからはストレス無く鑑賞出来た感じ。
まさかアイスランドまで行くとは!
アニメだけど美しい風景がとても良い。滝から落ちる水しぶきが美しい。
そして誰も使わないであろうと思われる場所にある電話ボックス(笑)
そこにあったメッセージちはちょっと泣けた。
Alexandrosの音楽がとても良い!
登場人物達は、かなり転けまくるんだけど一切怪我をしなくて良かった(笑)
夏山だけど遭難しなくて良かったです( ´∀`)
近くでも遠くでも、冒険は面白い
本当は良作なのだろうけど、一般的な観客層の水準ではわからないのでは…?
今年48本目(合計321本目/今月(2022年2月度)20本目)。
※きのう(19日)、「とりあえず飛ばす」としたものですが、正式に書いておきます。
なお、別途起こしたのは、色々調べたところがあるからです。
ストーリーの内容については他の方も書かれていますし、現在、入場者特典がミニパンフで、核心には触れられないものの、「こういうストーリー」ということは予告編を流している間にもさくっと読めるので(30ページほどしかない)、そこはばっさり省略します。
他の方も書かれている通り、この映画は一般的な観客層は男子中高生を想定しているのではないか…と思えるのですが、かなり哲学的な話が後半入ってくるので(説教うんぬんの件はとりあえず度外視)、かなりわかりにくい内容です。一方、ストーリー「本編」自体はわかりやすいので、「何がなんだかわからない」ということにはなりにくいものの「観てよかった」とはなっても、「あそこは実はこうで、あの部分は実はこうで…」ということが話しにくいです。かなりぼかされているからです。
ストーリーの後半(残り30%くらい?)で、「あるできごと」が起きます。この「できごと」については具体的な描写がなく、ヒントになる描写(ヒント:髪の毛がどうこういう話、「美容院」と聞き間違えてくるシーン等)は一応あるし、分別のある大人なら「たぶん、あれじゃないかな…」という推測はつくものの、これもパンフにも何にもないし、正直「推測の範囲」でしか書きようがないところです(ネタバレなしにしていますが、それが正しいのかどうかも不明)。
さらに「ストーリーにさほど関係がないのに」混乱させるのが、「ペルセウス座流星群が見られる時期なんだ」という話が出るところです。この流星群は実在しますから時期も特定できますし、ストーリー内でも「ある夏休みのできごと」ということも明示されます。つまり、天体ネタがこっそり混ざっているのっです。
そして若干ながら星空を見上げるシーンが出る…と思いきや…あれ?この星座何なの?この並びムチャクチャだけど…という状況です。
さそり座を惹起できる部分もありますが、さそり座はアンタレスが赤色であるほかは、頭の部分は2~3等星の「白・青白」の星です(映画内通りの赤色ではない)。
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※ また、入場者特典のミニパンフの10ページ目左下を見ると、オレンジ色の比較的明るい星が2つ並ぶところがありますが、これも何かよくわからず…(いて座にはありますが、ここまで明るくはなりません)。
※ 冬になると、朝方には夏の星座が見えますが、夏では朝方に冬の星座が見えることはないので(対称性はありません)、実は「観測時間も明示されない」ものの、冬の星座まで探してもこの並びは不明です(ふたご座のカストル・ポルックスはこの色ではありません)。
