「予告よりもシリアスだった」異動辞令は音楽隊! トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
予告よりもシリアスだった
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本作はベテラン刑事が高齢者のアポ電強盗事件に
対してかなり強引な捜査をおこなったため
音楽隊に異動させられてしまい
そこでもう一度やり直すというヒューマンドラマ
予告で観たよりも
そこそこシリアスなシーンが多く
音楽隊のファンであるおばあちゃんが死んでしまうシーンもある
個人的には最初に描かれているアポ電強盗シーンの被害者も
死んだと思っていたが、ほかの高齢者は生きていたんだな
なんというか、本作はいろいろな要素を詰め込みすぎているのかな
母親がボケている要素はべつに作品にはそこまで関係なかった
主人公がアポ電強盗事件に対して熱心になるのは
自分の母親が被害者になりかねないのが理由なのかもしれないが
ちょっと感情的になりすぎている感じがする
作品のなかで
仕事のコンプライアンス、ボケた母親の介護、娘との関係、シングルマザーなど
いろいろ要素を詰め込んでいる感じがして
前半はなんかちょっと、重苦しい場面が多く
後半がそれが解決するという部分もそこまでなかった
アポ電強盗事件の主犯は見た目は普通の老人っぽいのに
ムダに強くて、確保することに手間取っていることや
コンプライアンスにこだわる坂本が
終盤でコンプライアンスを違反することをよしとしたことが
最後にスッキリしない理由だと思う
予告よりも重苦しい作品だったので
評価が分かれるかもしれない
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