劇場公開日 2023年8月4日

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「夏の娯楽大作としておすすめ!」トランスフォーマー ビースト覚醒 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0夏の娯楽大作としておすすめ!

2023年8月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

大人気SFアクション「トランスフォーマー」シリーズの第7作。といっても、過去作は「ロストエイジ」と「バンブルビー」以外は未鑑賞ですが、SFアクションは大好物なので突撃してきました。

ストーリーは、星を食べてエネルギーとする敵ユニクロンから宇宙を守るため、その鍵となるトランスワープキーとともにビースト戦士(マクシマルズ)が地球に身を隠してから長い年月が流れた1994年、トランスワープキーが地球にあることを知ったユニクロンとオートボットとのキー争奪戦とそこに巻き込まれた人間・ノアとエレーナの活躍を描くというもの。

話はいたってシンプルで、過去作とのつながりはあまり感じることなく楽しめます。オートボットの出自とかマクシマルズとの関連とか、そもそもどうして地球上の生物と同じフォルムなのかとか、細かいことはいろいろ理解できていませんが、それでもメインストーリーとアクションは全く問題なく楽しめました。

そんな中、ノアとミラージュとの友情、キーをめぐるノアとオプティマスプライムの葛藤と変容、エアレイザーに対するプライマルの思いなど、各キャラクターが紡ぐ物語も見どころの一つとなっています。また、清廉でありたいと思うが故に貧しい生活を余儀なくされるノア、能力がありながらも職場で軽く扱われるエレーナ。この社会的弱者である二人が、認められていくラストも悪くなかったです。ただ、どれもやや薄味なのはもったいなく感じました。

肝心のアクションは、本作のウリの複雑なトランスフォームはもちろん、カーチェイスやバトルシーンなど、どこをとってもハイクオリティで、劇場の大スクリーンで観る価値を教えてくれます。もうオートボットはリアルすぎて、我が家の車もそのうちトランスフォームしてくれるんじゃないかと思えるほどです。ただ、惜しむらくは、サブタイトルにあるビースト戦士たちの活躍が今ひとつ描かれず、伝わってこなかったところです。まあ、絵的にはオートボットの方が映えるのでしかたないですね。

さて、ラストはまさかのG.I.ジョーへの橋渡し!ちょっと理解が追いつかないのですが、今後はユニバース展開となるのでしょうか。うーん、期待したいような、不安なような…。とりあえず、話があまり複雑化していかないことを望みます。

キャストは、アンソニー・ラモス、ドミニク・フィッシュバックで、この流れだと次作でも続投となりそうな気がします。

おじゃる
YOUさんのコメント
2023年8月17日

ぽっと出のアイディアでコラボさせただけであくまで制作陣はトランスフォーマーメインでいきたいようですが、スポンサーサイドが広げたいようですね、おもちゃ売れるから(笑)

YOU