「きゃわいいいい…」とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー にんさんの映画レビュー(感想・評価)
きゃわいいいい…
「かわいい」に尽きる。ぷきゅ~ん、ぷきゅ~ん。ぷいぷいぷい…。かわいい。かわいい。かわいさで感動できる圧倒的な可愛さ。すべて一度見た作品とは言え、3D眼鏡をかけて最初に3D感を体感した時は興奮する。「うおおおお~~~~!モルカーが立体的になっとるうう!」ほげえええかわいいいい立体いい!!
次第に3Dになれ、興奮はなくなってしまった。
そうか、これは3Dを想定して作られた作品ではないので、ディズニーランドのフィルハーマジックやディズニーシーのマジックランプシアターのように「触れそうなほど飛び出して見える」「奥行きがすごくある」シーンはない。程よく日常的な奥行きなのだ。
良くも悪くも途中で3Dだったことを忘れてしまうくらいだ。迫力らしい迫力はない。程よく立体感がある。という印象だ。
また、モルカーボールのぷいぷい対策なのか、音量がいつもの映画よりかなりでかかった。
「う…うるさくない…?」子供と見に行ったのだが、子供も音量にびっくり。もう少し音量下げてくれ…。
こちらの映画館は周りはすべて大人で、開始前、だれもモルカーボールを鳴らしている気配はなかった。
迷惑になっちゃうかなと気を使い、子供に「ならさないでおこうか」といったのだが、
いざ始まると、ん?職人がいる。
いい感じにならしまくる職人が一人いたのだ。私たち以外は大人だった。
つまりこの中の誰か大人がモルカーファンで、何度かこの映画に来ているのだろう。
何度か来ていると感じたのはタイミングをばっちりつかんでいるからだ。
非常にうまい。
静かなシーンはピタッと止まり、鳴らさない。
盛り上がるシーンでは激しく鳴らす。
ぷいぷいモルカーが集まるシーンはまるでオーディエンスの一部のように程よくぷいぷい鳴らす。
そういう効果音が映画にあるのだと、途中まで気づかなかったくらいだ。
素晴らしかった。
みんなでならせばもっと楽しかったかもしれないが、これは映画館、鑑賞する人、また人数によるのだろう。
プリキュア映画みたいに、慣らすタイミングを決めて、「今だ!みんなでプイプイボールを鳴らしてモルカーを助けるんだ!」
と、映画内で言ってくれれば、大人だって心置きなく全員ならせるのにな。
鑑賞後は、かわいいという思いがなかなか離れず、今日はモルカーの夢を見る!!と子供ときゃっきゃして楽しんだ。