劇場公開日 2023年2月17日

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ベネデッタのレビュー・感想・評価

全134件中、81~100件目を表示

4.0閉塞感と狂気

2023年3月2日
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鑑賞方法:映画館

素晴らしい。セクシー方面での声が多いが、疫病や戦争で荒んだ世界に染み込む様に浸透していく信仰と、それに旨味を見出す宗教を静かにじっと見つめている様な鑑賞感。実に色んな事を考えながら没頭出来る稀有な作品でございました。リュック・ベッソンの「ジャンヌ」やアンソニー・ホプキンスの「ザ・ライト」が好きっていう個人的な趣向もあるんでしょうけども。

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lynx09b

4.0てっぺん取ったる

2023年3月2日
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コージィ日本犬

5.0神様は存在する⁉︎

2023年3月1日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

17世紀の修道女の純粋さと信仰の深さがシナリオの素晴らしさと映像の美しさで綴られている秀作。信じることの重要性を要にストーリーは語られる。性愛も博愛も突き詰めれば愛のヴァリエーションに過ぎず、それは自然なことなのだろう。ユヴァル・ノア・ハラリ曰く、宗教は制度である。その通りだと思う。それは神の存在とはまた別の話でり、「信じるか、信じないか」それだけのシンプルな答えが存在を左右するのだろう。信じる人には存在し、信じない人には存在しない。愛を持って接する行為に神聖は宿るのである。人がそこにいるだけで、本来は神聖なのだが、それをどう扱うかは当人の器量に任せられる。ベネデッタ・カルリーニという素晴らしい人物が存在していた事実だけでも、人間としての財産であり、尊敬するに値する。信じることで、愛も神も全て存在するのである。奇跡もインチキも捉え方一つである。
余談だが、シャーロット・ランプリングの演技力には目を見張るものがある。素晴らしい俳優である。

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shanti

5.0シャーロットさま♡

2023年3月1日
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なんといってもシャーロット・ランプリングさまの素晴らしさよ♡
わたくしの永遠のヒロインです。

聖と俗、宗教と信仰と妄想とが入り混じり、その妄想部分がめちゃ面白い♪♪
あと、隠し場所!!!そこ!?っつー。笑

主人公ベネデッタ同様、作品自体も針が振り切れっちゃってて良き♡

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ゆかぴよこ

4.0主人公、強し!

2023年2月28日
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鑑賞方法:映画館

歴史にも宗教にも、あんまり興味ないけど、展開が読めなくて、ハラハラドキドキ、最後まで惹きつけられたな。
途中、主人公が振り回されるのかな、と思ったら、むしろドンドン強くなって逆に振り回す。
考えてみれば、この監督の映画、そんなのが多いよね。
せっかく女優さんが綺麗な裸体を見せてくれてるのに、あんまり性行為の描写がいやらしくないのも、この監督だからかな(笑)。
若い頃から母国オランダで変な映画を撮ってて、ハリウッドに渡っていくつも大作を撮って、いま、またヨーロッパに帰って好きなように映画を撮ってるポール・バーホーベン。
これからも元気で映画、撮っていて欲しいね。

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Syouiti

4.0美しい裸体に拍手です。^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^

2023年2月28日
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鑑賞方法:映画館

残酷なシーンの R-18なのか?? レズシーンになのか??
まどっちでも 両方でもいいんですけどね。
「そんなに早く女性はイカないよ」などど 突っ込んだりしてました。
宗教裁判も 面白かったです。
トイレのシーンも「そーだったんだぁー」と (☆o☆)
今は 洗えないと なんとなく不安  (;´・ω・)
すがりたい人から すがられる人へ 紙の力(笑) 恐るべし。
友人のお母さんの名前が「上出ふく」ってーのがいました。

