嘘喰いのレビュー・感想・評価
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ハラハラ クスッもある怖くない楽しい作品!
オープニングのシーンが綺麗で すぐに惹き込まれました。
銃を向けられても 動じず死を受け入れる様の貘は何者?となりました。
映画化のお知らせを受けて 原作読み始めました。
お金儲けが目的のなんでもありの話かと思ったら違ってた 貘なりの正義がありそうとなり 興味が出ました。凄い凄いバトルでエッ!エッ!となりますが 貘に嘘を喰われる人も 悪だけかと思ったら そうなるまでの理由があって 貘が見つけた嘘は 人の弱さや哀しみや憤り 後悔の裏返しなのかなと、肯定する事は出来ないけれど その心情を思うことは出来ました。1/4程読んだ感想です。
自分達が実写化する意味を考え 人間味のある貘を作ったと言うお話を聞きましたが それは原作から感じられる事だと思いました。
映画は スピーディーでハラハラ ドキドキもあり
横浜流星さんの貘は 飄々として チャーミングで クスッと出来て 優しくて、でも目的を持ち 本気の覚悟を決めている何ともいえない強さがあり 凄く魅力的に素敵に表現されていると思います。
梶がついていきたいと思う気持ちわかります。怖いけど楽しそうだと思えるんだろうな。いい感じのバディです。
ほかのキャストの方々も本当に素敵で 迫力がありました。
組長の蘭子は 映画では キュートな感じの時もあり 貘とのシーン可愛かったですよ。
タネも喰ってる?
日本の政財界や裏社会を支配する会員制ギャンブル組織「賭郎」に干されて会員資格を剥奪されたギャンブルの天才が、再び賭郎に絡んで行く話。
お屋形様との命を賭けた勝負に敗れるも、命をとるのは一旦保留され、会員資格を剥奪されて離島に居た主人公が、賭郎で荒ら稼ぎをする元科学者の話を聞きつけて、一丁噛みしていくストーリー。
原作は未読で知識は無いながら、嘘=イカサマを見抜く天才ギャンブラーなので「嘘喰い」と聞いていたいたけれど、冒頭の3年前の件でいきなりギャンブラー作品として出鼻をくじかれた。
というかポカーン(゚Д゚)互いにこれが有りなら最早ギャンブル勝負じゃなくない?
そしてチンチロもちょっとムリがあるし、テキサスホールデムでブラフ云々じゃなくただの手札勝負って…ルーレットみたいな駆け引きは面白いと思うけど。
訳の判らない一方的サバゲー擬きも???そして立会人ってどんな立場の誰なのよ?
まあ、マンガ原作だからある程度は仕方ないのかも知れないけれど、こういうのは駆け引きや思考の愉しさとかスリリングさががなきゃね。
白石麻衣のヘンテコやさぐれ口調の言わされてる感は、作品としてはダメなんだろうけど微笑ましかったw
わかりやすくて面白い
色々展開が早いですがわかりやすくて面白かったので初めての方でも楽しめるのではと思います。
口コミを読ませていただいて原作がある事を知ったので、原作も読んでみたいと思いました。
原作が良くて、映画がサラッとネタバレみたいに全てをみせちゃうと本当にもったいないなーとがっかりする気持ち分かります。
でも私は原作を知らずに観て、驚いたり、気になってたけどやっぱりね、そうくるかーと思うところも沢山あったので、漫画は相当面白そうと期待できます。
何より、横浜流星さんと、三浦翔平さんの演技が素晴らしいので、単純なやりとりもとても入り込んで観ることができます。
佐野勇斗さんももちろんですが、櫻井海音さんのミステリアスさと野村祐希さんのキュートさが次もあるのかなーと期待してなりません。
何だかんだで、白石さんが良いのかも
最近、上映前の予告編の終盤に『余命10年』の予告が流れるんですよね。
原作を読んでいるせいか、何回観ても目がうるっとしちゃうの。
だから、最近観た映画は、『余命10年』の予告の余韻を引きずりながら鑑賞していました。
だけど、この映画はオープニングがカッコ良くて、一気に映画の世界観に引き込まれましたよ。
