「わかりやすいカタルシスはないオリジナル」アリスとテレスのまぼろし工場 サートさんの映画レビュー(感想・評価)
わかりやすいカタルシスはないオリジナル
「アリスとテレスのまぼろし工場」
岡田麿里監督脚本作の2作目
ある巨大製鉄所の爆発によって出口もなく、時間も止まってしまったある地方都市の話。
脚本作「あの日を見た花の名前を僕たちはまだ知らない」や「心が叫びたがっているんだ」みたいなわかりやすいカタルシスはない。前作の監督作でも思ったけど感動によらない自分のオリジナルという部分をやりたかったんだろう
どう物語が転がるかわからない作りはちょっと後期の宮崎駿みたいではあった。
永遠に終わらない1991年の時代の気分(もう世界は終わるかも的な)も感じた
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