「「なのに」で畳み掛けられ、最後は…」愛なのに mayuoct14さんの映画レビュー(感想・評価)
「なのに」で畳み掛けられ、最後は…
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正直、城定監督と今泉監督のコラボってどうなんだろう…と思って見に行ったのですが、完全に良い意味で裏切られました。至高のコラボレーションがそこにはありました。
メチャクチャ面白い作品です!
◎(sexが下手なのに)最後は結婚する
◎(昔のバイト仲間なのに)浮気の腹いせにSEXする
◎(JKなのに)男の方が本気で好きになりかける
◎(年の差あるのに)二人の純愛ぶりに胸がキュンキュンする
◎(誰が見てもいい男じゃないのに)JKを夢中にさせる
◎(絶対振り向いてもらえないのに)何度もアタックする
◎(仕事と顧客という至近の関係性なのに)不倫する
こういう、いろんな「なのに」パターンで語れるプロットをまぶしながら、畳み掛けるようにシーンを積み重ね、「(お前達にわかるはずないのに)愛を否定するな!!」のクライマックスに持って行く、物語の運び方の「巧さ」が最高でした!
積み重ねられた最後、「愛なのに」というタイトルが鑑賞後の気持ちにしっくりとシンクロする。
そういう多幸感と、何度も出てくるベッドシーンやそこに絡む台詞のリアリティで、本当に「にやにや」が止まらない映画体験でした。
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