ジュラシック・ワールド 新たなる支配者のレビュー・感想・評価
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レジェンド組の活躍だけでもOK
過去5作品を全て鑑賞した後に劇場へ向かいました。公開時は賛否両論でしたが、実際に観て「確かにこれは意見が分かれるな。」と思いました。所々で疑問に感じた部分はありつつも、ファンサービスがてんこ盛りになっていました。
まず、歴代の要素が「これでもか!」というぐらい詰めこまれていました。グランド博士・サトラー博士・マルコム博士の出番が予想以上に多く、レジェンド組の活躍を見れただけでも嬉しかったです。他にも、オーウェンやクレアは勿論、ワールドの登場人物にも見せ場があったのも好印象でした。
登場する恐竜はどれも魅力的で、特にギガノトサウルスはラスボスのような力強さがあり、少しで出てきただけでも大きな存在感を発揮していました。
今作の主題である「恐竜と人間の共存」については、人間以外の生物と一緒に生きる方法を探る光景が当時のご時世とリンクする現実的なテーマになっていました。また、恐竜が人間の町に生息している描写は、私達の世界に本当にいたらどうなるのかと妄想するぐらい印象的でした。
一方で、これまでの伏線を回収すると同時に新しい展開もさせたためか、全体的に忙しいイメージがありました。また、今作ではイナゴも出てきますが、なぜこのタイミングで登場させたのか疑問を抱きました。ラストの展開も強引で、設定的に無理があるようにも感じました。
基本的には、過去5作品を観ておくことが望ましいですが、1作目のパーク、4作目のワールド、5作目の炎の王国を抑えておけば問題ないと思います。それでも時間がない人は、炎の王国の知識だけでも知っておいた方が良いかもしれません。
ちなみに公開当時は、池袋のIMAX3Dで観ました。奥行き感は勿論、恐竜がスクリーンから飛び出してくるようなシーンもあったので、映像への没入感が凄かったです。また、イナゴの大群が飛んでいる場面では周りに包み込まれたかのような臨場感のある音響となっていました。
改めて振り返ると、様々な要素を詰め込み過ぎた影響で複雑になり過ぎたことが賛否の原因ではないかと考えました。上映時間は約2時間半でしたが、それがあっという間に感じるぐらい楽しむことが出来ました。
私の中では、完結したというよりも区切りがついたイメージが強かったです。ストーリーの不満点はありますが、それでもジュラシックシリーズが大好きな私にとって満足できる作品でした。
【エクステンデッド版について】
その後、購入した4Kブルーレイで未公開シーンを含めた長尺バージョンを観ました。恐竜の出番が劇場版よりも増え、全体的にバランスがよくなっているように感じました。
完結編として非の打ちどころのない着地点
このシリーズが30年間も続いたことに驚きを禁じ得ないという気持ちを抱くとともに、
同じ時代を生きて全てのシリーズを多くの人々と空間を共有しながら鑑賞してきたことに、
少々誇らしげな気持ちにもなる。
これまでのシリーズで登場した“レジェンド”的な博士たちが一堂に会する機会もあり、
非常に見どころ多き完結編といえる。
虫が苦手な人はどういう印象を覚えるのだろう? と感じなくもないが、
最終的な着地点も含め、「トップガン マーヴェリック」に続く2022年夏の大作として興行を牽引する作品といっても過言ではないだろう。
「ジュラシック」の知的財産から最大の利益を生む。これぞハリウッドビジネス、お手本の一本
ベストセラー作家マイケル・クライトンが原作・共同脚本、スティーブン・スピルバーグが監督を務め、1993年に公開された「ジュラシック・パーク」。琥珀から発見されたDNAから現代に恐竜を蘇らせて孤島にテーマパークを作るという秀逸な着想と、当時飛躍的に進歩していたCGによって描画されたリアルな恐竜たち、そしてスピルバーグの巧みなサスペンス演出によって世界的な大ヒットを記録。当然シリーズ化され、2001年の第3作でいったん完結するが、十数年の歳月を経て、キャストを一新した「ジュラシック・ワールド」シリーズが2015年に始動。新三部作の完結編、そしてシリーズ6作目にして全体の完結編としても位置付けられるのがこの「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」だ。
