劇場公開日 2022年3月4日

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「批評に騙されるな」MEMORIA メモリア トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5批評に騙されるな

2022年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2時間16分の拷問である。退屈な映画は拷問である。
例によって、作品についての予備知識、情報が極力ないまま鑑賞。
監督がタイ人で、南米でロケされた、カンヌで何かの賞を取った―という程度。

封切り初日とあってか、館内は8割以上埋まっていた。
中身については、特段触れない。

ドラマとしてのヤマはないです。退屈な拷問です。
ああいう作品に何かを感じる人もいるでしょうが、私にはそれはなかった。

金曜の新聞各紙には映画評が載るけれど、東京で発行される新聞の評を、映画を見たあとにチェックしたら、2本の評に「静謐な~」という言葉が使われていた。
静か、穏やか、という意味だが、そんな普段使わない形容詞を使って持ち上げても仕方ない映画ですよ。
退屈なのに、それを深みがあるように思わせているだけ…。

配給元が出しているキャッチコピー
『深遠かつ静謐にして、圧倒的な【音】がもたらす唯一無二の映像体験』
このままに映画評を書いている記者、評論家は3流以下だわ。

町谷東光
けはえさんのコメント
2023年4月19日

はい、おっしゃる通りの拷問でした。
やめとけば良かったです

けはえ
いなかびとさんのコメント
2022年3月6日

この映画を観ようかどうか迷っています。最近鑑賞した「白い牛のバラッド」も退屈で、最後のシーンがなければ、料金を返せと叫びたくなりました。

すべての映画作品が起承転結のハッキリしたスタイルを取るとは思っていません。娯楽映画なら先ず観客を楽しませなければなりません。故に明確な起承転結があります。

芸術映画はそうとは限りません。見終わってから、気づくことも多々ありますし、意味がわからない事などしょっちゅうです。でも良い映画でも客が入らず赤字になれば、その監督は次の映画を製作することはできません。

宣伝チラシを読む限りでは、この監督は人間の潜在意識下の根源を探る映画のように感じました。起承転結とは無縁などろどろの世界を描いているかも。観客との感性勝負で、肌が合うか合わないかの映画かもしれません。残念ながら、貴殿とは相性が悪かったようです。

新聞紙の映画評も当てになりません。先ず、映画振興を前提にしていますから、褒め勝ちです。それと批評家として芸術映画に対し正直にわかりませんとは告白できるはずもないですし。

私は年金生活者で資金に限りがあります。観る映画は映画評や映画レビューを読んで、選択しています。シリアスな映画は客の大入りが期待できないので、良い映画なら観ようと私は考えています。もし、鑑賞したらレビューを投稿します。よろしければ、参考にしてください。

「ドライブ マイカー」がアカデミー賞を受賞しそうなので、あちこちの映画館で上映されています。私は原作を読んだ上で、映画公開直後に鑑賞しました。原作を読んでも、難しい映画です。観る人は一度見ただけでわかるだろうかと思ってます。長い上映時間で2回目鑑賞は二の足を踏んでいます。アカデミー賞の脚色賞は取ると読んでいます。

いなかびと