「不覚にも涙が」アリスとテレスのまぼろし工場 しじみさんの映画レビュー(感想・評価)
不覚にも涙が
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賛否両論のこの作品。
まっさらな気持ちで、感じたまま見ました。
終盤、心は多分25歳位の中学生たちが、もとの世界にいつみを帰そうと頑張る場面から、もうぐっときました。
ラジオから、同じ年代の子からと思われる相談内容に叫んで答えるところでは、強烈なメッセージを受け取りました。その応えが単純であろうと幼いと思われようと、今の社会には必要な考え方だと痛感した次第です。
いつみが、この街に迷い込んでからのむつみの心情を説明する場面では、もう自分の孫と重なりどうにも涙が溢れてきてしまった。
この街は、製鉄所の事故の時に、パラレルワールドに入ったのか、もしかして亡くなっているのかと感じました。
いずれにしても、「生きろ!」というメッセージは、「君たちはどう生きるか」よりも、激しく心に響きました。
中島みゆきの「心音」は、素晴らしいです。
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