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Hammer69

4.0ベネデッタの並外れた厚かましさ

2023年2月28日
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鑑賞方法:映画館

 奇蹟の正体は、こんなもの。では片付けることができない。ベネデッタの並外れた厚かましさで威風堂々と振る舞われると、普通の人間は雰囲気にのまれて信じてしまう。ましてや、ペストの恐怖が迫っている状態では、何かにすがりたくなる。

 目力が凄いベネデッタを演じるのはヴィルジニー・エフィラ。このお姉さま、目力も凄いが、ダイナマイトボディから発する妖気もただ事ではない。虎の威を借る教皇大使も、1対1になるとベネデッタになすすべがない。

 教皇大使役のメロビンジアンことランベール・ウィルソン。この人、キザで性悪な役がピッタリ。今回もお上品なフランス語をまくし立てているんだけど、何かがおかしい。舞台がイタリア、教皇大使もイタリア人じゃないですか。

 圧倒されっぱなしの131分。

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bion

3.5久しぶりのヴァーフォベン作品

2023年2月27日
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大阪ぶたまん

3.0聖女かヒステリーか

2023年2月26日
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宗教は男性社会最たる世界なので、こんな昔のしかも女性のエピソードなんか映画製作する程残っとるんか?と疑問を感じつつ 聖女だからと神々しく描かれていないしほとんど服着てない...どちらかというと魔女裁判や大奥のドロドロを見ているようでした しかし天下のフィレンツェも形無しでカトリックからクレーム来ないかと心配になりました 真偽はどうであれバーホーベン監督はきっと力強く生き抜いた女性の姿を描いたのではないかと

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ゆう

4.0「狂ってる」21世紀に生きキリスト教信者でない私が本作を観て先ず頭に浮かんだこと。でも映画としては良く出来ている。

2023年2月26日
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鑑賞方法:映画館

①ベネデッタは恐らく宗教的陶酔に陥ったりや神憑りになった時に、幻覚を見たり精神が身体に働きかけて傷が出来るような珍しい特異体質だったのだろう。
ただ、ベネデッタには、それが狂信的であろうと妄信的であろうと神に対する信仰心があったのは確かだと思う。
それがペストの恐怖に怯え神にすがるしかない信者が、ベネデッタに対して圧倒的な支持と信頼とを寄せる要因ではなかっただろうか。
一方、神に仕える身でありながら実は心から神を信じていなかった周りの人々はそんなベネデッタを不審に思ったり自分の栄達の為に利用しようとする。
そんな彼らに対抗するためにベネデッタも意固地になったり同じ様に権力欲を満たそうとしたのではないだろうか。
非キリスト教信者としては、悪魔がリーガンの口を通して言うのと、神(イエス?)がベネデッタの口を通して言うのとは結局同じことではないかと思ってしまう(こんなこと言うと、中世ヨーロッパでは間違いなく火炙りだな)。
③異性がいなくて同性ばかりだとセックスの相手は同性になってしまうのは古今東西どこでも一緒で(軍隊とか、警察とか、寺院とか)、ベネデッタのケースは公式では史上初のレズビアン裁判になったわけだけど、実際はずっと昔から修道院でもあったんでしょう。ベネデッタの場合は、そのカリスマ性や権力へのやっかみから通報があったのが真相かも知れないし。
それに、修道院には女性しか基本いないのでレズビアンにされてしまっただけで、本当はバイセクシャルだったのかも知れないし。「イエスと結婚した」と言っていたらしいから、例の道具もイエスのぺ⚪スと思ってやってたのかも知れない(ここまで言うと間違いなく火炙りだな)。
④ともあれ、そういう虚々実々を上手く脚色して見ごたえのある映画にはしていると思う。
⑤配役としては主役についで二番目に重要な役である(最初の)修道院長に久しぶりに大きな役のシャーロット・ランプリンク(くどいが『地獄に堕ちた勇者ども』『愛の嵐』『未来惑星ザルドス』『さらは、愛しき女よ』『エンジェル・ハート』『評決』等の頃にはこんなに息の長い女優になるとは思わなかった)。

