ジュラシック・ワールド 新たなる支配者のレビュー・感想・評価
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マンネリ打破出来ず。有終の美を飾れず。
シリーズ最終章、今までのキャストが勢揃いと、ビッグバジェット作品としての期待が高かった本作。さぞかし見せ場てんこ盛りで有終の美を飾ってくれるかと思いきや、まあ、見せ場が少ないこと。まさか予告編以上のものがないとは。ピークは中盤のバイクチェイスシーン。
正直、シリーズ6作目でマンネリ化は避けられないとしても、見せ方の工夫でもう少し頑張って欲しかった。この内容では割増料金払ってIMAX3Dで見るほどでもなかった。
思えば一作目で実物大のティラノザウルスが人を襲うシーンには恐怖感を覚えるほど度肝を抜かされたものだ。それがシリーズを重ねるごとに新鮮味が薄れていくのはしょうがないとしても、何とかシチュエーションを変えつつ、シリーズを維持してきた。その中でも前作はクローンの少女と人間の持つ欲深さを描いた点で、シリーズ中、出色の出来だったのでその続編に期待したが、正直期待外れであった。
確かにクローン少女が希望を持てる話であっただけでも収穫はあった。しかし、それ以外は何ら新しいものはなくて今までの焼き直し。娯楽作品としては及第点は厳しい。レディ・ガガの偽者みたいな悪役の人はよかった。
ちなみに劇中の巨大イナゴは佃煮にしたら食糧危機の救世主になるのでは?
人類は地球にとって...
「人類は地球環境に従属して生きている(マルコム博士)。」
それをきちんと理解し生きていくために必要なことは、科学の進歩と科学技術の発展、そして人々の意識、精神の進化なのだろう。
人類が「欲望」と「良心」を両立させることはできるのだろうか。
生物としての欲望、つまり子孫(種)を残していくことを選ぶのであれば、自分達を生かす「環境」に良心を持って向き合わなくてはならない。
本作を観て感じたことはこんなこと。
古代エジプトの時代から人類は何も変わっていない。槍と剣が銃とミサイルになっただけ。
生物学的進化が追いつかない時間スケールで変わっていく(人為的に変えてしまっている)地球環境。
人類はいま精神的な成長を求められている。
人類にとって1番大事なことは、地球を守ることではない。近くにいる人との「愛」を続けていくこと(生物とするならば種を残していくこと)だ。
それが出来なくなる前に、過去から学び今できる事をしていく必要がある。それが自然と共存していくということなのだろう。
IMAX lather 3D, no.1135
ジュラシック史上最大の肩透かし
恐竜映画の金字塔であるジュラシックパーク、テーマパークの完成と崩壊を描いたジュラシックワールドを締めくくる最新作。
鑑賞後、真っ先に感じたのが「期待しすぎてしまった」だった。
前作クライマックスで恐竜達が世界に解き放たれ、日常に恐竜がいるシーンにはとんでもなく興奮し、加えてジュラシックパークシリーズのグラント、サトラー、マルコムが満を持して集結することもあり、興奮度MAXで本作を鑑賞した。
しかし、いざ蓋を開けてみると、これまでのシリーズの焼き直し感が否めず、前作の壮大さが失われているように感じた。
せっかく前作で舞台の可能性を大いに広げているのにも関わらず、結局舞台が1つの拠点に収まっていて勿体無さを感じてしまった。
確かに難しいと思うが各地で暴れ回る恐竜達をもっと観たかったと思う。
また、多くのレビューで書かれているが、巨大イナゴにフォーカスしすぎて恐竜が弱くなってるのも納得いかなかった。
しかし、ジュラシックパークキャストとジュラシックワールドキャストが集結するファン歓喜の激アツな展開とこれまでのオマージュシーンもあり、ファンサービスは満点だったように思う。
だからこその肩透かし感だったと思う。
ジュラシックワールド影の王者モササウルスの活躍が少なすぎるのも納得いかないポイント。