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この「天文関係がとりあえず出てくるがよくわからない」状態のため、物語序盤の森のシーンでクマに襲われるシーン、あれも何のメタファーか不明です(映画内では「(道に迷ったら)北極星を探そうよ」というシーンがありますが、北極星は「こぐま座」のα星ですが、まさかそこまでくっつけているとは考えにくい)。
もっとも、私のように「いい大人」が、ドラえもんだの何だの分別なく見に行くことはしないので、「一定程度、何らかの問題提起が考えられる」アニメはそれでも観ますし、本作品はアイスランド大使館だったか、後援もされているので、「別の部分では」正確に描かれているシーンもあるところ、やはり「一般的な観客者の想定」では、何が何かわからないのでは…と思えます。
ただ、じゃ、(他の作品には失礼かもしれませんが)超ロングランしているとあるアニメ作品やらなにやら、いい大人が特典目当てでいく映画と同じ水準の映画か?というとそれも違うし、結局のところ「説明不足が過ぎる」という点にほかならないと思います。
※ 去年の12月だったか1月だったか、いわき市のフラダンスを描く映画があったと思いますが、あれは実在するものなので、事後の調査も可能ですが、この映画はそれは無理です。
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(減点0.3) 結局のところ、「想定する観客層を想定すると理解が困難」という点に全部尽きるのでは…とは思えます。ただ、中高生でも(中学1年生を除いて)「夏休み」は体験しているのであり、その子でも年齢にみあった理解は可能だし(ただ、全部は大人でも無理では…とは思える)、ミニパンフが配られるなど良心的な部分もありますし、今週、アニメ枠でどれを選ぼうかなとなったら、本作品か、フルーツバスケットか…というところかなというところです。
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こんなにテンポが合わないのにグッときたのは初めて
阪元裕吾監督を特集したTOHOシネマズのセレクションが次に選んだ監督ってことで観に行ったけど、ハズレなかった。テンポは合わなかったけどテーマが好き。もう、涙腺崩壊…。笑
そんなに長くもないし、キャストも多くない。3人の冒険が描かれるだけあって、結構じっくり。だけど、割と緩急の強い描写も多いので、テンポは合わないなーと感じていた。カギを握るものも多数あるし、この伏線を回収するのも大変そうに見えてた。だが、やはりそこはテーマの強さがうかがえる。大胆なロケーションと冒険劇に終始しながら、広げていく。共に地図もない旅路に出ているかの様に気持ちが駆られる。
同時に死生観も透けてくるから、グッとくる。タイトルの『グッバイ』はもちろん、その関係性の変化も胸に来る。「一生」の意味を考えたくなる。少し『サマーゴースト』に近しい部分もあり、青春の眩しさもかかっている。
田村淳さんは上手かったけど指原莉乃さんはまんまって感じ。笑
アニメーションの自由度に委ねつつ、あらゆる要素を含みながら駆け抜ける。注目される理由も分かる。幅広い層に楽しんでもらえる作品。
やりたいことは分からんではないが、、、
メインプロットは「あのはな」「スタンドバイミー」ですね。高校生男子3人のひと夏の冒険で、まあ、それは良いです。定番な設定は面白いから何度でも使われるので、それ自体は問題なし。ただこのフレームを使うならビルドゥングスロマンになっていないと、成り立たない。人は何かを失い、少年から青年へと成長するんでしょ。でも本作品では、そこが伝わらない。ロウマとトトはドロップを失い、何が変わったのか?