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もーさん

3.0好みではなかった

2023年2月26日
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単純

興奮

ブラックブックが好きだったので
楽しみだったけど
今ひとつな作品でした。
映像やセットもあまりよくなくて
少し寝てしまった💦

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min

4.0聖なるものの便利さ

2023年2月26日
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つくづく人間だなあ。3.8、おまけで4。

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ouosou

3.0エフィラは

2023年2月26日
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綺麗なんだか、そうじゃないのか、バーホーベン監督の映画って女性を定形的に撮らないから、よくわからないでした。時々美人で時々不細工。まあシャーロットランプリングが安定の名演技で良いです。
前評判だと最も変態映画だった気がするのですかキリスト教国人からすると相当何でしょうね

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michi

3.5ベネデッタのおっぱい

2023年2月26日
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性に目覚めたベネデッタさん。
恥じらいを捨て、本能のまま身を曝け出すシーンは名シーンでした。
ペストなどの時代背景も描きノンフィクションを織り交ぜた割と観やすい作品だった。

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kenkichi

4.0期待通り不快、だが少々単調

2023年2月26日
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シスター×エロ
宗教×嘘

っつー、まぁ様式的というかテンプレというか、ありがちというか、漫画的というか。この2つの構造を掛け合わせたことは妙ですが、そこまでハッとするような舞台設定ではない訳です。決して。

しかし壮大なスケール感と表現の具体性が故、なんですかね。やはり後味は重く、ねっとりとしています。観ていて気分の良いものではないです。

中盤の「シスター×エロ」が強まるあたりは、馬鹿っぽくて、スケール感とは裏腹の安っぽさが良いですね。流石にあれをああしたら怒られますよ。立派なセットで何やってんだか。

と「しょうもなー」って思いかけたあたりからの捲り上げ。しっかりと読後感を掻き回してきて、映画館を出る頃にはちゃんと不快です。
昔に比べて視点のオリジナリティが欠けた印象ですが、なかなか良いんじゃないでしょうか。

※「バーホーベンだったわ〜w」みたいな感想をロビーで言い合う中年ファンも、なかなかグロくて良かったです。

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今日は休館日

4.5原点回帰にして王道バーホーベン作品!

2023年2月26日
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自分はバーホーベンの全作品を観たわけではないが、本作はまさにバーホーベンの集大成的な作品ではないかと思った。
自分も含めた映画ファンに一般的に知られているいわゆるバーホーベン作品とはハリウッドで製作されたものであるという印象であったが、本作を観て実はそうしたものはバーホーベン作品にしては「薄味」だったのだなと気付かされた。
本作鑑賞前に未見だった「グレートウォリアーズ」「娼婦ケティ」等を観て、さらに本作を観ると、キリスト教をベースにした時代ものこそバーホーベンの得意とするスタイルだったのかと思わせる。
そう考えると本作は原点回帰でもあり、相変わらず容赦のないエロ&暴力描写もあわせて、自身の最も得意とするスタイルでの集大成的な仕上りになっていた事にもう唸るしかない。
数々の女性を主人公にしてきたバーホーベンがまたしても一体こんな逸材をどこから発掘したのかとベネデッタ演じるヴィルジニーエフィラがとにかく素晴らしい。
彼女の渾身の演技にはラストで目頭を熱くさせられ感情を揺さぶられずにはいられない。
キリスト教をよく知らない無神論な自分でも十分に楽しむ事ができ、とてもいい余韻にひたれる素晴らしい作品だった。観に行って本当に良かった。

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snake666

4.5p.ヴァーホーベン新たなる傑作

2023年2月26日
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老いてなお、ヴァーホーベン監督健在。としか言いようがない作品。
新たなる傑作をまた生み出した。

