「映画の楽しみに不可欠な想像性・空想性を大いに刺激する一本」MEMORIA メモリア talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の楽しみに不可欠な想像性・空想性を大いに刺激する一本
人は誰でも、意識はしていなくても記憶の奥底に埋没しているものが、あるのではないでしょうか。それは「幼少期の記憶」といった一世代的なものに限らず、世代を超えた悠久なもの(本作では「考古学」とか「遺跡の発掘」というアイテムが、そのことを象徴?)。
一方で、音(聴覚)は、映像(視覚)と並んで人が記憶を想起するきっかけとなるもの。
この二つの組み合わせが、本作の、いわば屋台骨になっていると、評論子は思います。
映画の楽しみは想像性・空想性が刺激されるところに負うことが大きいと思いますが、この2つ要素を媒介として、その両者が存分に刺激される佳作であったと思います。評論子は。
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