「愛の告白がクソッタレ」コンパートメント No.6 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
愛の告白がクソッタレ
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モスクワから、北へ向かって一直線。世界最北の不凍港ムルマンスクまでの2,000kmの列車移動でございます。多分、今、賑わってると思うんですよね、ここ。ロシアへの制裁破りの諸物資輸送をするとしたら、ここが拠点だろうと。
男女の出逢いの物語です。Boy Meets Girlです。ちょっと歳は行ってます。いい大人の出会い系。ドキドキ要素ゼロ。萌え要素ゼロ。と言うか、北極圏の気温のごとく、むしろ (-)です。氷点下です。でも、なんかジワるロードムービー。
無骨なリョーハ。単純です。分かりやすい性格してます。ストレートです。女慣れしてません。口下手です。ついでに字も下手です。
第一印象はクソッタレ。徐々に惹かれていく女ごころが、やっぱり良く分からないんですが、ワタクシ的には。リョーハ画伯の、気持ちのこもった似顔絵に書き添えられた、愛の告白の言葉に。
そうだよ、最初、私は彼をクソッタレだと思ったんだよね。
なんで今は、チョメチョメなんだろ。可笑しい。笑っちゃうよ。
って言うオチにジワるという、四か国合作映画。いやー、なんか、このジワジワ来る感じが良いです。
好き。
結構。
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humさんのコメント
2024年1月27日
ジワジワしましたね〜。
リニアとか新幹線とかじゃむずかしい、不便な途中停車ありの寝台列車の長旅ならではの速度感と歩みより。
ケータイのないころの家電昭和のどきどきとかを思い出したりもしました笑