「スリラーだけでは終わらない」オールド あささんの映画レビュー(感想・評価)
スリラーだけでは終わらない
奇妙な映画体験といったところでしょうか。ネタバレしそうなので詳しくは書けませんが…。
本作はスリラーでありながらさまざまな要素が絡んでいます。
事前に調べず鑑賞したため、後半部分の予想外の展開にはびっくり仰天!
今作の殆どの時間が、1日で50年の年月が流れるというビーチでの奇妙な出来事が描かれています。ここはまさにサバイバルスリラー。観ている側も不思議な感覚に陥ります。
そこには“親子愛”や“赦し”、様々な老い方や死に方が描かれている。
子どもたちが徐々に大人になっていくキャスティングにも違和感なく、大人たちの老化メイク、その他諸々の特殊メイクもお見事!
あり得ないような話のようで、この地球のどこかにも“奇妙な島”が存在するのかも、、、!?と思わせるような現実と非現実がうまくバランスが取れているところが本作の魅力の一つかも。
物語の最初からたっぷりと伏線が張られているので、できるだけ集中して見るとより楽しいはず!2回目の鑑賞はまた違った楽しみ方がありそう。良作!
子どもたちは身体だけでなく、精神的にも成長してましたね。教育を受けていないのに、語彙も増えてました。
この辺の謎も、ただのご都合主義で片付けないで、深掘りできるSF的設定にしたら、意外とあのビーチを舞台にした続編も(時間を逆光させる電磁波装置が登場⁉︎)楽しめそうです。
今晩は
”アーヤ”へのコメントバックです。
今作は、私が一緒に行ったお子さん(と私)が、偶々嵌らなかったのかもしれません。 私はショートスリーパーなのですが、流石に疲れがあったのかもしれません。
映画って、体調によっても感想は変わると個人的に思っていますので。(けれど、絶対的な傑作はどのような時でも、心に残ると思いますが)
では、又。