じゃあ「いえいえ、そんな説教臭い話でなく、エンタメなんです」というかと思えば、やたらと暑苦しい感情演技の連発で何がやりたかったのか、、、。リアリティレベルも、言い出したらキリがないほど破綻しているので、いっそのこと、ファンタジー設定で作れば、面白いものになったかも。
本当はこの話、ロウマとトトの二人で成り立つ話ですね。ドロップは初めから二人の妄想で、実は二人が好きだったチホリちゃんや何とか先輩の代償なのかも。で、二人の想いは繋がらなかった電話のように結局想いは伝わらなかった、というメタファー。だから、ラストで「この電話は誰からなんだろう」というのは、きっと君たちと繋がりたいと想う人はいる、という希望。って、最大限、よい解釈をすれば、こんな感じです。
あと、しょーもないことをつらつらと。どうも男でも裸の表現には規制をもっている感じですね。絶対に乳首を描かない。乳首がないので不自然になるので、アップが長くなるシーンではパーカーやカメラのストラップが「絶対領域」を隠すのですね。
あと、カメラのNikonが提供なのか、不自然にカメラの素晴らしさを語りますね。最近、実写映画でも良く見かけますが、やたらとカメラを推す。どうにもオモチャやプラモデルの為に不要なシーンを入れていた時代を思い出して笑ってしまいますね〜。
劇場オリジナルアニメの今後を(少し)左右する作品
他の方も言及してる通りスタンドバイミーの構造を下敷きにした、青春群像(?)劇。死体を探す代わりにドローンの映像を回収に行くことにしたのは現代風アレンジだが、旅に出る動機が自分達の保身なのでワクワク感が薄れてしまっている。(ドローンは二次的な目的で、割合的には冒険!に行くぞの思いが強いはずなのだがその辺の説明が薄いというかほぼ無い)。
ちょくちょく、その辺の裏設定?を補完する場面がでてはいるのだがわざとなのか、絵コンテ省略したのか、圧倒的に説明不足になってる。(野焼きで火事の危険性が、の授業でスマホをイジってるとか、恐らく世間的には主人公達の無実は公然の事実で本人、少なくともロウマは気付いてる)
それでも何かを期待させるドロップの言動に引っ張られて一夏の思い出を作るために冒険に行きたいのだろう。
田舎のアルアルと、ツッコミ設定のそれは無い(夜の山とか)がごちゃ混ぜになって、土台のリアリティがしっかりしてないせいで、その上に積まれる不思議な事象が刺さってこない。
恐らく尺の問題で、カットしたエピソード(ドロップが参加した場面、沈んだ道に着いた前後、トンネルの前後で明らかに日差しが異なるなど)が無いせいで視聴者を置いてきぼりにしている。
途中で思ったが、これ12話ワンクールで作る内容を無理矢理90分に詰め込んだのではと考えた。それだと、重要な後半パートの扱いの雑さも含めて色々と辻褄が合う。
あとちょいちょい出てくる暗示的なカット(トンネルをくぐると、、、水没した道、廃車の横で光が差す広場)が、過去映画オマージュなのかパクリなのか微妙で、個人的にはモニョモニョした。
本編の感想はここまで。
公開初週末の都内劇場でガラガラ(120人席に十数人の入りはやばい)で、
呪術廻戦の記録的ヒットと対照的に劇場の出足が危ぶまれる作品。ポンポさんの時もそうだったが、劇場オリジナル作品の集客の難しさがことさら取り上げられるようになったが、それをよく表していると思う。おそらく興収5億といつたところ。
コロナで映画やアニメの主役がプライムビデオやNetflixなどにシフトしていく中で、劇場オリジナル作品の宣伝の仕方は見直す段階に来ていると思う。
共感しにくい
こんなに映像表現の技術が高いのに、キャラクターがものすごい量のセリフでのみ心情を交わし合い、無理スジな物語をファンタジーに寄せて成立させようとしているのが観ていて辛かった。
序盤からそれぞれの印象的なあだ名を(ドロップの紹介辺りで)特徴付けさせて、あぁそれぞれ何か過去や秘密を持っているんだ…と思わせて、結局ホントになんでもない。
とにかく観客が登場人物に共感できるほど彼らそれぞれを掘り下げてくれていないので、なんだかよく分からないまま傍観者にならざるを得ず、肝心な物語の展開について根拠・経緯の説明らしき描写は乏しいので、
「だから何よ」
「なんでそうなるんだよ」
とずっと思い続ける結果になった。
ラストも、どうにも飲み込みにくい壮大な仕掛けを組んで、ものすごく平易な結論を得るという肩透かし。
まあ、中高生が観て、将来を前向きに生きるきっかけになる作品なら良いけど、むしろ我々大人よりも目の肥えた若者にはどう映るのかな。
よくある話といえばそれまでだけど何か惹きつけられるものがある
15歳、青春時代。
最初はグダグダとこんなもんか、、、と思っていた。