そして、そこからの展開がスピーディーで、飽きずに楽しめるんですよね。
その中で、横浜さん演じた獏の茶目っ気有る感じや、佐野さん演じた梶の人の良さそうな感じが出ていて、二人を応援したくなってくるんです。
ただ、この映画のクライマックスの敵の佐田国が、元が善良な化学者なので、どっちにも負けて欲しくなくなっちゃうんですよね。
なので、最後は胸くそ悪くなりそうなのですが、そこまでではなかったの。
なんでか考えたんですけど、多分蘭子を演じた白石さんが、一貫して浮いた存在感で演じてくれたから、この漫画の様な世界観の映画に残るリアリティを完全に打ち消してくれたんだと思うんです。
もっとシリアスな演技されたら、結構胸くそ悪い映画になっていたんじゃないかな。
原作を知らない私は、この映画を楽しめました。
個人的メモ・・・助手の女性は結城モエさん
斑目貘を見にいこう
この手のジャンル本来なら苦手です。はい、役者ファンなので観に行きました。なんなら漫画も途中まで買いましたよ。
原作ファンの方が言いたい事はよくわかります。よく見てきました、実写化した行く末を。
私は、そこまで漫画にのめり込んでいないので、斑目貘が動いてる!あんな感じよ、実際居なさそうなキャラだけど、きっとあんな感じよ、というか貘だよ!と。梶君もあんな感じ!居そう!と。
たぶんですよ、漫画まんまの濃いビジュアルでクセ強キャラだったら…胸焼けしてると思う。
あの軽〜い絶妙な感じの貘が飄々と勝負に勝つ感じに心地よさ感じました。ハングマンは見応えありで面白かったです。
周りを固めるキャラクターもみな良かったです…思う所はありますがね…
本郷奏多さんはさすが、なんでもハマるというか、本郷奏多なら有りと思わされる説得力があってあっぱれ。
村上さんの夜行さんとしての存在感も何だか安心感があってよかったです。
2時間でエンタメ性を持たせて映画にする。その意味では成立しているのでは⁈
本当ならドラマでじっくり見たいかな、とも思いました。
白石麻衣がいい
《カイジ》は藤原竜也、《賭けグルイ》は浜辺美波とギャンブル系の映画やると主演に力がないと大変なんだよね。だから予告編が流れ始めたときは「主演、どうすんの?」と思ったら横浜流星だった。これはいける! 助演に佐野勇斗、本郷奏多もいるし。
その中に白石麻衣だからシンドいじゃないかなと思って観たの。でも良かったね。役のキャラクターもあると思うんだけど、はまってた。白石麻衣と横浜流星が絡むシーンは面白かった。そこが一番良かったかな。
話はじゃっかん今ひとつなところあるの。
オープニングの『上空を飛行機が飛ぶかどうか』で、横浜流星が雇ったチャーター機の人が殺されて終わりなんだよね。「それだけ?」って思ったね。長年準備した勝負にプランBすらないのかって。
そこからの色んな勝負も『逆転、逆手また逆転』っていう感じじゃなくて、『横浜流星こまった……と思ったら、なんとかなった』だけだから、「どうせ、なんとかなるんでしょ」と思って観ちゃうの。
最後の勝負だけは仕掛けがなかなか分からなくて、最後に「なるほど、そういうことか」となったから、ちょっと良かったよ。
四人そろって『さあ、屋形さまに挑戦』ってところで終わりにしてるから、続編あるね。興行的に厳しそうな匂いがしてるから、続編も厳しそうだけど、なんとか作って欲しいな。
原作ファンはガッカリ
原作の大ファンです。
脚本が本当に酷かったです。原作のシーンをいくつか切り貼りしただけで、原作とは別作品という印象を受けました。全くの別物として観るとしても、島で情報提供した男性は何者?蘭子のカジノで貘が既に佐田国のイカサマをほぼ見抜いていた理由は?なぜ貘はロデムだけを救いに森に戻った?なぜマルコを仲間にした?貘のお腹の傷は?貘と蘭子の関係は?そもそも「嘘喰い」って?賭郎の会員権に皆が拘る理由は?なぜ屋形越えを目指すのか?などなど…かなりよくわからない部分が多いです。原作を読んでいたから一部は脳内補完出来ましたが、原作未読の方はより一層意味不明だったのでは。
