「法律と倫理観」愛なのに コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
法律と倫理観
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20年の好きな邦画1位が『アルプススタンドのはしの方』だったし、今泉監督作品も好きなので期待して観た。
主題歌の印象もあってか、予告編を観た感じでは、ほのぼのしたゆる〜い作品だと思っていたけど、期待していたのとは若干違った。
すごく面白いのだけど、R15 +って思ったよりガッツリで、不意打ちを喰らった感じ。
そこを抜きにして、それぞれの愛にまつわる会話はテンポも良いし、なんか不器用だけど憎めない人々。
高校生の男の子が苛立ちから八つ当たりした後、薔薇を立てかけるところは、ホントは優しい可愛らしい子ですごく好きなシーンだった。
法律では結婚は出来るけど、やっぱり倫理的にどうなのよ?とは思ってしまう。
たとえ岬の方からアプローチしたと分かったとしても、親からしたら「はいそうですか」とはならない。
とはいえあのシーンで一番気持ち悪かったのは母親(個人の感想です)。
『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』の河合優実さん、最近では一番注目している女優さんで今後が楽しみ。
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