TANG タングのレビュー・感想・評価
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ポップなロボット映画の「傑作」。
TANGは感情を持ったロボット。人間とロボットを隔てるものは感情である、ロボットが感情を持ったらという話はたくさんある。古くは「鉄腕アトム」が有名だが、映画ではスピルバーグ監督の「AI]が印象深い。{AI]は人間の都合で愛することをインプットされたこどもロボットの悲劇である。ロボットの悲しさに心が揺さぶられてしまう。それに比べてこのTANGはとてもポップで癒される。TANGがかわい過ぎて映画のテーマはどうでもよくなってしまう。おそらく健とTANGの不思議な結びつきと心(?)の成長を描きたかったのだろう。エリート人間ではなく、人生に傷つき前に進めなくなった健だからこそTANGの素直な、AIとしては奇跡的な人間的成長を促したのだろう。そんな話よりとにかくTANGのかわいらしさである。表情はないのに様々なパーツで感情を表現するおかしさとたくみには恐れ入る。すべてVFXで作ったそうだ。動きは二宮和也本人がモーションキャプチャで演じているようだ。それもあってか二人(?)の息もぴったりである。
単純な空想ファンタジーとしても楽しめるし、AIはどこまで人間に近づけるのか、また、人間とAIはどうつきあっていけばいいのかという社会的問題としても見ることができる。ポップながらも見る人によっていろんな見方ができる作品でした。
奈緒さんよかった&ストーリーは普通
○奈緒さんの好演技!!チョイ役のはずなのにすごく魅力的。ファンになりました。かまいたち目当てで見ましたが、予想よりいい演技で2人ともいい仕事してたなあ、と。
○タングがあれほど主人公に厳しくされてたのに、最終的に大好き!とまで言うのがちょっとわからないと言うか…そもそもなんであんなに主人公に懐いていたのか?最初から好感度が振り切れてる感がストーリーの最後まで納得がいかなかったし、理由とか伏線がほしかった。
○ラスボスは馬場教授でしたが、悪の心が足りないというか…いまいち盛り上がりに欠けるなあと思いました…ニューロンチップを独り占めしようとしたことは悪いことでしたが、主人公達に対して自分が作ったロボットのデータを返せって言ってるだけだし道理は通っているというか…。
組織側からしたらみんなのデータだろ、返せよってなりますけどね。でも主人公達に言うのは、馬場教授としては間違ってないよなあって。
そこに付け入る隙があるとしたら、馬場教授がタングの感情を無視して軍事兵器として利用しようとしてるところ。「いくら馬場教授が元親だとしても、タングは怖がってます!!貴方には任せられません!」…てそのくらい言ってほしかったです。
○タング可愛い!と思って見れたら楽しい作品です。みんな演技も上手だし、映像も綺麗。
何を期待したら楽しめただろうか
予告や広告から感じる作品の雰囲気といえば「ハートフルコメディ(ライト)SF」くらいの雰囲気だと思うのだけど、ことごとく裏切られるテイスト。
原作未読ですが、レビューの中に「SFじゃない」と言われる人の気持ちが痛いほど分かったので、おそらく自分もそういう期待を持っていたのでしょう。
ロボットじゃない。
SFじゃない。
AIじゃない。
近未来じゃない。
アニメじゃない。
……いくらでも出てきそう……
では一番的確に思えるハートフル・ファンタジー映画なのかと言えば、そうではあるのだけど満足度はかなり低い。ふだんそういう作品が好きな自分が苦笑して眠くなるという展開。
ファンタジーであっても世界観に約束事が提示されれば納得でき楽しめるというもの。例えば「ハリーポッター」なら、魔法世界の不思議なことは人間(マグル)世界における何かってのは察する事が出来て、その違いを面白がれるじゃないですか。
ところがタングは全方位的に納得できない事づくし。近未来なのに今あるテクノロジーの殆どが無い。特に通信手段。
なので、そういう世界かと思うと後半にネットがないと有り得ない描写とか、現代世界ならプライバシー保護的にアウトな事が頻出。倫理観が危ういのに、なんとなくカワイイから良いか、的な展開。論理じゃなくて感情論ばっかり。
たぶんSFと一番遠い美的感覚でできてる世界。
おそらくではあるが、原作もきっとそういう作品なのでしょう。
そして残念ながら実写映画版というリアリティが必要な媒体においてもあまり改変せず映画化してやいませんか…。
理屈なく感情論だけでも楽しめる人にはオススメです。
自分は徹底徹尾、キツかったです。
自分が主役奥さんのポジションなら最後まで改心できそうにありません…。
きょうびCGアニメーションでも物理的な重みを表現する映像作品群を見慣れていると、物理無視のアニメートが多い、まるで魔法で動いてるタング。それをカワイイから、ま、いっか!って人には心底オススメです。
…つらい…楽しみたかったです…
ある理由から、自分の夢も妻との未来も諦めてしまった春日井健。そんな...
