TANG タングのレビュー・感想・評価
全161件中、1~20件目を表示
愛想つかされるおじさんが再起をかけたところで、である。
凄く面白くなりそうな気配はしてたけど、それが化けなかった感じ…。津々浦々行ったけどギミックには効いてないし、微笑ましいの一辺倒だったなと思う。
そもそも入口が、奥さんのすねかじりなニートってなかなかきつい。過去にあるから、といって責められるのを超えていて、なんだかなぁっていうのが最初。TANGと出会って変わっていくのはもちろん想像がつくものの、中途半端にゴールが透けているからか、物足りない。特にビジュアルにも感動することはなかったし、面白くなりそうな気配をくすぶらせているだけだった。
ただ、それでも面白くなりそうと期待させてくれる所は三木孝浩監督の手腕だと思う。TANGのキャラクターがもたらす純粋さは作品におけるミューズであり、イラスト風のカットで伝えてくることで、作品のトーンの暗さを抑えることに成功している。ただ、全編通して思い出せるほどのシーンが少ないのが残念。
主演は二宮和也さん。ゲーマーってことくらいで、抜けた感じがハマるのも分からなくはないけど、それが逆に安売りにも思えてしまうのが残念。豪華なキャストを抑えていながら、そこに付加価値を感じられないのが惜しい。
コメディタッチのフレンドリーなSFってことなのだろうけど、ちょっと中身が寂しい。ただ、TANGに湧き上がる愛着が作品のギアになっていたことは間違いない。
たぶん 監督のせいだと思う。
演技だってもちろんキャストのみなさんは当然 問題ない訳です。
美術さんも頑張ってる。
世界感は好き。
なのに なのになのに。
なんでしょうかこのあっさりストーリーと演者の方々の号泣っぷりがチグハグで。
ここまで置いてかれ感を感じるのって久しぶり。
去年 6歳girlと見に行こうか迷った挙句 行かなくて正解だったなーー。
ターゲットは子ども向け的に平べったいセリフ
なんだけれども
話の主題はオトナ向け。
ところどころに反戦盛り込みつつの(これがまた薄っぺらい)
中途半端!
涙で顔がびしょ濡れのニノが なんか気の毒になった。
アニメーション映画っぽい
所々辻褄の合わない場面などがあったのが気になったが、タングという愛くるしいキャラと場面の転換などがディズニーやユニバーサルのアニメーション映画のようで、とてもストーリーが簡潔でわかりやすい映画だなと思った。
ラストはタングの、録音を聞かせる(→満島ひかり)、妊娠を伝える(→ニノ)という純粋な優しさに感動した。
個人的には実写だったからこそタングの可愛さが出ていたんじゃないかなと思った。
難しいものというよりも
「ロボットインザガーデン」という小説を原作にした作品。主人公の男性は、何事もダメな人生で妻から見捨てらていた。そんな中である日「タング」というロボットとの出会いから自らの人生が思わぬ旅へと向かう事になる。
少し原作ありきな感じを感じてしまった。
話の展開が唐突に仲間になったりしてりと。
あれっ?思ったりして、キャラクターがこうだったけど感じてしまいました。
けれども、作品としては、ハートフールな作品で見応えがありました。
どちらかといえば、実写版のディズニーのイメージに近いと思いました。
家族の愛。ダメな主人公の人生に向き合い方。友情。
自分は、どちらかという難しく物事を考えてしまいがちなので、偏屈な見方をしてしまいましたが、家族で観るのには、とてもいい作品だと思います。
この作品を通じて、絆を再認識するのなと感じるかなと思いました。
ダメ男とポンコツロボットの交流。 全体的にほのぼのとした話ではある...