しかし、冒険に行くあたりから目が離せなくなる。一人一人の心情、何よりドロップの存在。からの、冒険の最後。The中高生の冒険。キラキラした青春って感じ。
そして最後まで。あの時のシーンはこうだったのか、、、と伏線回収。始まりはあそこか、、と思い気がついたら見入ってしまう。映像も綺麗だし、話の進み方も良かった。「グッバイ・ドングリーズ」
「よりもい」が良かったので観ましたが、こういう話は好みです
僕は個人的に、「劇場へもう一度行こう」と思う映画は滅多にないのですが、これは2回目行こうと思います。
1回目でドロップ君の電話の事情がわかったので、今度はロウマ君の「ドロップ15歳最後の勇姿を見届けてやる」のセリフを聞きに。
「宇宙よりも遠い場所」の作中でも、日向ちゃんがキマリちゃんとシラセちゃんの関係を「良いな」と思った、うまく言えないけど「ウソついてないみたいな感じ」だったって。
クラスのみんなに合わせてワイワイやって楽しいフリをしながら、でも友達の前でほんとに包み隠さず自分らしくしているのかっていうと、なんとなく「空気読んで嫌われないように」みたいな。
ロウマ君とトト君はそういうのが苦手で、だけど2人は集団から浮いた者同士で気が合って、「クラスのみんな」とは違うような、「ウソついてないみたいな」親友になったんでしょう?
で、トト君は映画の劇中でもドロップ君とケンカして、ムキになって言い過ぎた後、涙流して弱いところをさらけ出しながら、こんなみっともないところはロウマには見せられないって言う。
空気を読んで嫌われないように自分を偽っているんじゃなくて、ロウマ君の頼れる親友であるために必死で強がってるんだから良い奴じゃありませんか。
例の間違い電話も、ロウマ君の性格を知った上で、親友の背中を必死で押してやるためにチボリちゃんの外国の電話番号を調べてやって、「将来医者になって稼ぐ男だ」なんて強がっても電話をかけたのはトト君が東京の高校へ進学する前、一介の中学生にとって国際電話の通話料が小さな者であるはずがない。
その上で、親友に向けた精一杯の言葉が「15歳最後の勇姿を見届けてやる」でしょう?
それが、間違い電話の向こうのドロップ君に届いた。
ただの間違い電話で、ドロップ君の事情とは何も関係がなく発せられた言葉で、だけどそれが奇跡的にも、病気で死ぬことが決まっていて、自分が生きた証を残したいと思っているドロップ君には求めていた宝物だったんでしょ?
ロウマ君は、かつて親友のトト君からもらった「最後の勇姿を見届けてやる」って言葉をドロップ君に言っていたけれど、是非とも2回目はあのセリフで泣きに行くことにします。
ドロップ君は死ぬことが決まっている必死さとあの赤い電話ボックスで聞いた言葉にも背中を押されてか、ロウマ君を馬鹿にしたクラスメイトを見返してやろうとか、ドローンを探しに行こうとか、明日に後悔を残さないように思ったことはなんでもやっていましたね。
でも、臆病になってじっとしている間に死んでしまったら生きた証を残せないとしても、自分1人が死を前にして生き急いで無茶なことをしなきゃいけない、それにロウマ君とトト君を巻き込んで、傷つけてしまう。
自分1人のエゴイズムだってわかっているから、やっぱり弱音が出ちゃったけれど、それをロウマ君、間違い電話の事情を知らないのに、「ドロップ15歳最後の勇姿を見届けてやる」だもの。
1回観て、あの間違い電話のことを知った後でもう一度聞いたら、僕なんか感動の涙を堪えられる自信がありません。
泣きます。
結局、ロウマ君は仲間に見届けられて思いを遂げることができました。
ただ親の敷いたレールに乗って生きながら「本当に医者になりたいのか」と思い悩んでいたトト君も、死を目の前にして「ただ敷かれたレールの上を歩くだけじゃダメだ」というドロップ君の影響を受けながら、守りたいものが人の命だったら医者にでもならなきゃどうしようもないのだと自分の意思で医者になる目標を定めました。
ロウマ君も、ただ農家の息子で肥やし臭いと馬鹿にされるのを嫌に思って、農業の手伝いをクラスメイトに見られないように隠れたり逃げ出したり、東京の高校への進学をやめたり、現状の自分は嫌だけど自分が何をしたいのかもわからなかったのが、インスタを再開して写真を投稿したり、アイスランドでいろいろな写真を撮ったり、自分を表現するようになりました。
登場人物を死なせてなお、主人公キャラクター全員をきちんと成長させてハッピーエンドにするの、大好きです。
トト君の家は親が医者でお金があるとして、ロウマ君もほうれん草に付けた名前がヒットして、お金がある程度あったろうものの、アイスランドへ行く前に髪を切っていたのはドロップ君が髪を売ったと言っていた部分と繋がるんでしょう?
