「難しいが魅力はある」アリスとテレスのまぼろし工場 LSさんの映画レビュー(感想・評価)
難しいが魅力はある
予備知識は劇場予告のみ。初見でタイトルの意味もストーリーも理解できたとはいえない。が、先のない世界でも人は精一杯生きるということは受け取った。
トレイラーにそこはかとなく漂うエロキモさを感じて見ようかどうか迷っていたが、同じように感じて躊躇する向きには、行ってみることをお勧め。二次性徴期的イタさはあるが、それに対して真摯だとは思う(トレイラーはかえって悪目立ちしていると感じる)。美術はとんでもなくよく、キャラもマッチしている。
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Uさんさんのコメント
2023年12月9日
コメントバックを誠に有り難うございます。「叙情的」「読み応えのある」などとおっしゃられると、非常にうれしく、また極めて恥ずかしくもあります。
概ね現在と過去でしかない大人と、幻にしても未来ばかりの少年少女が作る、歪んだ運命共同体。深く関わりたくはないですが。
Uさんさんのコメント
2023年12月8日
共感を有り難うございます。
おっしゃる通り、「先のない世界でも人は精一杯生きる」のですね。生に挑まずにいられない、生を貪らずにはいられない。
「二次性徴的イタさ」を真摯に扱っていることにも共感です。