「すがすがしい青春映画」ビルド・ア・ガール コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
すがすがしい青春映画
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試写で拝見。
最初は「バカなガキ」としか思えないジョアンナ(ビーニー・フェルドスタイン)だけれども。
そのジョアンナを見守る家族と、正しい道に導くロックスターのジョン・カイト(アルフィー・アレン)が素敵だったなぁ。
アルフィー・アレンには、妙な色気すらありました。
才能への根拠なき過信、成功への飢え、承認欲求。
小さな成功で調子に乗って勘違いし、人を傷つけ自身も傷つき、騙され、失敗を重ねる。
誰にでもある、若さゆえの痛い経験だけれども。
どこかで道を踏み外し間違えたのなら、やり直せばいい。
失敗も「自分を作る」重要な過程だと、前向きになれるかどうか。
そういう「気付き」を得ることが重要だときっぱり言い切る、すがすがしい青春を描いた作品でありました。
これが「よくある話」で終わらなかったのは、ビーニー・フェルドスタインの個性のおかげなんだろうなと。
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