「2度目のTV」ニトラム NITRAM Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
2度目のTV
96年4月28日にオーストラリアはタスマニア島のポート・アーサー史跡で銃乱射事件を起こした男のそれまでの話。
事件のことは知らず、観賞後にwikiを読んだだけだけど、当日の様子は大分省かれている様だし、事件そのものの描写も無く、その日に至る数ヶ月ぐらい前からの様子をみせる作品ですね。
ADHDでしょうか?wikiには知的障害と書かれていたけれど。
横暴とまでは言わないけれど、自分の思うように言うことを聞かせたい母親とは違う接し方をしてくれる女性と出会い、解放感を憶えると共に、蓄積してきたものがオーバーフローしたという感じなのかな…。
制作者の意図や解釈も結構入っていそうだし、「これ」という決定打が有るわけでもなく、明確に読み取り理解するのは難しいけれど、映画として良い意味でのモヤモヤ感はあった。
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