ダメ男とポンコツロボットの交流。
全体的にほのぼのとした話ではあるが、TANGを狙う組織が登場してからきな臭い雰囲気になる。
結果的にはそこまで深刻な内容でなくてよかった。
雑感とし二宮和也が弱過ぎる件、そしてTANGの歩き方がかわいい。
さらに、一度冷えた夫婦仲はそんな簡単に修復するとは思えない。
以上
とんでもない思惑に巻き込まれる健とタング
劇場の予告編で観ただけでアマゾンプライムにて初視聴したけどなかなかの感動作品だったよ。
二宮和也扮する春日井健は、父親の死に目に研修医として立ち合ったにもかかわらず何も出来なかった事から先に進めないプー太郎のダメ亭主だった。そんな春日井健宅に何故か汚いポンコツロボットが潜り込んでいた。ロボットは自分の名前をタングと言った。
単なるおちゃらけ的な展開かと思いきやとんでもない思惑に巻き込まれる健とタング。友情物語だけでなく、夫婦愛とか AI に関する是非論とかテーマとしても盛りだくさんだったね。タングのポンコツさがユニークで可愛らしさを見事に演出されていたね。
ポンコツ同士の2人だけど…
ニノのポンコツなダメ男役もいい感じで話が進む
記憶をなくした迷子ロボットのタングの描かれ方がすごく好き
コーヒーを零しながらも、健のために運んでいる姿はキュンです😍
原作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は知らずに鑑賞
大冒険ストーリーかと思いきや
謎の追っ手が迫ってくる…というのは思っていたストーリーでは無かったけど…
ラストには涙を誘う場面があり
思わずほっこりさせられた☺️
子供は楽しく見れそうかも。童心のままなら楽しめたかな。笑
今までロボットやサイボーグが登場する作品はたくさん鑑賞してきましたが、自分は洋画でいうなら「アイ・ロボット」や「A.I.」、邦画でいうなら「僕の彼女はサイボーグ」のような大人が見てスリルがあったりハラハラしたりする作品が好きで、TANGは幼い子向けかなーと思いました。
なんとなく実写映画版の怪物くんを思い浮かべました。BGMや展開でそれっぽい雰囲気は出すけど実際大人目線で見ると全然ハラハラしない、みたいな。笑
ただディズニーアニメ(実写も含む)のように年齢に縛られず鑑賞できる作品というのは良い作品だと思います。
そして大人になってもこういった作品を純粋に楽しめる方はたくさんいらっしゃると思います。
個人的に童心に帰れず刺さらなかっただけなので、小さなお子さんがいらっしゃる御家族でほっこりとした気分でみるのはおすすめかと。
後は二宮さんのお芝居が好きな方にとってはジャンル問わず楽しめるかもしれません。
2023 56本目
TANGに愛着が沸きました
正直途中までは、微妙と思って観てましたが
なんだかんだ面白かったです。
ファミリームービーだけど人を選ぶ
映画かな
もっとスリルなどがあればより
楽しめたと思います
この映画が伝えたい事って?
映画のCMで泣けたと見た記憶があったので楽しみに鑑賞 最初の設定から中途半端すぎて未来なのにキッチンはガスだったりツッコミどころしかなかった
何より後半の武田鉄矢さんと争う時の二宮くんの演技に冷めてしまい
そこからはひたすら時間の無駄に思えた
他の映画で演技よかっただけに勿体なく感じた
ラスト出ていく嫁に妊娠という部分をぶっ込んでくるあたりも邦画の幸せの形を下手にまぜてて
ここまで苦痛な映画は久しぶりだったのでレビューしてしまいました
タングが最高にいじらしくてメチャ可愛い!!
箱をふたつ重ねたような四角い顔と体、駱駝色の手足にマジックハンド、
お腹のフラップにマジックテープ。
本当に見た目が最高に愛らしいタング。
「記憶を無くした迷子のロボット」のタング。
「妻に愛想を尽かされるダメ男」の健。
子供向きかも知れません。
ファミリーで安心して観れる映画です。
舞台はAI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事にアンドロイドが
従事する近未来。
法定弁護士として働らく妻の絵美と対照的に、仕事も家事もせずに
家で過ごす健。
ある日、自宅の庭で壊れかけのロボットを見掛ける。
ロボットは自分を「タング」と名乗る。
なんと、健とロボットのタングを修理するための
地球を半周する旅がはじまる。
人間の心を持つロボットのタング。
《思いやりや、優しさ、大好き・・・》などの感情を持ちます。
更に自分で考える能力を持つ。
原作は意外と最近で、2015年に出版された作品。
イギリスの女性作家のデボラ・インストール。
(ハリーポッターの作者と同じイギリス人女性)
「ロボット・イン・ザ・ガーデン」
その後、続々とシリーズ化してます。
やはり児童文学のジャンルですね。
タングはエネルギーがバイオオイルかなんかで、
外見はブリキのオモチャ。
中を開けて見ても、コイル線で繋いだメチャ簡単な様式。
心臓部にニューロチップが搭載されていて、そこが最高に進化した
ロボット。
どういう手違いなのか、心(思いやり)を持っている。
そのユーロチップの争奪戦としてタングは狙われるのです。
ひょこひょこ歩く姿、会話の素直な受け答え、
なんと言っても健を信じ切ってて疑わない心。
ここがツボ、泣かせます。
悪役もお笑い芸人の【かまいたち】の2人とか、
小手伸也そして武田鉄矢・・
ちっとも怖くないですよ!!