ジュラシック・オールスターズ
神からペットへ。
2022年。コリン・トレヴォロウ監督。シリーズ完結(と言われている)だけに、これまでの登場人物を再登場させてそつなくストーリーをつくっている。ある会社が遺伝子研究によって恐竜を蘇らせたものの、手に負えなくなったため、恐竜たちは保護区へ。共存を探る一方、遺伝子研究の成果を実用化できないかを探る企業がいて、、、という話。
誘拐から救出へ、その過程で仲間が集まり、話の核心(大きな目的)が見えてくる、そして、副産物として愛が芽生える、という定番の物語。まだまだいくらでもひねれたが、親子の物語へと収束するためには仕方なしか。恐竜について新しい発見を織り込んでいくのはシリーズのお約束だが(今回は鳥型の肉食恐竜が大活躍)、血のつながらない家族とか単性生殖とか、家族観も大きく更新している。
神のように不可知で恐ろしい恐竜イメージから、今回の擬人的でペットのような恐竜へ。「ゴジラ」がたどった軌跡と同じ道をたどったシリーズだった。
タイトルと結末の矛盾
すごく楽しみにしておりましたが、ガッカリです。まずは話が絶望的に面白くないということ。
ジュラシックパークで恐竜に対して感じた感動や恐怖を我々はあまり感じなくなっている。そしてジュラシックワールドのワクワクや絶望感すらも感じづらくなっている。そんな中で今作では、平凡なストーリーが繰り広げられている印象。
旧キャストに関しては、出てきたことは嬉しい。が、彼らである必要がない無理矢理キャスティング感が否めず。旧キャストで物語に絡んでいるのはBDウォンくらいではないでしょうか。
そして表題の件。サブタイトルは"支配"だが、ラストのナレーションは"共存"をアピールしている。支配と共存は意味が違う気がするので、よく分からない終わり方だなって思うのは私だけでしょうか?
以上、期待が大きかった分絶望も大きい。スピルバーグが監督していたら、と思ってしまいます。
お疲れ様でした
共存は不可能
映画館で初めて観た映画がジュラシックパーク。
映画館で観た時の恐怖は半端なかった(笑)
ハワイで撮影現場を見たときも、
ほんとに恐竜が現れそうな場所でした。
そういう思い入れもあり、ずっとシリーズは観てきましたが、
恐竜を題材にする物語は映画館で観ると面白い。
ただ、恐竜映画を作り続けるとなると
どこかで方向転換はしないと厳しいだろうなと
勝手に想像しながら、観てましたが
結果、共存という選択に至ったかぁという感じですね。
なので、恐竜よりも人間メインになったのが
少し寂しい気持ちにもなりました。
そして流れはいつもと一緒です。
恐竜との共存はどう考えても不可能…。
食物連鎖のバランスが崩れすぎる…
そんな変に真面目に考えながら、
特に揺さぶられることなく終わってしまいました。
※エンドロール後のおまけはありません
これで終わりなのかなぁ~
グランドフィナーレ?
ジュラシックワールド3部作の最終作にしてジュラシックシリーズの完結作。と銘打たれた作品。
前作で恐竜達が世界に放たれ、大きく人間たちの生活が変わることとなった。のだが、なんだかその辺りの設定が活かされておらず、結局はいつものドタバタ劇に終始しており残念ポイントが多い。ラスト付近も雑然としておりグランドフィナーレと言うには少々パワー不足。
懐かしいキャストと今まで出せなかった恐竜、新発見された恐竜を出してきたのは純粋に嬉しかった。
一番のモヤモヤポイントは博士の処遇。炎の王国であれだけヤバい人感を出しておいてこれは無理がある。前作とは別人扱いにしてしまったほうがまだ収まりが良かった。
なにはともあれ、キレイではないものの収まるところに最低限収まった感のあるラスト。また何年かしたら復活しそうな予感もあるが、これで一旦おしまいということで。
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