アリスとテレスのまぼろし工場のレビュー・感想・評価
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痛いは、居たい。なんだよ
久しぶりの岡田麿里作品てこともあって楽しみにしてました!
変化をしてはいけない世界、何も変化しない、季節や年齢さえも変化しない街で起こる少年少女達の青春?ストーリー。
変化してはいけないこの世界で恋をしてしまい、でもそれは心の変化で、それは許されないことで、でもその衝動は抑えられなくて…
現実と非現実、大人と子供、変化を望むものと望まないもの。いろんなものが対比として描かれていて面白かったですね!
ただ深く考えすぎると、こっちではこうだけど現実ではああで、ってアレ??ってなっちゃいますねw
てかよくこんなストーリー思いつきますね!主題歌も良かった!!
岡田麿里作品にハズレなし!ですね(^o^)
臓腑の底から腹パンのような衝撃を味わう体験
表面上はよくあるタイプのジュブナイル作品だが、見せようとしているものは他作品と全く異なる。
純度の高いマリーの搾り汁。
それを食べやすく調理しないまま、素材の味を存分に活かしてお出ししてくるという…。
人の心の不条理や汚い部分も容赦なく描写するので、合わない人には全く合わないだろう。表層をなぞるだけでは登場人物の行動もおそらく理解できない。(脚本の粗っぽさも一因ではあるが)
わかりやすくカタルシスが得られるような、涙腺を激しく刺激するようなシーンもないので、気安くオススメはし難い作品。しかし、ドロドロと渦巻く感情の応酬は、他では味わえない体験になるだろう。
ハイライトは間違いなく最終盤の、睦美→五実に放つトンデモない台詞。メインディッシュにこんなもんブチ込むマリーの根性よ。これを痛快と思えてしまう人はきっとロクでもない変態である。笑
意外と評価されてるのがちょっと嬉しかったので、慣れないレビューを書いてみた。
奇想天外なファンタジーだけど状況がわかりやすい
普通作。理解容易にして難解。アリストテレスというより、アインシュタインもビックリの時空難解。
コレ題名 アリストテレスから❓誰か教えてください
俺は匂いを嗅ぎ取ったよ
①原作漫画無し②テレビアニメ無し コレ絶対空いてるよって
【ロン・僕のポンコツボット】【愛の歌声を聴かせて】と同じパターン
各種広報から この岡田監督【アレ では無い方の岡田監督 メガネサッカーでは無い岡田監督ともいう】
が期待の新星と言うことは聞いていたが、いかんせん・・・
封切り直後3連休、土曜日 午後3時過ぎ と言うもっともお客さん入る時間
観客は@9人だった。予想どおり、あんまり混まない イオンとはいえ
寂しくなった。
非常にわかりやすい作品 なんだけど なんだか 時空の理屈が難解すぎる作品。
誰でもわかります語れます。ただ制作意図までは常人には理解し難い。
甘酸っぱい青春、男女 それは相違ない 初めての恋
無邪気な無垢な少女 と 大人の都合の良い事情 それも相違ない
なんだか製鉄所爆発で、企業城下町タイヘン❗️ それもわかる
中島みゆきの歌が親和性が高い それは感じた。
まあ 14歳らしいから 厨二病の閉塞感と言うところか❓そうだろう、それもわかる。
ただわからないのだ。神機狼しんきろう と空が割れる のと 正宗、睦実、五実
の時系列が・・・アインシュタインもビックリ
普通の作品です。最後チト長いかな
有料パンフは 絵コンテ とか含めて ビジュアル美術集です。アニメ趣味の方どうぞおススメ。
私のパンフ読み込みが足りないのか アリスとテレス 題名がよくわからないおじいちゃん👴であった。
ただ、観客@9人だから、ワシも スタメン主力メンバー だったのは相違ない
1席空けた隣のお姉さんの、長時間ポップコーン🍿 良いんだけど⭕️いつまで食ってるのか持続力に感心した。
それくらい最後は冗長に感じた。
圧倒的作画と勢いのあるストーリー
アニメの作画について、いままであまり重視はしてこなかったのですが、
そんな自分でも目を見張るほど、作画のクオリティが高かったです。
髪の毛の動きや背景まで細かく描かれていますし、時間帯や場所ごとの光の表現が美しかったです。
ストーリーに関しては、随所で伏線回収がされ脚本に気を使っているなという印象を受けます。
学生が主人公の話では度々閉塞的な場が用意されますが、本作の設定はなかなか興味深いものでした。
部分々々を見ると良いなというエピソードやシーンも多々ありました。
ただ全体的にテーマが定まっておらず、掘り下げが足りていない、
勢いだけで最後まで突っ切っていった印象を受けました。
タイトルや作中に出てくるワードから、哲学的な問いをテーマにしたかったのかなと鑑賞中思いましたが、葛藤というようなものが描かれていないので、そうではないのかな?、主人公たちのセリフも抽象的で問いに対する答えやテーマの発露というわけでもなさそうでした。
全体的には良い印象を受けるのですが、訴えかけるものがないために、ただ印象だけが残る、そんな作品でした。
自分には合わなかった
マリー版ビューティフルドリーマー?