ある理由から、自分の夢も妻との未来も諦めてしまった春日井健。そんな彼の家の庭に、記憶を失ったロボットのタングが迷い込んでくる。時代遅れな旧式のタングを捨てようとする健だったが、タングが失った記憶には、世界を変えるほどの秘密が隠されていた。
健の妻を満島ひかりが演じます。
やっぱりニノはすごい
予告映像でのニノの演技に興味を持っただけで正直そんなに期待しないで観に行ったのですが...泣きました!
とにかくTANGが可愛くて健気!そしてやっぱりニノの演技力は凄い!
TANGの声もニノがやっていたのを知ってさらに感動!
ロボットやAIってなんか機械的で冷たいイメージだったけどTANGはなんかほっこり温かい気持ちになります
主人公がいつの間にかTANGに癒されていた気持ちがよくわかる
もう少し主人公の葛藤の背景や旅の途中に出会う人とのエピソードが細かく描かれていたらよかったのにと思ったりもするけどこの尺では仕方のないことなのかな
残念だったのが奈緒ちゃんとか野間口さんとかの演技派俳優さんの出番がちょっとだけでもったいなく、逆にかまいたちの二人が(物語にそこまで重要な役じゃないと思う)が無駄に出番が多くて残念
最近の映画やテレビドラマにおいて役者さんじゃなくて話題性のある人(芸人さんとかSNSのインフルエンサーさんとか)を多用する傾向はあまり好きじゃないな
でもやっぱりTANGの声も含めてニノの演技派一見の価値ありだと思いました
タング、犬みたい
謎のロボ、タングが敷地内にいるところから始まる作品。やる気のない役の二宮さんの演技が良かった。テクテク歩くタングがとてもかわいくて和んだ。
ただ、奥さんの心情が分かりにくかったかなぁ。
ラストが少し納得いかなかった。
Always You
正直、あまり期待せずに観に行きました。予告の段階でかなりベタなやつだなーと思いつつ、売れっ子のかまいたちを敵サイドっぽい位置に配置したりと。
なんだか惜しい映画だなーと思いました。けちょんけちょんに貶すほど悪い作品では無いんですが、ロボットとの交流の描き方の浅さだったり、主人公・健自身の葛藤が大して物語に絡んで来なかったり、様々な場所に行くのに変化が感じられなかったり…と児童文学原作という事を考えたら分かりやすさを優先するのは致し方ないのですが、いくらなんでも見立てが甘すぎるように感じました。
良いところ
・TANGが可愛らしい
ここが魅力的でした。子供のような無邪気さとロボットにしてはポンコツなのか優れているのか分からない不思議な感じにとても癒されました。健の好きなコーヒーを持ってくる動作なんか可愛すぎました。
・ニノの素晴らしい演技
ニノ演じる健は基本的にTANGとの対峙が多いので、実際の撮影だといないものに対して身振り手振りを表現しているので、下手したら変なズレが起きてしまいそうなところを喜怒哀楽全て体現していたニノが凄かったです。
・白組のVFX
VFXの技術もぐんぐん上がっており、現実と遜色のないCGと、煌びやかな街並み、ありのままの自然と、映像の美しさは邦画の中でも群を抜いていました。
ここから悪いところ
・AIの設定がかなり杜撰
健がAIに関しての知識がほぼ皆無だったり、トラウマを生み出した医療関係にAIが携わっていないのも設定として無理があるくないか?と思ってしまいました。
・悪役がわかりやすすぎる
武田鉄矢さんが出てきた瞬間に悪役この人じゃん!って思ってしまい、その通りで、しかもそれを超える悪行が起きなかったのもあり、消化不良感が否めませんでした。まぁナタを振り回したりしてたのはネタ的な面白がありましたが笑
・配役が謎