vs九重太郎編は特に酷かったです。原作で描かれていた、命を賭けている状況下で一瞬で高度な知略を巡らせる貘の魅力が皆無でした。映画では、高校生でも思い付きそうなトリックばかり…。録音した音声を流して敵を誘い出すくだりはホームアローンみたいでした。
vs佐田国編は設定の違いはあるものの、途中までは佐田国役の迫力もあり良かったと思います。しかし、相手の嘘を見抜いた上で逆手に取る=「嘘喰い」なのに、貘が急にカードを伏せて「さぁ引け」と言い出したのは本当にガッカリでした。原作では梶にそれを提案されて、それでは運任せになってしまうと否定しているのに…。原作では貘の人間離れした観察眼と知略で佐田国に完璧に勝ちましたが、映画では「何故か相手のイカサマを見抜いていた貘が運も味方して勝った」という印象です。佐田国は原作と同じく勝負に負けて吊られましたが、貘が「殺しはしない」と発言したシーンがあったので、幸せだった過去を想起しながら殺されていく佐田国の感動的描写に矛盾を感じました。イカれたテロリストの最期の嘘まで看破して倒す原作とは大きく違いますね…。助手の女性が一緒に吊られたのも意味がわからなくて可哀想。佐田国も助手も賭事以外に何か悪い事をしたのでしょうか?
蘭子から九重太郎の情報を得たシーンから察するにマルコを仲間にしたのは偶然のようでしたし(戦力としてではなく単に可哀想だったから(?))、最初の屋形越えについてもシンプルに貘が負けたことになっていましたので、原作のような貘の桁外れの知略の描写は全くありません。(原作ではどちらも貘の計画の内でした。)そこが嘘喰いという作品の醍醐味の一つだと思いますので、正直それも残念です。
完全オリジナルとしても楽しめなかったですし、原作ファンとしては本当にガッカリでした。キャストのビジュアルだけは原作そのままで良かったです。
監督と蘭子以外は満点
キャストのキャラ再現度がめちゃめちゃ高くて最高。蘭子の演技が下手(可愛い)。
セットもよかったし、主演はハマり役。
佐田國のオリジナル設定のせいで、ハングマンに吊られる時に無様に「死にたくない」という場面に対して漠さんが「大嘘つきだね」っていう所がない。何故か佐田國がそっと死を受け入れたのはなんか違う気がした。
オリジナリティを受け入れられるなら原作ファンは楽しめる。
いかにも劇画実写化的な作品
カイジにも似てるが流星のイケメン無敵キャラで相手もプロのヤクザもん 原作は知らないが小心的な弟子入りした彼と救出したペアが今後どの様な展開を見せるのか続編に期待 ただラストのババ抜きは迫力に欠け長過ぎ生死をかけるならもっと‼️白石は女優まして この役には不向き売り出したいのは分かるが?
ドラマで観たい、もったいない作品
前々から観ようと思っていた作品ですが、公開直後にYouTubeで酷評されていたので恐る恐る鑑賞したのですが、結果としてそんな事はなかったかなと思いました(しばらく原作を読んでいなかったからでしょうか、いろいろとツッコまれている部分はそんなに気になりませんでした)
特に白石麻衣さんが演じている蘭子がどうのと言われているみたいですが、クセの強い作品の中でも特に曲者で、敵ではないが味方とも言えない役を演じるのはさぞ苦心しただろうと思います。
貘と蘭子の絡みについては実写ならあれもありだと思います。リアル世界で貘さんが存在したらモテない訳がないし、実写にするのであれば、ああいう絡みの方が自然かなと思います。
こういうのもネットドラマなどで長尺にしてくれれば白石版蘭子のキャラがだんだんと作品に馴染んでくるのだろうに…と思いました。
窮屈な脚本となってしまい、マルコの出番が少なく、消化不良な部分もありました。つくづくドラマだったらなあとか、映画では尺が短いなあとか、非常にもったいなく感じました。
あと邦画全般の課題ですが、ロデムのアクションシーンをなんとかしてもっと見栄え良くもらいたかったです。
レッドカード
こういう作品の公開に断固抗議します!