渡航費用の足しにするために切ったのでしょうか。
すると、ドロップ君がアイスランドから日本へ来たこととも繋がってきて、やっぱりお金が必要だったのかな?と思います。
ロウマ君の好きな女の子はチボリちゃんではないと劇中で本人が言っていたけれど、照れ隠しということもあるとしても、国際電話までかけて応援してくれた気の知れた親友への言葉っていうとただの好意よりは憧れみたいなものなのかと感じました。
クラスの人気者っていうのが、写真の件で「自分にはできない表現ができる人」みたいな。
ロウマ君がドローン探しやアイスランドへの旅で写真を撮っているのも、彼の目標とか夢がそういう表現をする方向に向いているのかと思われます。
だけど、物語を通じて成長する前のロウマ君は勇気がない。
インスタをやめたっていうのも、トト君が参考書を燃やした場面でまたやり直せるって言っていたのと繋がるような、自分で撮った写真を公開する、表現するってことを一度諦めてまたやり直す表現かと思うので、チボリちゃんは憧れとか目標で、単純に中学生がクラスの女の子を好きになったっていうのとは違うように思います。
そういうお話のいくつもの場面の繋がりとか表現しているものを想像しながら観るお話は、一度最後まで観て見えるものが全部見えてしまってから新しい視点でまた最初から観るとおもしろかったりします。
ホント、これは珍しく2回目、3回目と繰り返したい映画です。
Blu-rayビデオソフトが出たらきっと買うでしょう。
それから、山火事の犯人にっていうのをクラスの子が言わなくなったのをご都合主義だというレビューを見かけましたが、花火をしていた場所からドローンを追いかけたとしても徒歩なのでそれほど遠くへ移動できないし、火事を発見した場所から燃えていた場所まではだいぶ距離があるような映像でしたから、警察や消防が真面目に調査してホントに山火事の犯人にされることはないように思います。
また、髪を切る描写があったのは売るためだと想像できる内容ですから、売るために髪を伸ばす時間が数ヶ月もあったと思えばクラス内でのうわさ話がいつまでも残っていると考える方が不自然です。
ドロップ君が電話の相手を見事に突き止めてロウマ君のいる田舎へ引っ越してきたのは、「あんな公衆電話でどうして相手を特定できたの?」って謎に思っていますけれど、ドラマとして必要な要素ですから目をつぶります。
それほどご都合主義とも思いませんでしたよ、僕は。
声優陣と主題歌が良かっただけ
正直がっかりしました。
大好きな声優3名(花江さん、梶さん、村瀬さん)が出ると知り公開初日に行きましたが、期待外れでした。
ドロップがなんでアイスランドから日本に来たのか、ドロップはなんで死んだのか、そもそも本当に病気だったのか、山火事の放火犯と疑われて結構騒がれてたのになんでその疑いがあっさり晴れたのか、赤い電話ボックスに最後かけてきたのは誰か、その人はどうやって赤い電話ボックスの電話番号を知ったのか、結局ロウマはチボリちゃんのことが好きだったのか、そして高校生が2人きりでパスポートを取得しアイスランドまで行くってなにごと
トトは医者を目指すため東京の進学校に通っていてさらに塾にも通っているのに目的地が明確じゃないアイスランドに子供だけで行かせるような家庭じゃないのは言うまででもない。ロウマも同様。
自分自身高校生だからかもしれないが色々いやおかしいだろって思う部分が多かったです。