映像は文句なし。肝心の脚本が首を傾げる点が多かった。分かりやすく変わりたい子供達と変われない大人の対立構造にした方が良かったと思う。もしくは時間は動かないけれど感情は変化するって辺りにもっと焦点を当てても良かったかなぁ、本編では現状維持を望む割に感情の変化や社会のルール変更に大人が無頓着だったし(運転免許!)人間関係やらセリフ周りはマリー節全開でザワザワさたけれどまぁ一番驚いたのは睦美が五実に言った最後のセリフ。自分と五実の関係を知った上であれを言っちゃう、言わせるマリー恐るべし(笑)あれを言わせるために五実が必要だったんだろうなぁ、五実が居なくても話は動かせただろうし、五実の神隠しの理由がわからないし。
変化することへの正解と不正解
変化を望む子供たちとそれを拒む大人を思春期特有の恋心を上手く交えて描かれた岡田麿里監督の記念すべき第2作品目。
鑑賞後、彼らが選択したことは果たして正しかったのだろうか?という気持ちの良い違和感が芽生えた。結末の良し悪しは顕著に観客の感想が別れるところなので他の意見も気になるところ…。
舞台は小さな町の製鉄所。そこに住んでいる(閉じ込められている)不思議な力を持っている少女を介してファンタジックに物語は進んでいく。この町では変化を望むと神機狼と呼ばれる煙に飲まれてしまう為、変化を望むことを悪とする。岡田監督らしい細やかな人物、感情描写に心を惹かれ、ぽーっとしながら観ていたら物語は見る見るうちに壮大になっていき、ファンタジー要素を存分に含みながら物語は進んでいく。この作品は「変わりたい気持ちは凄く素敵!!」的な面でのズームもあるが、「変わらないこと」へのズームも多くあり、変わりたいという子供たちの気持ちと変わらないことこそ真理という大人の感情の対比が上手く描かれていた。
感情を空で表現し、その変化を「空が割れる」と描いていたのは印象的で良かった。
我々人間の心は空の様に広大であるが、喜怒哀楽激しく、正に空(心)が割れる状況になることもある。その気持ちを誤魔化す為に心に煙をまとわす事もあるだろう。その煙こそ今回の作中で出て来る神機狼である。蜃気楼を文字っているのだと思われるが、まぼろしのメタファーでよく使われることがあるので作品のタイトルと繋がっていた。
着目点として中学生という思春期真っ只中の彼ら、彼女らの恋模様、製鉄所という何でもない舞台で描かれる神機狼というファンタジックな存在、子供たちには芽生えていない大人の意地汚さを是非とも観て欲しい。
わからないまま終わりました
ファンタジーの世界観の中に人間らしさが落とし込まれされた傑作
良くも悪くも解釈を委ねる映画なので賛否両論は出るが、私は傑作だと思う。
愛ゆえの根拠の無い盲目的な行動、しかし恋をしている人間が一番美しいこと や、人間目的ひとつ変わるだけで善にも悪にもなりうる多様性、ラブストーリーではあるが、最終的に僕は前向きに生きるよう背中を押してくれたような門出の印象を受けた。
ただ、Xなど酷評レビューにある「14歳にスカートを捲らせる・ロリに顔舐めさせる映画」「意味わからない行動」とか「アリスとテレスが出てこないじゃないか!」みたいな意図も汲めない陳腐な洞察・感受性の人には向かない映画ではある。
退屈な不老不死という絶望。未来は取り戻せるという希望。
ある程度の年齢で、映画を人並みよりはたくさん観てきた方には、既視感の強い映画かもしれません。
たとえば、煙が龍のように口を開けて人を喰らっていくさまはレイダースのラストシーン、聖櫃から出てきたアレのよう。
空がドーム状にひび割れていくシーンは、ワカンダのシールドがサノス軍に破られていくイメージ。
時を止められた街。体の成長も止まったままの街。
