「良い映画」ハロウィン KILLS stoneageさんの映画レビュー(感想・評価)
良い映画
『悪魔のいけにえ』は別格として、ジェイソンやマイケルといった、いわゆる"ブギーマン"と呼ばれる白い被り物をしている殺人鬼が出て来るホラーって、昔からあんまり好きじゃないんですよねぇ…。
なぜか?
…全然怖くないから…(笑)
ほとんどの作品が、暗闇から出て来て"ワッ!"ですもんね…笑
昔から、子供心に「アホかっ!」て思ってました…毎度毎度ワンパターンで(笑)
で、この作品なんですが…。
見事!王道な作りを継承なさってます。笑
しかし!
今回の作品、意外と楽しめてしまいました!…色々と(笑)
なかなかナイスな"B級乗り"と言いますか、なかなか分かりやすい展開の物語に、90分間全く飽きませんでした(笑)
そして、今回観ていてちょっとした発見があったんですが、意外にマイケル君、全国区のスターでは無くて、なんかせいぜい"梅田1丁目2丁目"界隈ぐらいの世界で暴れてたんやなと…。「3丁目のマイケル君」と言えば、この町内ではちょっとした有名人…みたいな乗りの物語やったんやなという事が、今回(個人的に)初めて判明いたしました(笑)
もちろん、地域住民の方々は、町にそんな"キチ○イ"はおいておけんと、鉄砲やらバット片手に町ぐるみでマイケル君を追い込んで、私刑したりするんですが、もちろん返り討ちにあいます(笑)…でも、一度は仕留めたか?と思わせるあたり、なかなか憎い演出をされます、この監督さんは(笑)
ちなみに、ジェイミー・リー・カーティスは、今回ほとんど病院の中で、ひとりわめいていただけでした(傷口がまた開いてしまうとか、「あららぁ…」という感じでしたけどね)…意外にもマイケル君と対峙する事なく、作品は終了しました。
しかし、その分、今回は娘や孫娘が活躍していましたね。娘に至っては、マイケル君がまだいるかも知れない家へ、ほぼノーガードで飛び込んで行き、見事昇天なさっていました…準主役級なのに大丈夫か!?と思いましたが、もう次作には出たくなかったのかも知れません…そんな死にっぷりでした(笑)
*ロッテントマトの評価は39%と恐ろしく低いですが(2021年11月1日現在)、今作は1978年のオリジナル版に出ていた出演者が数多く出ており、それぞれ見せ場があり、面白かったと思います。ファンには堪らないと思います。