「絶妙なエロと複雑な愛に癒され、笑わされた」愛なのに あささんの映画レビュー(感想・評価)
絶妙なエロと複雑な愛に癒され、笑わされた
色んな形の愛と恋
様々な一方通行の恋が交錯しながら一つの愛を導く作品
自分に好意があるとわかっている相手に対してよくいえば甘える、悪くいえば蔑ろに接してしまうのは、めちゃくちゃわかる。そもそも世の中の殆どの恋愛がシーソーのような関係じゃないだろうか。
一方通行の恋と登場人物を通して描かれる恋愛の“あるある”がおかしくって、切なくて、そしてちょっぴり愛おしい。
※以下ネタバレです
一途な高校生に求婚される古本屋の店主 浩二。
古本屋の店主に想いを寄せられる結婚式間近の一花。
一花のイケメン夫亮介は夫婦を担当するウェディングプランナーと逢瀬を重ねる。
ひょんなことをきっかけに、一花は浩二と会って肉体関係を持つ。しかし、ここでバレてしまうのだ、、亮介の下手くそなテクニックが…
こういったケースって一定数いるんじゃないかなーって思いながら見ていた私。パートナーとのカラダの相性や肌の相性などはめちゃくちゃ大事。しかし、それが愛情に繋がるのかというとそれはまた別の話で…。(それがきっかけで始まる愛もあるけど)
一花の気持ちもめちゃくちゃわかるし、一花の行動にはめちゃくちゃ笑える。
そしてあのウェディングプランナーの美樹は、新郎新婦の新郎を寝取るという性癖なのかしら?(笑)情事後の会話は爆笑でしたが(笑)こんな女性が現実にいたらそれこそホラーだわ。
そんな大人の打算や汚いものが蠢く下界と対比して描かれる岬の一途な愛と純粋さに癒される。まさに上界の天使のよう。そして河合優実ちゃん、可愛いし演技も上手い!今後が益々楽しみだ。
『猫は逃げた』公開が楽しみでならない!
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