「×死なない〇死ねない」ハロウィン KILLS Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
×死なない〇死ねない
ハロウィンシリーズ
アメリカのスラッシャー(殺人鬼)映画の名物シリーズ
主人公のマイケル・マイヤーズが幼い頃に姉のジュディス・マイヤーズを
殺害した罪で療養所に収容されていたが15年後彼は脱走
架空の町ハドンフィールドの人々をストーキングして
独特な白いマスクをかぶりハロウィンの夜に殺害を繰り返す
一作目は1978年に公開されジョン・カーペンターが監督を務めた
作ごとに世界観が繋がっていたり独立していたりしたが
2018年に上映されたリメイクは第一作からの続編とされ
今作はこれの続編にあたる
感想としては
あんまり熱心に見てこなかったジャンルなので
前作も予習で観たものの
あーザッパザッパ殺して回るやつですねという
印象以上をなかなか得られませんでした
長年のファンの為に作られている感じは受けましたが
なんか画面の奥底にマイケルを自由に動かせない
がんじがらめ感があった気がします
ゲームなら不死身の敵を出しても自力で逃げろ
という命題を与えてハラハラさせる事が出来ますが
映画となるとどうしても殺されるためだけに出てくる
ハドンフィールドの住民にだんだんウンザリしてきます
お約束なんでしょうけど繰り返しすぎで
前作からあまりに変わらな過ぎ
マイケルに間違えられた男も急に出てきた感じだし
皆の心の中にマイケルはおるんだ的なまとめ方も
今更なんだという感じがしました(笑)
こないだのブレードランナーでもそうでしたが
ジャンルを切り開いた作品の続編はそれらの
フォロワーとして様々な作品を観てきた観客に
新鮮さを与えるのは相当難しいと思います
これは仕方がないとこあると思います
ネームバリューで企画が
持ち上がるのでしょうが
何があっても死なないマイケル
結局死ねないのかもしれません