ということは、おじいちゃんにとっては不老不死が実現した街でもある。
学校で、これこの前も書いたよな、と認識できて、心はそれなりに発達する高校生にとっては退屈なのも分かる。
でも思春期のドキドキや失恋という大きな心の痛手により、退屈から逃げられる(この世界から消える)のなら、チャレンジにも価値がある、と考える高校生もいそうだし、私なら好きな人に当たって砕けて消えてしまってもいい、と絶対思う。
一方、歳を取れなくなった大人たちが、こんな退屈なのに死ぬこともできないなんて❗️と、神様の作ったこのシールドをなんとか破壊して、歳をとれる未来を取り戻したい‼️
と破壊衝動に駆られる可能性もかなり高いと思うし、説得力がある。
あんな似非教祖みたいな男のいうことなんかどうでもいい。
どうせ消えて死ねるのなら、なんだってやる❗️
ということで、暴徒化する大人たちも一定数現れる気もする。
未来を取り戻せ‼️という〝希望〟を見出せる機会をあたえながら、よくよく考えたら〝絶望〟としか思えないような不老不死を与える神様。
この神様の真意が知りたい。
アレ?
だけど、現実に生きてる人たちは皆、普通に生きてて、娘が行方不明のマサムネ夫婦は不幸ではあるけれど、街の他の住民もそうだけど、現実世界では、罰など受けてるなんてことは自覚すらしてない?
となると何のためのシールドなのだろう。
架空の命を与えられて架空の意識をもたらされることの意味は一体何なのだろう?
五実だけが行ったり来たりして妙なノスタルジーに浸って…
設定がガバガバだが、力技で面白いと言わせる映画
分からないことが多すぎて、頭が追いつかない
アニメーションは美しい。
ひび割れた空を、製鉄所から湧き出た煙が修復していくイメージも面白い。
ただ、その一方で、分からないことが多すぎる。
まずは、舞台となる「この世界」の設定がよく分からない。
人々は外に出られないのに、電気や食料等は普通に供給されているようだが、時間が止まっているので、実は供給も消費もされていないということなのだろうか?
それでも、昼や夜になり、天気も変わるので、一定の時間が流れているのは間違いなく、だったら、タイムループを繰り返しているのか?とも思ったが、そうでもないらしい。
正宗の父親のノートにあるように「死後の世界」であるならば、時間の概念もなく、辻褄が合うのかもしれないが、現実の世界の正宗や睦実たちは死んでおらず、生きて、歳を取っているということなので、ますます混乱する。
おそらく、空間や時間が閉ざされたパラレルワールド、あるいはマルチバースという考え方が最も理にかなっているのだろうが、そこまて納得するのに時間がかかり、なかなか物語に入り込むことができなかった。
それだけでなく、登場人物が、何を考え、何のために、何をしようとしているのかも、よく分からない。
もしも、1つの場所や時間に閉じ込められてしまったら、みんなで協力してそこから脱出しようとジタバタしそうなものだが、町の人々が、整然と日常を送っていることに、まず、違和感を覚える。
どうやら、それは、「変化してはならない」というルールのせいらしいのだが、そんな、何の根拠もないルールを盲目的に信じて、「確認表」を作って付き従っている人々の姿には、不気味ささえ感じてしまう。
「心を動かしてはならない」という同じようなルールにしても、正宗に告白してフラれた少女はひび割れて消えてしまったのに、告白して両思いだと分かったカップルが消えないのはどうしてだろう?
告白することや、それに応えることは、十分に「心を動かす」ことだと思えるのだが、フラれたら存在が消えてなくなり、両思いだったら消えないというルールでもあるのだろうか?
