「20年、夢を見せてくれてありがとう。」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 はくさい(さぽしゃ)さんの映画レビュー(感想・評価)
20年、夢を見せてくれてありがとう。
恐竜と人間が共存を模索する世界。
前半、新旧の登場人物を集合させる為のつじつま合わせを丁寧に描き過ぎてテンポが落ち、眠たい感じに……(観客サービスなのにすみません)。完結ということもあり、突っ込ませないぞという脚本家さんの真面目な?固く強い意気込みを感じました。
でも中盤から、1作目に近い興奮とスリルを感じることができた。
今までのジュラシックだと、社内から自分の私利私欲に走る裏切者が必ず出てくるから「人事課おかしいんじゃないの?私に面接させなよ」とずっと思ってたけど、今回は内部から腐敗を暴くパターン。
自浄作用。全ての大企業にもあると信じたい。
またシリーズ通して思ったのは、人間は恐竜を支配できないということ。「NOPE」でも感じたけど、人間は生態系のトップじゃない。
驕ったらいけない。
とはいえ、ふと窓の外を眺めたらアパトサウルスが歩いてる……なんて恐竜好きの私には夢だ。
20年も夢を見せてくれてありがとう。
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