かまいたちはコントをしにきただけっていう印象で、わざわざ忙しいコンビを呼んでまでやる事じゃないなと思いました。この2人だけ関西弁(関西弁自体は好きです)なのも変に違和感がありますし、手下としても何か役立っているようにも思えなかったです。あとTikTokerの景井さんの起用はゴリゴリの力技で出番を作っているように思え、少々イラッとしました。AI役も棒読みのはずなのに下手に感じてしまいましたし、妙に顔のショットが多いのも変な圧力が働いてんなーと思いました。
・納得いかせるオチになっていない
家族を大事にというラストはありがちですが、作品のラストとしては安定しているので使われがちですが、健の葛藤がそこまで描かれないので、家族をやり直すという過程にも疑問しか残りません。子供できとったんかいと大きく言葉に出してしまいそうでした。
可もなく不可もなく、興行的にもかなりつまづいてますし、脚本に大きく問題があるなと思いました。三木監督とも個人的に相性が悪い様な気も…。
鑑賞日 8/15
鑑賞時間 15:55〜18:00
座席 J-14
二宮和也恐るべし
二宮くんの演技力、計り知れない。ストーリー的にちょっとごちゃっとしていた部分は多々あったけどそんなの気にならないくらい二宮くんの演技が良い。結構気になるところは気になってしまう質なので映画後は大体いろんなところにツッコんでるけど今回は「二宮くんすげえ.....」という感想ばっか出てきた。満島ひかりさんもとっても良い役で、見る価値のある映画だと思う。見ててちょっと子供向けかなとも思ったけど全然大人が見ても面白い。純粋な気持ちで見ましょう。そしてTANGはめちゃくちゃ可愛いです
三木監督が嫌いになりそう。からの逆転ツーベース。
「ソラニン」から「陽だまりの彼女」までがピークか?と言うと厳しすぎますけど。それ以降、なんか今ひとつ乗れない。「フォルトゥナ」がトラウマ級の裏切り作。「君の瞳」は、ついにスルー。よって「TANG」もスルーしてアニメ祭りの「AKIRA」に行くつもりだった。んが。「AKIRA」まさかの満席御礼。で「TANG」にした。
三木作品です。独特の間と乗りです。雑っちゃー雑に、皆さん演技されてる感じします。構え過ぎじゃない、って言うと聞こえは良いかもしれませんが、アッサリし過ぎで感情は置いてけぼりのワタクシがいます。端的に言ってダルいです。二宮君、最近、作品に恵まれてねー!とか思いながら、シラーっと眺めてます。
コレは子供向けなのか、ファミリー向けだったのか、なんてこと考えてたら、武田鉄矢のマッドサイエンス解説がはじまりまして、「あーそーでも無いんだ」。完全に投げやりな気分です。どこが感動ポイントなんか分かりません。あざと過ぎです、その友情。全然響きません、その馴れ初めエピソード。あーもう、ハズレだよー、原作世界観、完全にぶっ壊しだよー、と阿婆擦れてたら。
いきなり来た。一箇所だけ破壊力ありました。ちゃんとポロリーンと来ました。ホームランじゃないけど、ツーベースくらいな感じのインパクト。ただ、後がシツコイw
あー、コレだから三木監督、嫌いになれねー!
心無い脚本に、心温まらず
原作未読のため、違いは分かりませんが。。脚本がヒド過ぎた。
主人公がバイトも家事もしないことについて、トラウマが明かされてもなお納得できず。
むしろ、あれを経てやってるゲームがシューティングというのが理解不能。
TANGへの対応からお人好しではあるのだろうが、共感どころか反感を抱く主人公はツラい。
かまいたちの二人も、『ホームアローン』的な悪役になれれば(後の展開もあり)良かったのだけど、コミカルさもシュールさも足りず。
TANG、中身スカスカすぎない?
入館証に何故GPSが??
