「ハイスタ・ヴィットゥ♥️ 「Bon voyage !」」コンパートメント No.6 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ハイスタ・ヴィットゥ♥️ 「Bon voyage !」
「voyage voyage」 デザイアレス
そんなには知らなかったけど。
「藍色夏恋」を思い出した。
勿論、ジム・ジャームッシュ と アキ・カウリスマキ
そんで
流れは小津安二郎監督。まぁ、ほとんど、コンパートメントでのロケーションだから、工夫しているとは思う。
それで、80年代最後のテクノポップ。改めて聞くと哀愁がある。
実は僕もウラジオストクからイルクーツク、モスクワ、サンクトペテルブルクまで、シベリア鉄道に乗った事がある。
色々の登場人物が、僕の一期一会にもあったが、こう言った出会いは残念だけど無いね。
でも、
クラスノヤルスクの子連れの青年が印象的。彼は「ロシア人を誤解しないで」と一所懸命に訴えて「日本人は、どう考えているんだ。俺達も戦いたくないよ」と言ったような事を言ってた。(勿論、Google翻訳。本当は使えないのだが、尊敬する知り合いに設定してもらってロシアでも使えた。)
もうひとり、赤ちゃんを抱いた10歳位の少女と出会った。勿論、二人の母親はいる。お母さんが大変だから、その少女が面倒見てんだ。健気だね。
と思っていたら、彼女達はノヴォシビルスクで下車をするようで、降りる準備をしていた。この映画よりも等級の低い、狭いコンパートメントだったので、少女は僕に遠慮して椅子にちょこんと座っていた。赤ちゃんを抱いていたので、「足をのばしなさい」と言おうと思ったが、翻訳器を使うタイミングがなかった。しかし、ふと、その赤ちゃんに目をやると、なんと
大きな人形だった。
二人(少女と人形)を見ると満面の笑み。なぜか涙がでそうになった。
親子はオビ川の流れるノヴォシビルスクの街のどこかにある我が家へと帰って行った。帰り際に「スパシーバ」と言って人形の写真を撮らせてもらった。流石に少女の顔は撮れなかった。すると少女の母親が「ボンボヤージュ」と言ってくれた。と思うよ。僕のヒヤリングだからね。
最後、
終始僕の前にいたのが、女性の教師でこれからムルマンスクへ帰ると言っていた。僕がロシア語駄目なのと、教師でも日本語は駄目なようで、二言三言の一期一会であった。教師のプライベートな事もクラスノヤルスクのロシア青年から無理矢理聞かされた。
でも、事実に基づくノンフィクション。
でも、総じてロシア人は「無口でおしゃへな人」が多かった。つまり、僕が何もしゃべれないから、無視をしてくれるのだ。でも、この映画の様に僕に終始関心を示してくれているのが感じとれた。
最後の最後
血の繋がった知り合いにラインをした。「ロケット飛んでこない?」なんと浅はかな。ロシアは広い。
コメントありがとうございます😊
体験しないと書けないエッセイのようなレビューですね。
シベリア鉄農の旅。素敵ですね。
今、政情不安だから、ロシアの列車は、
うころいてるのでしょうかね。
旅情を掻き立てられました。
マサシさん
うわぁー!なんて素晴らしい旅行記!目にみえるようです。
マサシさん、さぞかしこの映画も沁みたことでしょうね・・
そういえば大瀧詠一(太田裕美カバー)の「さらばシベリア鉄道」という唄がありました。
〽スタンプにはロシア語の小さな文字〜
まだ見ぬロシアの大地。ノスタルジックです。
ラフマニノフ好きの きりんより
今晩は。共感有難うございます。
異国での、長い列車旅は、良いモノですよね。
私は、学生時代に中国を一カ月半放浪しましたが、良い思い出です。あと、10数年、サラリーマン生活を送ったら、シベリア鉄道にも乗りたいですが、政治問題が解決している事を日の出国から祈念する日々ですね。では。