「ペニー・レインと比べてはダメなんだけど」ビルド・ア・ガール kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
ペニー・レインと比べてはダメなんだけど
若い頃から業界に入ることになった音楽ライターの自伝的映画というと当然「あの頃ペニー・レインと」を思い出してしまう。あんなキュンキュンくる青春映画ではないってのは百も承知。でも、どこかで比べてしまったのかも。
いや、もちろんちゃんとジョハンナの青春を描いているし、自分の道を切り拓いた姿は勇気を与えてくれるものだった。ただ、若干コメディっぽいってだけだ。ちょっと笑えたのも確かなんだけど、そこまで心に刺さらなかった。
それなりに楽しんだのにあまり印象が良くならなかったのはたぶんラスト。あんな説教くさいセリフをスクリーン目線で言わせなくてもいいのに。ああいうことされると冷めてしまう。
それにしてもマスコミ関係者の鼻持ちならない感じは万国共通だ。だからこそそこでのし上がろうとすることがドラマになるんだけど。
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