馬場教授(武田鉄矢)はちょっとマッドな科学者だけど・・・。
健が研修医として父親の蘇生時に慌てて適切な処置を下せなかった過去。
もう2度と同じ失敗は繰り返さない!!
タングと健。
健は最後にタングへの愛を炸裂させて、タングを守ります。
健とタング。
2人の再生の物語でもあります。
「パディントン」にはちょっと負けるけれど、可愛らしさ満載です。
癒されること間違いなしです。
(タングの声も二宮和也が担当しています)
アイドル映画
見掛けはレトロだが中身は最先端のAIロボット、タングと医師に挫折した優柔不断男、ケン(二宮和也)の出会いと成長の友情物語。
タングが主役と思ったら、やっぱり藤島ジュリーさんの製作だから二宮くん推しの中身の薄いジャニーズ・アイドル映画でした。
タングはウォーリー系の箱型ロボット、ロボット博士の森政弘先生の唱えた「不気味の谷」に言われるように、余り人間に近いと人は心理的な嫌悪感を持つと言われているから必然的にレトロ調に振ったのでしょう、動作は白組が手掛けたモーション・キャプチャーCGでよくできています。
無職の割に海外旅行などお金に困っていないのが不思議、原作踏襲の海外ロケなのでしょうがロードムービーと言っても見せ場なし、これなら東京近郊でも成立でしょう。
研究所は軍事ロボットを開発していた悪役の筈、サスペンス感を臭わせていたのに穏便な落としどころにやや違和感。
NHK大河じゃないが「どうする二宮」といった主人公の迷いと甘さを延々描くばかり、続編狙いなのか話も中途半端、軟な脚本でした。
どうして、こうなるのか
本編鑑賞後、どうにも腑に落ちない感覚が強く残り、原作の小説を読みました。
読み終わってみると「この素晴らしい原作から、どこをどうすればこんな作品が出来てしまうのか」としか思えません。原作から残ったのはTANGのキャラクターだけで、後は別物です。
興行的にもコケたようですが、本当に勿体ないです。
きっと大丈夫じゃなくて、ちょっと残念
原作はイギリスの小説らしいが、内容は実に日本人に馴染み易い。
人間とロボットの絆。もっとよく言うと、ダメ人間とポンコツ・ロボット。真っ先にダメダメ少年と未来から来た青い猫型ロボットが思い浮かぶ。
日本には映画やアニメに様々なロボットが。戦闘ロボット、合体ロボット、ロボット怪獣。それらはおもちゃにも。
現実世界では画期的なロボットも開発。
日本はロボット大国。
そんな日本がまた新たな人間とロボットの絆の物語を紡ぐ…。
監督は三木孝浩。SFファンタジーは初挑戦ジャンル。
先日見た『アキラとあきら』でも初挑戦ジャンルの熱血企業ドラマで上々の手腕を見せてくれたので、本作も“きっと大丈夫”と思ってたのだが…
いや勿論、良作好編。笑えて、可愛らしくて、ハートフルと感動…。
でも、何かちょっと…。
順々に語っていこう。
ある理由から仕事をせず、面接もすっぽかし、ゲーム三昧の毎日を送る健。妻・絵美から愛想を尽かされている。
そんなある日、家の庭に古ぼけたロボットがいるのを発見。“タング”と名乗る。
メーカー元に返そうと出掛けた事をきっかけに、思わぬ冒険へ出発する事に…。
何と言っても、タングの可愛らしさ!
子供のような仕草、覚えたての喋り方…とにかくキュート!