また、白石麻衣さんは美人だから起用されているんでしょうが、もう少し演技を学んでから出演していただきたい。日活ロマンポルノの女優さん以下のレベルでしたよ!
原作知りませんでしたが
たまたま観た映画でしたが面白かったです。主演の横浜さんはカリスマ性のある俳優さんですね。惹きつけられました。
鑑賞後に漫画の実写化と知り読みたくなりましたね。今日は面白い映画と漫画を知り得した気分になりました。
横浜流星と言う希望
3年前、巨大組織「賭郎」の当主にギャンブル勝負を挑み敗れ島に追放された貘は、新たな挑戦者の情報を聞き街に舞い戻り…。
映像化と原作は別と常日頃思っているが改変要素が悉く好きになれない。ただ横浜流星の獏の格好良さは振り切っていて決め台詞をつい言いたくなるレベルでした。
面白いけど補足が必要! 楽しくツッコミながらネタバレレビューします
あまりハードルを上げずに観たためか、おおむね楽しみながら見ることができました。
嘘喰いの雰囲気を実写で表現するのは難しいので、よく頑張ったのではないでしょうか?
役者さんは、横浜流星さんの表現力が素晴らしかったし、白石麻衣さんは役柄が難しかったと思いますが頑張っていましたね。
ただ、いろいろとツッコミや「そうじゃないでしょ!」という点もあったので、下記ネタバレレビューとして参考にしてください。原作の内容についてもたっぷり触れてますので注意。
●屋形越えの獏さんがしょぼすぎる
獏が500億円を持ち込んで挑んだ館越え。時間内に上空を飛行機が飛ぶかを賭けますが、獏の策はチンピラ二人にセスナを飛ばしてもらうという、なんともお粗末なものオンリー!えぇっ?しかも1000万円ぽっちで雇ったの?そりゃ失敗するわー。
原作では、ナレーションで「獏はありとあらゆる手段を用意していた」的な言葉があり、チンピラセスナ号には触れられていません。絶対もっとマンパワーとお金をかけて入念に執拗に準備したでしょうに。
さらに、原作で獏は負けた時にカリカリ梅を食べながらひっそり意味深な笑みを浮かべます。映画では泣いておしまい。
個人的には、映画の最後はハンカチ落としのくだりではなく、館越え敗北後に笑っている獏を映したほうが、次回作にも繋がりそうで良かったのでは、と思います(次回作期待しています)。
●鞍馬蘭子がしょぼい(白石麻衣さんじゃないよ)
蘭子がすごい小物設定でした。組長かつ裏カジノオーナーで5億円が全財産ってのも厳しいし、佐田国にポーカーでボコられるのもなんだか切なかったです。
コメディ要素を入れて話に抑揚をつけるのは、観客を飽きさせないために必要かもなのでコメントはしませんが、もともと完全な仲間キャラではないので、せめて、裏切るかもしれない不敵な美女設定としてなんとか脚本できなかったのでしょうか。
白石麻衣さんはそもそもキャストミスというか、蘭子イメージとの乖離がある中で、彼女なりに頑張ったと思います。
●佐田国がいい人やん
映画のラスボス立ち位置の佐田国は、狂気のマッドサイエンティストになっていました。善良な研究者だったが政財界の期待に背いたため、研究所ごと爆破されてしまう。その復讐?(詳しくは忘れました)として賭郎会員を襲って金を集めている・・・。という設定、要らないかもしれないですね。
劇場では、ハングマンで吊るされる残酷描写を映しにくいので、最後に獏に化けの皮を剝がされる演出ができずにこういうキャラにしたのかもしれませんので、そこは飲み込みました。
でもそれなら佐田国死ななくてもいいのでは?
