「人生とは、年を重ねるとはどういうことなのか」オールド のむさんさんの映画レビュー(感想・評価)
人生とは、年を重ねるとはどういうことなのか
ベルナル氏が演じた父親が最後に残した言葉がとても印象的でした。現在のコロナ禍も含め、私たちの人生には苦悩がつきまといますが、大きな波があっても、それを乗り越えて、人生の最後にあれくらい穏やかになれたらなと思いました。
家族が何か問題を抱えたときに、それでも、いやだからこそ寄り添える関係でありたいと思いました。主人公家族は、病気と不倫という問題を抱えていても、互いを思い合い寄り添う姿勢を感じました。それに対し外科医の家族は、そのつながりが薄かったように読み取れます。奥さんはトロフィーワイフのように見えましたし。
子育てしていて悩むこともありますが、先輩に言われた「子どもが育つのはあっという間だから、それって今しかできないよね」という言葉に大分救われました。それと同じような感覚を感じる、私にとって人生に寄り添う映画でありました。
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