第5作を観ずにいきなり本作を鑑賞すると面食らうかもしれないが、前作では恐竜パークがあった島が噴火し、救出された恐竜たちが世界に解き放たれて終わっていた。それから4年が経ち、恐竜たちは海や山、さらには都市部にまで生息地を広げ、人類は獣害ならぬ“竜害”に苦戦している状況だ。オーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)はクローン技術で生み出された少女メイジーの親代わりになって育てていたが、メイジーとヴェロキラプトルの幼体「ベータ」が、それぞれの身体に備わる特殊な遺伝子情報を手に入れて金儲けを企む組織から拉致・捕獲され連れ去られてしまう。一方、植物学者のサトラー博士(ローラ・ダーン)は旧知のグラント博士(サム・ニール)を伴い、ある疑惑を追ってバイテク企業バイオシンに乗り込み、そこで働くマルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)と再会する。
メイジーたちの救出に奔走するオーウェンとクレアは、やがてバイオシンの施設に行き着き、かくして新旧のメインキャストが一堂に会するという胸アツの展開に。今作ではさらに、ハリウッドのスパイ活劇で定番のカーチェイスを彷彿とさせる、市街で高速追走する恐竜から車やバイクで必死に逃げるシーンが加わり、アクションシーンの多様化でテーマパークのアトラクション的な楽しみが増している。全体にわちゃわちゃしていて、ご都合主義的なストーリー展開もあるが、とにかく「ジュラシック」シリーズで蓄積された知的財産を最大限に活用して観客を楽しませようという意気込みと、そのために膨大なリソースが投じられたことが映像からしっかり伝わってくる。これぞハリウッドビジネスという、お手本のような娯楽超大作だ。
スクリーンで仰ぎ見る恐竜と懐かしのキャストたち
かつて93年の第1作では隔絶された場所として「パーク」は存在し、97年の2作目ではその聖域から、たとえ一頭だけであったとしても文明社会に乗り込んでくる展開に驚きと恐怖があった。それから比べると、シリーズのフィナーレを飾る本作ではもはや「ワールド」は異世界でなくなり、実社会とイコールで結ばれている。これぞ我々が夢にまでみたカオスの最終局面。ある場面では人間と恐竜がジェイソン・ボーンばりチェイスを繰り広げたり、迫真の空中戦があったり、ふとしたところで過去作へのオマージュ風の描写が見受けられたり・・・趣向を凝らした映像の数々が目と心を楽しませる。でもどれだけVFXが発達しても、93年のブラキオサウルス登場場面の深淵を決して超えられないのはこのシリーズの宿命だろうか。やや偶然に依拠しがちな筋書きが気になるが、それでも懐かしい顔ぶれの念願の再会と、彼らの創り出すアンサンブルは味わい深いものがあった。
「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」は、❝Don't think! Feel❞な作品?
「ジュラシック」シリーズは、「映画の公開年」と「劇中の時代設定」が同じになっている点が特徴としてあります。そのため、本作の舞台は、2022年の地球となっています。
絶滅した恐竜をバイオテクノロジーの進化によって蘇らせた1993年の「ジュラシック・パーク」から30年もの月日が流れています。
「ジュラシック」シリーズにおける究極的な問いかけは「人類と恐竜は共存し得るのか」ということでしょう。これの答えを探すべく「ジュラシック・ワールド」シリーズが生まれた面があります。
2015年の「ジュラシック・ワールド」は1993年の名作「ジュラシック・パーク」の精神を見事にアップグレードしていて、映像センスや脚本も非常に出来が良かったと思います。
ただ、2018年の「ジュラシック・ワールド 炎の王国」は、やや失速した感がありました。
そのため「ジュラシック・ワールド」シリーズ最終章の本作に期待していましたが、結論から言うと、前作での失速はカバーできなかったという印象でした。
本作では「ジュラシック・パーク」からの30年間を総括するような意味合いもあり、一部の「ジュラシック・パーク」シリーズ出演者が合流します。結果的に、ここが足を引っ張った面も感じました。
要素が多いほど、尺の問題が出てしまいます。
それもあってか、本来は重要であるはずの「巨大バイオテクノロジー企業」が、旧メンバーらのために❝取ってつけたような企業❞と化していました。
