「一寸先は闇」愛なのに ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
一寸先は闇
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今泉監督が携わっているということで楽しみにしていましたが…城定監督とは以前見た2作はあまりハマらなかったので不安半分期待半分での鑑賞。
見事に不安の方が的中してしまいました。
今泉監督のカラーは控えめで、城定監督のエロティックな世界観が全面的に出ている作品です。とにかく性行為のシーンが多く、そんなに無くてもいいのにという許容量を超えるほどセックスするので疲れてしまいました。個人的にはさとうほなみさん(ゲスの極み乙女。Dr.のほな・いこかさん)が裸体になっていたのが、一バンドファンとしては複雑な気分でした。
古本屋でのどこかもどかしい雰囲気は今泉監督らしいんですが、主人公を好いてる女子高生を好いてる男子学生が暴力を振ったり、いざデートに行ってもやっかみ言葉をかけてしまうとどうしようも無いダメ野郎だったり、女子高生の両親も娘と付き合ってるだなんだ確証の無いことを夜中に問い詰めたりしている部分は常識ないなーと冷めた目で見てしまいました。「気持ち悪いんですけど」というフレーズを連呼していたのでここが笑いのポイントだったのだとは思いましたがシンプルに不快でした。
今泉監督のポップさが無くなり、ドロドロの恋愛劇と不快な登場人物たちの茶番劇を観ているのかようでした。「猫は逃げた」が今から不安です…。
鑑賞日 3/7
鑑賞時間 11:30〜13:25
座席 C-1
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