せっかく、声優陣も主題歌も良かったのに内容がごちゃごちゃすぎてて映画の前半の方で飽きてしまいすぐ席を立ちたいくらいでした。
後半の方になったら面白くなるかなと思いましたがさらに謎が増えるだけでした。
まぁアニメなので非現実的なのはわかりますが、あまりにもひどかったです。
監督さんが「スタンド・バイ・ミー」が好きだろう
正直完全にスタンド・バイ・ミー的なストーリー構成たったらまだ全然耐えられるけど、ぶっちゃけアイスランドの部分カットした方がいいんじゃないですかね……発生確率低いけど絶対ありえないでもないレベルのことは一作中1回や2回だったらまだ奇跡的で感動的になれるかもしれないけど、3回4回5回それ以上だったらそれはもうただの御都合主義というか投げやりですよ……そもそもいきなり出てくるドロップの掘り下げがろくにできてないところで話がトントン拍子で進みすぎて感動もクソもないです。ただついていけないです。なんとなくやりたいことはわかるけど脚本もうちょい説得力待たせるようにできないですかね?
あと、今のアニオリ映画って劇中歌を入れないとダメってルールになってるの?こうも毎回毎回ストーリー貧弱の誤魔化すとして出されててほんと勘弁してくださいよ……マジウザいしダサいよね。
悔いのない人生
東京から遠くない田舎で農家の1人息子ロウマは同級生となじめず、同じような存在のトトと2人でチーム、ドン・グリーズ、を作っていた。中学卒業後トトは医者になるため東京の高校に進み、ロウマは地元の高校でひとりぼっちになった。そんな時、アイスランドから日本にやって来た少年ドロップと気が合い、ドロップもドン・グリーズに入った。夏休み、みんなは大きな花火大会を観に行くが、3人は別でドローンを飛ばし、花火をしていたため、山火事の犯人とSNSでうわさされてしまった。ロウマたちは無実を証明するため、3人で消えたドローンを探しに行く、という話。
アイスランドのスペルはIcelandだと思ってたから違和感が有ったが、観賞後にググると、国名がIcelandで島の名前がislandなんだと知った。
山の中にポツンとある電話ボックス、って「風の電話」みたいだなぁ、って思った。
ドロップが死ぬ理由はわからなかったが、悔いのない人生を送るためのエールを感じた作品だった。
面白かったけど、人によっては
話は面白かったし、絵も演技も良かったと思います。
ただ、2時間という映画の中で登場人物が何度も大演説されると人によっては暑苦しいとか思ってしまうかも。テレビシリーズなら良かったとおもうのですが。
あとオチも許せるかどうか、かなり人によるかもです。わたしは映画なんだし、許せましたが(面白いと思いましたが)、人によっては、そんなことあるわけ無いだろうとか、拒絶反応しめしちゃうかも。
「偶然」と「奇跡」で紡がれる青春アニメの傑作!
賛否が分かれていますが、個人的には大傑作です!
もはや感動の嵐でした!
映画を観て、これでもか!というくらい涙が出てきたのは久しぶりですし、観た後に何時間も余韻に浸れたのはもっと久しぶりです!
TVアニメ「宇宙よりも遠い場所」(以下よりもい)を製作したチーム&いしづかあつこ監督が同じ製作チームでよりもいと同じく中高生の冒険ものをアニメ映画として製作した本作。
よりもいのチームが同じく「些細な事がきっかけで旅をする」冒険ものというジャンルで製作したというだけで期待値が高かったです。
今作も、よりもい以来の大傑作でした!