元々「ジュラシック・パーク」は、バイオテクノロジーの進化を描き壮大な物語を繰り広げてきた作品です。
そのため、当時より遥かにテクノロジーが進んだ現代の「巨大バイオテクノロジー企業」は、より強固な存在でなければ不自然となります。
ところが「犯人は●に違いない」→「あ、旧友が●で働いている」という感じで同窓会のため用意されたような存在で、セキュリティー管理から何までギャグシーンかのように❝異空間❞でした。
最終章ということで、いろいろと詰め込み過ぎた反動が如実に表れています。
これであれば、2部作に分けてでも緻密に描き、作風の統一をしてほしかったのが残念な点です。
そのため本作は「大迫力な恐竜映画」として「深く考えずに、感じる作品」ととらえて見るのが正解では、と思います。
そう割り切ると、1993年の「ジュラシック・パーク」、2015年の「ジュラシック・ワールド」と、始まりはどちらも壮大で映像表現も素晴らしかったです。
この“生きた恐竜”は、本作でも間違いなく存在し、映像のクオリティーは素晴らしく、映画業界に大きな進化をもたらした功績を評価したいです。
30年にわたる壮大な物語の最終章は、新たな恐竜映画ファンにも伝わる物語
巨匠スティーヴン・スピルバーグが生みだした大ヒットシリーズの通算6作目にして、「ジュラシック・ワールド」3部作の完結編。「ジュラシック・ワールド」シリーズの中心人物であったコリン・トレボロウが「ジュラシック・ワールド」1作目に続いて本作でもメガホンをとり、主人公のオーウェン役のクリス・プラット、クレア役のブライス・ダラス・ハワードがそれぞれ続投する。本作の注目点は、ローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラムといった「ジュラシック・パーク」シリーズの面々が「ジュラシック・ワールド」シリーズで登場を果たす点だ。
前作のラストにおいて恐竜たちが世界中に解き放たれて4年もの歳月が流れている。世界そのものがジュラシック・ワールドへと変貌し、あらゆる場所に棲みついた恐竜たちによって人々は混乱の渦に巻き込まれていた。果たして人間と恐竜は共存し得るのか。これこそが「ジュラシック・パーク」からつながる最大のテーマである。
個人的には、クローンであるメイシー・ロックウッドの秘密が明かされていくところが気に入っている。人気のある恐竜「ブルー」に子供ができていて、その距離感に新しさを感じた。
リアルな恐竜が多く出てくるので、大人から子供まで、恐竜好きにはたまらないサプライズが多い。恐竜映画の代名詞的な最高峰シリーズ。
映像の至るところに既視感が
新旧メンバーの共闘に感動
グラント博士とマルコム博士の安心感がハンパない。やっぱりこの2人がいてこそのジュラシックシリーズ。
恐竜との共存自体はこんな生易しいものではないだろうし、イナゴの被害も本来ならもっと悲惨な事態になっているだろうけれど、そこらへんは結構軽く扱われている。
というか、いい加減同じ事(人間の欲&エゴによる甚大な被害)を繰り返すのも飽きてしまった…。
パークのメンバーが出てきてくれたことで気持ちは上がったが、ストーリー自体には盛り上がりなし。
それにしても、ブルーが元気で何より。
良くも悪くもオールスター映画でした。 パーク3のバカどもは置いといて、ジュラシックの歴史に名を連ねる皆さんが共闘していてファンとしてワクワクした。
詰め込みすぎている?
思ったよりは面白かった。
恐竜のドタバタもアクションも迫力あり。
The洋画の大ヒットシリーズ。
ただ伊藤沙莉の声ってやっぱり特徴的だな。役に合っていない訳ではないが、伊藤沙莉と役のキャラが全然違うので、違和感があった。
久しぶりに地上波で映画観た
アクションでも犯罪系でも家族愛系でもパニックでもない新しいジュラシ...
アクションでも犯罪系でも家族愛系でもパニックでもない新しいジュラシックを目指したけどものすごく迷走してしまった感じ
サムとジェフが出てきたところがピーク
もはやこれは恐竜じゃなくていい内容で全く恐竜を使う意味をなしてない
恐竜の親子
ジュラシックシリーズを手堅く楽しめるクオリティでした
ジュラシックパークとジュラシックワールドの融合
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