獏が人主を募った結果、20億円ぴったりになっていましたが、原作では佐田国10億円に対し獏は25億円集めます。「今度はそっちのお金が足りなくなったんじゃない~?」みたいなセリフが好きなんですが飛ばされちゃいました。
なので、ちゃんと20億円持ってきてる佐田国は負けてもハングマンしなくていいじゃん、と思いました。
ちなみにハングマン決行直前に、獏が佐田国を呼び止めますが、懐かしき頃の写真を見せて終わり。なんだかサイコパスみを感じますね。
●ハングマンの獏が小物っぽい
命を懸けたバトルのハングマン。獏は敗北直前になって勝利の手がかりを見つけますが、原作ではもっと序盤からいろいろ検証を重ねています。わざと長考して1分の時間制限を設けさせ、さらにラスト10秒が暗闇タイムになるように調整し、50秒間を体でカードを隠したのちに暗闇タイムで佐田国がババを引くように「カードをずらす」といった描写が欲しかったなー。あとウィーンガシャンじゃんけんも見たかった。
映画では普通に見てれば佐田国の目が見えないことは推測できるので、カードを覗き見るシーンをさらっとやっていたのは良かったです(たっぷり尺を使って「何が起こっているんだ?!?!」としていたらクサかった気がします)。
しかしながら横浜流星さんの「見るまでもない!」は素晴らしかった。私はあそこが一番の盛り上がりでした。
●マルコがんばれ
マルコは途中で仲間になったけど、佐田国戦では全く関与しませんでした。原作通り佐田国が革命家だったら、裏でミサイル発射を画策している工作員と阻止するマルコを描けましたが、ここは尺の都合上しかたなし。次回作のマルコに期待します。
森の戦闘描写は、よく描いていたと思います。さすがに実写で音速みたいな動きするのは難しそうなのでこれで良いかと。
●ハンカチ落としは小学生の遊びではない!!
原作を読んでいたら、屋形越えのテーマとしてハンカチ落としがどれだけ相応しいのかが分かります。號奪戦が描かれていないのでそこは仕方ないですが、「小学生みたいでサイコー」とは言っちゃだめです。ゼッタイ。
●その他羅列
・序盤の島の描写は映画オリジナル。謎チンチロ勝負は要らなかったかなー・・・。ラーメン分け合ったおっちゃんは誰だろ??
・目蒲立会人はもっと悪役に寄ってほしかった。原作通りに佐田国のイカサマに加担する→バレて一緒にハングマン、ON!で。女性研究者はただただかわいそうでした。
・佐田国に闇の世界を教えた謎のコンサルタント(オリジナルキャラ)が怪しすぎる。昼間の病院にあんなのいちゃダメでしょー。
●良かったところもいろいろ
・横浜流星さんの演技が素晴らしかったです。ありがとうございます。
・カジちゃんもイメージ通りで良かったです。ありがとうございます。
・マルコと夜行さんが超かっこよかったです。夜行さんはもう少し線の細いイメージでしたが、こちらのがっちり夜行さんもアリです。
・なんだかんだ言って15年くらい前から好きだったコンテンツが映画化されて、動いてる場面を見るのは感動モノです。ハングマンのセットが重々しくて見てて心拍数上がりました。
次回作お願いします!ラビリンスかなー。
コミックの映画化にしては成功よね
蘭子とマルコの配役は違和感ありあり。最初は横浜流星も嘘喰いに見えなかった。けど、それを観てるうちにカバーする横浜流星は凄いのかも。
夜行さんはもっとカッコ良く闘ってほしい。
病室シーンを入れることで、佐田国のトリック分かりやすすぎる!あと、佐田国のテロリスト設定を薄めたのは、尺的に仕方なかったのか…。
原作未読なら楽しめるのかも、、、全体的な違和感に勝てませんでした。
私は原作既読です。
