「遂にファイナル」土竜の唄 FINAL 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
遂にファイナル
3作品通して、監督:三池崇史。脚本は宮藤官九郎。
冒頭。
お決まりの玲ニスッポンポン・シーン。
イタリアはシチリア島の絶壁に裸で縛られて、股間には、チーズを塗りたくられた玲ニ。
スッポンポンで、空を舞う無数のカモメ(ニセモノ)に股間を突かれる・・・。
やり過ぎ感満載の、超痛々しい、爆笑シーン。
玲ニ最後のミッションは、イタリア・マフィアと数寄屋組との麻薬取引。
(イタリア・ロケした気配は全くない・・・まあコロナ禍だったしね)
(後半の舞台となる超豪華客船・・・コレも、遠景以外は全部セットだね!)
1作目からの回想シーンで、手短に今までの経過が、散りばめられるのも親切だよ。
麻取(マトリ)の上司3人(遠藤憲一、吹越満、皆川猿時)の出演シーンが多いのも嬉しいし、
1作目で悪目立ちしてた猫沢(岡村隆史)が再登場も、待ってました!!って感じ。
エンケン、吹越、猿時の「土竜の唄」斉唱と、
「はい〜っ、合格!!」も復活。
もちろんスッポンポンは、おじさん3人と玲ニ含めてふんだんにある。
麻薬取締官の土竜(潜入捜査官)である菊川玲ニの任務の完了とは?
それは数寄屋会4代目会長・轟周宝(岩城滉一)を麻薬取引の現行犯で逮捕した瞬間だ。
この最後のミッション。
これさえクリアすれば、警察官に復帰して、愛しの純奈(仲里依紗)と晴れて結婚も出来る。
男・菊川玲ニ(生田斗真)は、ゴール目指して突っ走ります!!
新メンバーとして轟周宝の息子鈴木亮平が参加している(息子の烈男=レオ)
レオは周宝の10倍獰猛で百獣の王ライオン(名前がレオだもんね)と恐れられる最凶の敵だ。
立て髪ぽい白長髪に白装束(全編通してロングコートとシャツ・パンツの一張羅)
亮平は「孤狼の血LEVEL2」に続いてヤクザ役だが、
ちゃあんと、変化球を投げて来る。
あちらが「赤マムシ」ならこちらは「純白ライオン」
亮平は長身で画体が良く見栄えする。
(痩せっぽちの岩城滉一の息子には、見えんなあ)
漫画は見てないが、再現度は高そうだ!!
猫沢同様に2作目登場の菜々緒も再登場して、パンチラ大股開きに、
好評だったスッポンバキュームを披露してくれる大サービス。
お後は観てちょーだいな!!
ちゃんと笑って泣ける話になってるのは、
兄弟の盃を交わした日浦パピヨン(堤真一)との
友情物語が隠れテーマだからかな!
麻薬嫌いの麻薬を憎むヤクザ、
堤真一がラストを締めてくれまっせ!!
堤真一、鈴木亮平、3人のオッサンも良いが、
生田斗真の渾身スッポンポンの当たり役芸、
「土竜=菊川玲ニ」、最高でしたね。
最後までエンジン・フルスロットルで超絶走り抜けた、
生田斗真の根性と馬力に、
堂々の星4個!!