びっくりなのは、このタングの声や演技を主演の二宮和也が担当している事。声色はコンピュータなんかで変え、パフォーマンス・キャプチャーを駆使しているとは言え、子役がやってると思うくらいスゲェ…! いやはや、芸達者。そういや、前にも殺せんせーやってたね。
主人公・健役でも好演。いい年なのに、ダメ大人っぷり。本人は至ってマイペース。どうしようもなく、情けない。そんな彼がタングとの冒険と絆を通して…。その変化や内面を丁寧に。あるシーンの涙の演技はさすが演技巧者。
健の今の自堕落っぷりには、ある過去のトラウマが。元研修医、手術室、そこには患者が…。
タングにも秘密が。オンボロ&ポンコツだが、製造元は大手アンドロイドメーカー。
こう見えて実は、ロボット博士驚きのプログラムが備わっている。記憶も失っており、時折挿入される何か緊迫した過去シーン…。タングは、一体…?
健とタングの過去と成長がドラマ展開のミソ。
ハートフルな絆のドラマも勿論。あの“一杯のコーヒー”、美味しかったな…。
舞台を近未来の日本に置き換え、そのビジュアル。
目を見張るほどではないが、まるで絵本か『ドラえもん』のような世界観。
作風も展開も予定調和だが、ファミリーで見るにはぴったり。
だって、タング可愛いもん。
…と、良かったのはそれら。
ハートフルなファンタジーと可愛いタングを自信を持ってオススメしたかったのだが…、
ちらほら気になる点やおざなりな点が目立つ。
妻の絵美。もっと話に絡んでくるのかと思いきや、そうでもなく。二人の夫婦愛のドラマも描写が弱い。健の背景のお飾りなような印象。言ってしまえば、何でかんで絶対必要なくても…。本作の満島ひかりがメチャ可愛い分、惜しい使われ方…。
他キャストも雑な扱われ方。ナルシスト博士に人気のジャニーズを起用したようだが、出番はあれだけ。かまいたちなんてバラエティーのまんま。小手伸也や武田鉄矢の役もステレオタイプ。唯一奈緒は弾けていたが…、結局彼女も出番はあれだけ。演技やキャラ描写には期待しない方がいいかも。
タングは何故、健の前に現れたか…? 何かここにもポイントがあるのかと思ったら…。まあ、一人と一体が出会わなければ話は始まらないとは言え…。
故障しているタングを直しに中国・深センへ。わざわざ中国に行く設定にする必要、あった…?
タングを狙う二人組。謎の黒服の男。まさかの魔の手。一応これら、本作でのピンチシーンだが、驚くほど何のハラハラもせず。もう致命的と言っていい。『ドラえもん』の方がよっぽどハラハラドキドキがある。
終盤、健は再び“選択”を迫られる。結果は…。が、奇跡が…。ファミリー向けとしてはちょうどいいんだろうけど、あまりにもねぇ…。
それからこんな事言っちゃあ二宮クンには申し訳ないけど、主人公をニート大人にする意味あったのかな…? ありふれているけど、主人公を子供にした方が、よりファミリー・ファンタジーになった気がする。少年とロボットの冒険と友情…。日本人はこの設定に慣れ親しんでいるのだから。
こういう作品にあれこれ指摘し、目くじら立てるもんじゃないのは分かっている。
『ゴーストブック おばけずかん』のようにピュアに楽しめばいい。
それも分かっている。分かっているのだが…
『ゴーストブック』と本作、ファミリー向けファンタジーとして、似てるようで違う。
本作はテクニック(話の展開、見せ方、キャラ描写など)やセンス(ビジュアル、作風など)に凝ったものを感じなかった。一方の『ゴーストブック』はそれなりの巧みさがあった。CGも目を見張るものがあったし。
たかがファミリー向けファンタジーなんだから…と言うなかれ。この点って、結構大きいと思う。
アニメなら『ドラえもん』、映画なら『ジュブナイル』。その他諸々。
タングも彼らと並んで友達になりたいキュート・ロボット。
だけど、この映画とは友達になれなかった。
小さい子供とも楽しめる映画です
低学年の子供が見たいと言ったので一緒に見ましたが、普通に楽しめました。
主人公とロボットの友情をいいなと感じたそうです、宿題の作文に映画に行ったこととして感想書いてました。
親の私は主人公と奥さんの関係が興味深かったかな。
(テーマは意外とそこなのでは?、などと深読みしたりしました。)
ラストの奥さんとの関係もよかったな~と思いました。
旦那と奥さんだけで別の映画作れそうなんですけどね~。
逆にロボット無だと重いかな。
私の世代でロボットといえばロボコンですかね。
ロボットも時代と共に可愛くおしゃれになったな~とか、余計なことも思いました。
小さい子供と安心して楽しめる映画です。
全161件中、1~20件目を表示