公開前から怪しい情報(ハーモニカ、「嘘つくと、死ぬよ。」 etc.)が出回っていたのでハードルはかなり下げたつもりでしたが、それでもかなり厳しかったです。
原作はアクションの「暴」と頭脳戦の「知」の二本柱が魅力ですが、映画ではどちらも楽しめませんでした。
「暴」はそもそも場面数が少なく、ロデム戦と夜行vs目蒲の2場面のみです(Q大郎の兵士との戦闘はダイジェスト気味でアクションはほぼないです)。
ロデム戦は、ロデムの動きが凄く緩慢で...あれを人間兵器だの奥の手だの言われても説得力がなかったです。割とあっさり倒せてしまいますし。
夜行vs目蒲の殺陣は悪くなかったですが、場面自体がすごく短いです。また目蒲が一方的にやられておしまいです。
「知」は原作通りの箇所は当然問題ないのですが、オリジナル/改変部分が...(しかも結構多い)
獏1回目の屋形越えから始まりますが、用意した策がセスナ1台というのはちょっと...原作では意図的に負けたような節があったと思いますが、映画では先述の策で本気で勝つつもりだったように見えます。
オリジナルのチンチロ(擬き)もそのイカサマ対策はさすがに物理的にどうかと...そもそもどういうルールのギャンブル(劇中描写だと親がサイコロ3つのゾロ目を出さないと負け)?
ルーレットの件も勝ち方は同じでもそこに至るまでのプロセスが変わっていたと思います。36マスに対して37枚とか36枚とか賭けるのは必要あったのかな?原作通り、35枚賭けを続ける方が理に適っていると感じました。
森(原作では廃ビル)脱出では、兵士の倒し方がワンパターンで、それも特別頭脳的な手段とは言い難く...そもそも爆弾解除が勝利条件だったと思ったのですが、爆弾解除後にロデムと戦うことになったのは「?」でした。
佐田国戦のハングマンは(ギャンブルの部分は)原作通りです。この部分は良かったです。
では、「暴」と「知」以外に何があったのか。それは「人間ドラマ」でした。(恐らく)その為に多くのキャラ設定が変更されています。
梶は賭郎会員になることを拒否して、(一度)獏の元から離れます。
佐田国はテロリストではなく、悲しい過去を持つ悲劇の科学者になります。過去の復讐のために賭郎に入会し、世界平和の為に屋形越えを目指しています。
そして、鞍馬蘭子は獏に恋愛感情を持っていることになり、獏のお願いを割となんでも聞いてしまいます。
このような原作にはない、原作とは異なる設定に基づくドラマが本映画の大部分を占めます。
これに起因する違和感、そもそも嘘喰いにそういった場面を多くは求めていない点(、そしてその人間ドラマが正直安っぽい点)が私が低評価をつけた理由になります。
台本の出来としては星0.5なのですが、星1つ足している理由は横浜流星さんです。
セリフ回しなどの演者側ではどうしようもない部分で違和感を感じる部分はあったとはいえ、それでも全編を通して獏を感じさせる立ち居振る舞いはこの映画の数少ない見どころです。
俳優さんに疎いため演技を見たのは本作が初めてですが、少しファンになりました。
あとは設定は大きく変わっていたとはいえ、三浦さんの佐田国は、原作(初期)の強者感は出ていて好印象でした。
(それ以外のメインキャラは...ビジュアルはしっくり来ていた方が多かっただけに残念です。)
こうして纏めてみると、私が細かいところを気にしすぎな気がしますね...
そういった意味では原作未読の方は、違和感なく楽しめるのではないでしょうか。
原作既読の方は、二次創作だと思って大らかな気持ちで観れば、狭量な私が見つけられなかったいい部分が見つかるかもしれません。
以上、長文失礼しました。
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