自分は思春期という、いわゆる10代の登場人物達が冒険をするスタンド・バイ・ミーのような映画が大好きです。
ただそれは、単にキャラクター達が旅をしているからという理由で面白いわけではありません。
大人になりきれていない未熟な子供たちが、旅を通じて自分達の抱えてるものに向き合って成長していく物語として非常に愛着が沸いてきます。
前作の「宇宙よりも遠い場所」でも、名作「スタンド・バイ・ミー」でも、旅のきっかけは些細なものです。
旅に出る理由だって曖昧でも良いんです。「どこかに旅をする」という行為そのものが、在り触れた日常から逸脱するものであり、何気ない日常を送ってるだけでは気がつけない何かが気付けるのだと思います。
今作でもそうでした。
主人公ロウマと幼馴染のトト、そしてアイスランドから来たドロップがそれぞれの思いや葛藤を胸に旅をしてる姿や成長していく姿が本当にいとおしいです。
ドロップに住んでいた国がアイスランドというのも素晴らしかった点です。
日本からアイスランドまでの距離は非常に遠いです。だからこそ、遠く離れていて普通は繋がらないはずのものが繋がることで、よりドラマチックに感じられました。
また、今作ではよくドロップが「宝物」というワードを発します。
旅をするだけではなく、今作は「自分にとっての宝物とは?」というのもテーマの一つなんだと思います。
ロウマもトトもそれに影響されて、「自分の宝物」とは何なのかをラストで答えを見付けているように思えました。
一つ惜しいと思った点は、ロウマとドロップが直接出会う場面が直接的に描かれていなかった事です。
ロウマやトトにとってドロップは自分達の人生観等を変えていく存在でもあるので、そこは細かく、かつドラマチックに描いてよかったと気がします。
今回はTVアニメではなく95分という比較的短めな映画として製作されてるので、ストーリー構成の緻密さや巧みさは「よりもい」の方が高いし、ぎこちないと思う場面もあります。
なのでよりもいのファンにとってはそこが賛否の分かれ目ですが、個人的にはそれがほとんど気にならない程の魅力...いや、その欠点すらも魅力と感じてしまうくらいこのアニメ映画が大好きです!
このレビューを書いてる今はまだ2022年は2月ですが、早くも今年ベスト級の傑作映画に出会えました!
観てない方、ぜひ観てください!
オススメです!!
「スタンド・バイ・ミー」的な・・普通の健全アニメ。最後少しだけ長かった。【ミニパンフ付録付き】
高校生世代の健全アニメ。
ただし10数人の客に高校生見当たらず。
健全すぎて、高校生あたりには厳しいかも。
最後は壮大な景色の映画だから、手間はかかっているが
ちょっと飽きてしまうかも
過不足なしのフツウのアニメ映画
命の儚さ、青年期に感じがちな閉塞感。そして
青年期だからこその壮大な解放感。
広大な自然。はてしのない大宇宙。
今見えてる星も、江戸時代だか平安時代、あるいはそれ以前の星の光
だから今あるかわからない。
アイスランド🇮🇸とアイルランド🇮🇪は渋いところついてくる。
ただイギリスが曇天の悪天候ばかりだから、緯度の高いアイスランド
実際には微妙だろう。
年代は違えど「スタンド・バイ・ミー」的な・・・
わかりやすい人物、ストーリーは良い。
指原莉乃のロンブーの淳は別に、他の声優でも良いような、本職が良いような・・
チョット「お母さん」の声ではないねぇ指原さん。
人の死は重大事なのだから、具体的な描写が少しあった方が良い。
「ワンピース」とか「呪術廻戦」よりは大人の見る映画。
そういやジジイのワイ。いまだに「ワンピース=ガチャガチャした画質 子供じみた展開」
に馴染めない。ジェネレーション・ギャップだねぇ。
日本航空、アイスランド大使館?推奨。旅に出る?残念、コロナ終わらないとね・・・
オマケの「ミニパンフ」は比較的上質。そこは良かった。
ただ、少し「哲学的」なんだよねぇ。良い作品ですよ、それは相違ない。小中学生でも大丈夫といえばそうだ。
「童・」のセリフ除いて・・・
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