しかも、自分がフッたせいで少女が消えてしまったというのに、良心の呵責や自責の念にかられる様子がまったく見られない正宗は、人間としてどうなのか?とも思ってしまった。
それ以上に分からないのが、睦実の父親(工場長?)で、五実を工場に閉じ込めていたかと思えば、神様に捧げようとしたり、結婚式を挙げようとしたりと、いったい何がしたいのかが、さっぱり理解できない。
そもそも、最初に五実を見た時に、どうして彼女が現実の世界の人間だと分かったのかが説明されないし、どうして彼女を「この世界」の脅威だと思っているのかも分からない。
五実が生まれるまでの時間や、五実の年齢を考えると、「この世界」が始まってから20年近くが経過しているはずなのだが、そんな時間の感覚が希薄なのも、物語を分かりにくくしている一因なのだろう。
睦実にしても、名字が違うのに、五実の名前を見て、どうして(現実の世界の)自分の子だと分かったのかが不明だし、わざと距離を置いて「好きにならないようにする」理由もよく分からない。
まがりなりにも親であるならば、子供を助けよう(現実の世界に戻そう)とするのが普通のリアクションなのではないだろうか?
睦実が、現実の世界で政宗と結ばれたことを知りながら、必要以上に正宗を拒む理由も分からないし、親子での三角関係にまんざらでもない様子も、なんだか気持ち悪い。
さらに、正宗が五実を現実の世界に戻そうとしている時に、それを阻止しようとする友人も、どういう理由で、何をやりたいのかがよく分からない。
彼女の行動は、「五実がいなくなったら「この世界」が崩壊する」という明確なルールがあってこそ、説得力を持つのだろうが、結局、五実がいなくなっても、そうはならなかったので、あの騒動は一体何だったのだろう?という気分になってしまった。
もしかしたら、何度か観たら理解できるのかもしれないが、一度観ただけでは分からないことが多すぎて、あれやこれやと考えを巡らせているうちにエンドロールになってしまった。
そんな映画だった。
「打ち上げ花火」と言っておけば...
あとはわかるな?
まずは良い点から。
キャラの表情描写は細部まで綺麗に描かれていて文句のつけようはなく、また空の亀裂やこちらの世界と向こうの世界の対比描写は見事の一言。
残念なのは脚本。
なんと言えば良いんだろうか、
階段を一段ずつ登っていったら、三段目に達した途端に足場がフッと消えて下に転げ落ちてしまい、また一段目から登る羽目になるかのような。
キャラクターの思考や行動に全く理解ができず、感情移入もできず、常に頭に???を浮かべながら「そうはならんやろ」と呟くのを必死に耐える時間だった。
謎の多い手探り状態の序盤から、
中盤で希望に繋がる発見をし、
終盤で目的を達しようともがき苦しみ、
そしてその先には...といった王道の形と言えるが、
監督が伝えたい愛に関するシーンが物語の流れを遮断し、作品に混乱をもたらしていた。
描きたいシーン、伝えたいメッセージがあるのはわかるが、もう少しだけスムーズに、自然に、物語を進めて欲しかった。
では、どうすれば良かったか。
具体的に改善案を3点程上げたい。
①世界のルールを明確にしておく(死後の世界?異世界?パラレルワールド?世界崩壊のキーは?)
②マジョリティの方針を示す
(大多数の人々は滅びを受け入れるのか抗うのか、対して主人公はどうするのか)
③イツミの精神年齢を思春期程度まで成長させる
特に③だ。
本作は冷静に見ると、幼児と争う少女の図式になっていて、ヒロインがあまりにも不憫だ。
監督のテーマに反するのは重々承知だが、最低でも③があればもう少しマシな作品になったのではないだろうか。
読者に委ねる、哲学的という言葉は非常に便利だが、その言葉を盾に視聴者に作品を丸投げするのは辞めていただきたい。
p.s.どうしても脚本は擁護できない。そういえば脚本って...
おい、岡○!岡○!!
お前どうしちまったんだよ(泣
何となくの雰囲気で分かりやすく良かった
難しいが魅力はある
最高でした!
わかりやすいカタルシスはないオリジナル
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