THE MOLE(ザ・モール)のレビュー・感想・評価
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全てが規格外…
一般人がドキュメンタリー映画を撮るために北朝鮮相手に10年掛かりでスパイ行為する。北朝鮮、スペイン、中国、ウガンダ、ヨルダンと各国にまたがり、次々と要人と会い、麻薬や武器製造が可能である、またビジネスとして北朝鮮が巧妙に実施していることが明らかになる。隠しカメラやマイクでバッチリ映っており、毎回命懸けではあるのだが、あまり緊張感は伝わらず、ごく自然なのが、完全に信頼されている証拠。10年間妻にもスパイ行為をひた隠しにしてきた、喪失感、達成感、様々な思いが込み上げてくる。諜報機関も驚くべき内容ではないだろうか。
今や皮肉としてしか使えない言葉 →「地上の楽園」
ミリヲタの妄想、そのまんまの内容ですよ。だから、逆に嘘くささもあったりするんですけどw
フェイク無しだとすれば、これを劇場映画として一般に公開するなんて衝撃以外の何物でもありません。
よくもまぁ、今の日本で、コレ公開まで持ち込めましたね?って、素直に驚いています。
みずぼらしい工場の地下に豪華な接待会場。
スカッドミサイルまである武器カタログ。
中国からの借金まみれになっているアフリカの国に建造する秘密の工場。
人道支援物資を運んだ復路を使う密輸。
第三国を経由する三角取引。
ロシアから迂回を繰り返して原油を北朝鮮に届ける。
麻薬取引。
今年だけでも。
アデン湾で武器を満載した不審船が米海軍に捕らえられること2回。
中国は「九段線」内を航行するすべての船舶のGPSを切る措置を発表。
日本の国会議員が政府へ、Covid-19ワクチンを北朝鮮に無償提供する等、人道支援を要求。
日本海へのミサイル発射。
まぁ、「映画の内容につながる」と言うか、「リアルに実演中です」と言うか。
日本の裏社会潜入ものが見たいけど。
命が幾つあっても足りないですよね。
"リアル?フェイク?"な映画
観終わったあと、この作品は本当にノンフィクションだったのか?…なんて考えてしまいました。
北朝鮮のとあるスラム街の地下には超高級な会議場?レストラン?があったり、アフリカに武器工場と麻薬工場なんて(しかも、リゾートホテルの地下に!)…ほんと007みたいなお話。あと、アレハンドロとか北朝鮮側の人間も、なんか妙に役者臭いし…笑
まあ、それでも楽しめましたよ、この作品。
この監督が北朝鮮への出入り禁止になったという作品も観たくなってきました(笑)
理屈抜きに秀逸
BS プレミアム(NHK)でのドキュメンタリー鑑賞。
ザ・モールという映画と知らず観てました。
(厳密には異なる作品ですが)
鑑賞途中、入り込み過ぎて息が苦しくなりました…。
ちょっと、どこまでやるのー!
本当に危ないからやめてー!
主人公の身の上、心配し過ぎて最後泣きました。見終わった後も余韻が残り、監督など調べたら「誰がハマーショルドを殺したか?」の監督だったことに気づき、びっくりしました。
こうした暴露によって、
少しでもより良い世界になるよう、
たくさんの人に見てもらいたい作品。
どんな映画を見るよりも、
切実で迫力満点でした。
理屈抜きに、秀逸としか言えない。
10年にわたる危険、犠牲に星5しかない
何とも不快な気分になる。主人公、モール(英語でスパイ) のメッセージ映像の言葉通り、how evil North Korea is であり、ヨーロッパや世界各地にある得体の知れない北朝鮮支援団体、無職の人貧しい人が何かを求めて集うようだし、日本では北朝鮮は普通に旅行先とは考えられていないがヨーロッパではツアー旅行先と認知されていると何かで読んだこともある。多分格安旅行なのか、アジアということで深く考えないのか、もしかしたらこの映画で初めて知った北朝鮮支援団体などの宣伝もあるのかもしれない。
モールはどのように家族をあざむき10年もバレずに活動したのか、ここまでする動機は、、でも全体主義に対する嫌悪憎悪子どもの頃から私も強く感じるので普通の目立たない生活者が映画監督と、好事家の男と引き寄せらように出会い危険と背中あわせのスパイ活動潜入活動をし映画となり私たちが観ることができる、なんというこの世の中の不思議なことか。ウガンダの無人島ではなく人が住む島を買う、とか、北朝鮮のevil に乗っかるアフリカ人アラブ人、スペインの没落貴族労働者この人もスペインではどうにもならん人で、北朝鮮支援団体に集う失業者と同じく北朝鮮楽園に居場所、よりどころを見出しているのだろう。ヨーロッパの団体参加の方がみな素顔を出しネット動画やテレビに出たりしているところもすごい。北朝鮮とその周りで利用し利権を持とうとする人たち、国がらみなところもあり、本当に気分悪い知らぬよりはやはり知っていた方が良いと思う。
ドキュメンタリー?
なんだか
ものすごいものを観ちゃったなぁ
というのが、鑑賞直後の正直な感想
10年間にも及ぶ
命と人生をかけたスパイ活動
アフリカの島ごと買い取って
武器工場を作るとは
スパイ映画さながらの計画が
現実にも起こり得るとは驚きだ
でも…
北朝鮮の闇には興味はあるけれど
ちょっとやり過ぎなのでは?
という気もする
それが後味の悪さなのかな?
スパイとして潜入した2人の行動は危険過ぎるし、
この先の身の安全は確保されるのか?
騙された人達は北朝鮮で処刑されないのか?
アフリカの島の住民達は、病院を作るとの説明が実は嘘だったとわかって納得できるのか?
映画制作のために
人の生死や生活まで巻き込んでしまうとは…
これってもう、一線を越えてしまってないですか?
これはドキュメンタリーなのかな?
007 奴らの鼻を明かせ!(無免許)
カーチェイスも銃撃戦もないけれど
本物のスリルがここにある
北朝鮮最大の外貨獲得手段の一端を白日の下に晒す
その手口とブラックマーケットへのアクセス 功を急いで隙だらけの武器商人とブローカーなど 顔出し実名でグイグイ迫る
「北朝鮮政府の大物」と、うそぶくスペイン人協力者の憐れが失笑を誘う
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