「観ていて辛い映画だ。善意の人が不運に振り回される。」英雄の証明 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
観ていて辛い映画だ。善意の人が不運に振り回される。
クリックして本文を読む
デシーカの「自転車泥棒」を思い出させた。悪人ではない、どちらかと言えば、善人が不運に振り回され、また刑務所に入所する。
主人公は善意の人間であるが、周囲の小賢しい人間に振り回わさせれ、人生がどんどん悪い状況に陥っていく。これは普通に生きる人間には起きうることだ。主人公が自分であるかのように感じられ、身にせまってくる。私は観ていて辛かった。救いようがなくて、気持ちが落ち込む。つまり、良い映画の証明だ。主人公に吃音症の息子を設定したことが効いている。また、入所前に坊主頭にする。長期入所の覚悟か、宗教的な意味があるかもしれないと。
コメントする