「もう祭りだから、楽しむしかない」土竜の唄 FINAL bionさんの映画レビュー(感想・評価)
もう祭りだから、楽しむしかない
テイストはわかっているから頭を空っぽにして楽しむしかない。のっけから中学生レベルの下ネタ全開で、さすがにこれレベルで笑ったらカッコ悪いと思っていたが、根負けして笑ってしまった。
土竜の唄のラップは出来がよくて、これは最初から笑ってしまった。しばらく、このフレーズが頭の中でリフレインすると思う。
『孤狼の血』の極悪のイメージが残っている
鈴木亮平だが、やはりこの人は役作りが上手いね。岩城滉一が霞むくらい悪役ぶりが徹底していた。
滝沢カレンは、素人同然の演技なんだけど、違和感がない。棒読みっぽいセリフが作品のテイストにマッチしている。これが監督の演出だったらすごいけど、さすがにそんなことないよね。
ハニートラップとわかっていても、そうじゃない方の1パーセントにかけてのってしまう玲二の気持ちはよくわかる。こういうときって、本能に逆らえない。
仕事が終わった後、全身を弛緩させて見る映画もたまにはいい。
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