武田鉄矢、ずっとモニタリングしてたならもっとやりようがあったでしょ。
満島ひかり、主人公たちがシンセン→宮古島→自宅と移動してるのに、まだ家にいるのか。
などなど、ツッコミ所も多数あり。
しかし、一番驚いたのは奈緒の扱い。
(あの時点では)命を賭けて逃してくれたのに、助けに戻るどころか心配すらしない。そしてその後の描写は一切ナシ。
他は目を瞑れても、ここだけは看過できない。
キャラクターにも脚本にも、血が通ってるとは思えなくなってしまった。
TANGが可愛かったのだけは素直に良かったが、正直本当にそれだけでした。
大人にはあまり響かないかも
三木監督作品と金子ありささんの脚本は好きなんですが、少し残念な感じでした。
子供の頃夢見ていた近未来なんですが、いまいち何を伝えたいのか分からない。
自分の時間が止まっていたから時計のネジを回さなかったところは分かりやすかったです。
二宮和也さんと満島ひかりさんの演技はとても良かったので最後はじんわりしました。
エンドロールで流している写真はとてもいいのできちんとエンドロールまで見る事お勧めします。
何かどこかで見た事がある物語の感じがします
昔々ETで感じたような物語です。
宇宙人か話せるロボットかの違いで、基本的に人間の弱さと強さ、支え、絆と言う事を感じました。
満島ひかりさんのキュートさと、武田鉄矢さんの極悪非道な面を発見できた作品です。
特に満島さんの夫に対し、怒っていても嫌いになれない気持ちは、可愛さを増幅させていると思います。
最後の、タングの由来は笑いました。
最後にタングと健が心を通わすところにじんわり感動してくるのは、やはり三木監督ならではの手腕だ
医師を目指していたものの現在は無職の健(二宮和也)は、毎日だらだらと過ごしていました。ついに妻の絵美(満島ひかり)に家から追い出された彼は、庭で見つけた古いロボット、自称「タング」と遭遇。
タングを製造元に持ち込めば最新型と交換してもらえると知り、福岡へと向かいます。 そこでタングがただの旧式ロボットではないことがわかり、ポンコツな2人の長い旅が始まるのでした。
魅力はなんといってもタングのかわいらしさです。ガクガクした形や動きには懐かしさも感じさせてくれます。そんなタングと心を通わせるのが無垢な少年ではなくダメ男なためか、夏休みにぴったりの冒険ファンタジー的な内容ながらも、大人も違和感なく入り込める作品になっています。
舞台は少し未来のようだが、進化したものと今も昔も変わらないものがほどよく混在した空間も心地が良かったです。
但し闇が深そうなタングの過去の掘り下げ方や未来の描き方、それに悪役の頼りなさに、物足りなさやご都合主義だと感じてしまうかもしれません。あくまでもおとぎ話としてのんびりまったり楽しみたいところです。夏休みに家族で揃って気軽に楽しむにはちょうど良い作品といえるでしょう。
本作は腐っても鯛というか三木浩孝監督作品です(^^ゞ本来なら山崎貴監督あたりがやるべき作品なんでしょうけれど、それでも三木監督らしさが溢れていました。
例えば、健が住む家の裏庭などちょっとした映像が鮮やかで美しく、三木監督ならではのファンタジーの世界へ引き込んでくれます。
また三木監督は、耳に聞こえることをとても大切にしている監督です。『今夜、世界からこの恋が消えても』でもそうでしたが、主人公の台詞回しが、とても丁寧で、タングと健の気持がよく伝わってくることです。突っ込み処満載のストーリーでも、最後にタングと健が心を通わすところにじんわり感動してくるのは、やはり三木監督ならではの手腕だと思います。
ひとことReview!
前作『セカコイ』で手腕の高さを証明させた三木孝浩監督なのだが、一転してグダグダ。「間」の使い方が悪いし、VFXもイマイチ、何だか矛盾している箇所が幾つかあった。いい素材を無駄にしている。プロデューサー陣の責任大だな。
生きている事がいとおしく感じる映画です。
端から見ると社会や自分から逃げているように見られるけど、それはそれでもいいじゃない。誰だって人生に停止してしまう事ってあるから。でも、人間ってそこからたち直せる力を誰もが備わっているからすごいし、いとおしい。自分に対し優しくなれるいい映画でした。
可愛さ三倍増し♡
ポンコツ君とポンコツロボットの、ハートウォーミングな再生の物語というのは予習で得ていた情報なので、そこは予定調和で楽しめた作品でした。
なので、安心して観続けることができました。睡魔が来るほど、退屈ではなかったですし。
主演のニノちゃん『GANTZ』を観て以来のファンなんですよ。
繊細な心根のキャラクターを演じさせれば、日本屈指の名優さんだと思うです。
そしてタングが予想していたよりも三倍増しで可愛かったです。
ここだけで⭐3個は確定です。
ジェームス君、ネーミングの由来に笑っちゃいました。
できればニノちゃんが、もっとダメ人間として描かれていた方がよかったようにも思えます。
あれじゃ、ポンコツの“カスケン”ってか重大なトラウマを抱えた深刻な人って描写でしたもん。
そして奥さん無責任すぎ!
妊娠していることを知っているのに、旦那を捨てて家を出ようとするなんて!
まぁ大先生ですからね。弁護士大先生ですからね。子供ひとり養って喰っていく分には困らなかったのでしょうね。(イヤミか!貴様ッッッ)
近未来の深センの煌びやかな街の夜景が、かなり美しかったです。
中国パートで登場の奈緒さんがヒロインになるのかな?と思ったのですが、早々にフェードアウトだったのは残念でした。
あと、かまいたちの二人がコメディリリーフとしては、ちょっとインパクトに欠けたかも。
パンフレットのキャラ紹介の欄にある設定が、もう少し丹念に描かれていてもよかったように思えます。
そして武田鉄矢のラスボス悪党っぷりがgood!もはや金八先生の面影はどこへやらですよ(笑)
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