「あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす超巨大・最強・最悪のユニクロンが...」トランスフォーマー ビースト覚醒 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす超巨大・最強・最悪のユニクロンが...
あらゆる星を丸呑みにして食べ尽くす超巨大・最強・最悪のユニクロンが、宇宙の果てで一つの星を滅ぼした。
ユニクロンが惑星間を移動するための道具ナンチャラ・キー(名前忘れた)を携えたビーストタイプのトランスフォーマーは辛くも脱出。
カギとなるナンチャラ・キーは地球に隠された。
時を経て、1994年の米国。
そのナンチャラ・キーの半分が博物館の女性インターン・エレーナ(ドミニク・フィッシュバック )の手によって発見される。
が、それはユニクロンの手下によって奪われてしまう。
並行して、ポルシェに変身したトランスフォーマーと出逢った元米軍兵士の青年ノア(アンソニー・ラモス)も、そのナンチャラ・キー争奪戦に巻き込まれてしまう・・・
といった内容で、ナンチャラ・キーを巡る追いかけっこ映画。
追いかけっことか鬼ごっこ形式はハリウッド製エンタテインメント映画における王道なので、そこいらあたりは、あ、そう、と納得なのだけれど、ハナシにあまり工夫がない。
残念なのは、ビーストタイプのトランスフォーマーが、本体がビーストタイプで、ふーん、人間から見つからないようにしているわけではないのね、ということ。
でかいビーストって、それだけでほぼ目立つじゃないの。
ナンチャラ・キーもシーンによって大きさがマチマチで、巨大トランスフォーマーからみれば爪楊枝ぐらいなはずなのに、妙に大きくなったりと興ざめ。
クライマックスも、狭い通路を辿って・・・って、陽動作戦にもなってないあたり、ハラハラ感も乏しい。
年代を1994年に設定して、安易にスマホを使わせなかったり、これまでのシリーズ主役のマーク・ウォールバーグが歌手から俳優に転身などの楽屋オチなどはクスりとさせるところはあるものの、大味なシリーズ映画の一編といったところ。
あまりにハナシがスカスカで、アクションシーンではちょっとウトウトしました。