自分はロボコップで度肝を抜かれた口であるから、初期オランダ時代の彼の作品をよく知るわけではない。
トータルリコール、氷の微笑、ショーガール、スターシップトゥルーパーズ、などなどとヒット作、快作、怪作を連発してきたその表現者としてのパワーにまず敬意を表する。
ハリウッドからヨーロッパに戻り、ブラックブック、エル、と作品を作り続け、今作である。

今作、17世紀イタリアの実在した女性、ベネデッタカルリーニ、をモデルとした実話ベースの話。
監督の人間描写、社会を冷徹に捉えエンタメ映画に落とし込むその腕力たるや、衰えを知らず。

尼僧をとりまく教会権力、社会、人間の欺瞞、愚かさ、を痛烈に描いている。
また主人公ベネデッタのありようも、一筋縄ではいかない。
キリストの妻として聖痕が現れる描写にしても、彼女の狂信が生んだものか、はたまた信心から生まれたものか、
教会内での同性愛を描いた作品には、名作薔薇の名前、なども想起されるが。

そこはヴァーホーベン監督。同性愛シーン、など直接に描いておりR18映画となっている。
が、この作品の肝でもあり、また個人的にはこれぐらいは、ともいえなくもない。現代においては。

ペストが猛威をふるい、人々が命を落としていく時代背景、
ベネデッタの真っ直ぐな生き方。物語のスピード感かつ現代性など。
この作品、ベネデッタの生き様に、勇気をもらえる人もいるのではないだろうか。

ヴァーホーベンの快作、傑作である。
主人公ベネデッタを演じるヴィルジニーエフィラ。
素晴らしい演技。
シャーロットランプリングの存在感。

必見の映画である。

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たま

5.0人の曖昧さ

2023年2月25日
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笑える

興奮

知的

人間の曖昧さを描かせると本当にピカイチな監督。
始まって1秒で色彩美にやられて引き込まれた。
いつもの通り暴力エログロあるが、R18になる程ではないと思いました。今回は控えめにさえ感じた。
またバーホーベンは偽善を嫌うというか、偏りの無い監督なのでエロも全くエロティックに感じなく、ありのままの人間の生態って感じに見えた。

俳優さん全員素晴らしい演技でした。マトリックスの人はキャラ被ってて同じ人に見えた…
立場が不利になると急にリーガン化するが、それがグレタ意識しすぎで吹き出しそうになりました。

段々と主人公がシャロンストーンに見えてくる。
信仰する事、もしくは気高さとは?バーホーベンだから信仰は無いか…でもその辺は馬鹿にはしていない。
信じる力、あるか無いかではなく信じる力そのものが人間の偉大な力なのだ。

そして何が本当に邪悪なのか?
この辺の曖昧さにも踏み込んでる。
物事を余計に拗らせるだけの社会運動や病気の蔓延。
現代に思いっきりハマるテーマというか、昔本当にあった事をよく探してきたなと思った。

マトリックスの人が最後、
俺が天国行けるだなんて、お前やっぱりペテン師じゃねーか!と言うとこはバーホーベンらしくて深い台詞だと思う。自分が天国へ行ける様な人間ではないのをわかってるから言っており、あの人も完全に信仰が無い訳ではない。
本当の事いってよ!あなたはまだ子供ね。
証拠は?ソースは?そんな言い争いが多い世界で物事の本質は曖昧さ。曖昧である事こそが真実と言っている様だ。
正しさなんてものは本当は何処にも無いって事。

個人的に思うのは主人公の信仰も嘘も誰が何と言おうと彼女の中では本物であったんだろうなと思った。
何故なら彼女が目覚めてからは幻影を見なくなってる。

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yoshuggah

4.0バーホーベンの修道院異端背徳物語

2023年2月25日
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今だに名前の前につく代表作が、『ロボコップ』とか『トータル・リコール』のポール・バーホーベンの新作は、中世フランスの修道院で起きた事件を題材にしたドラマです。とは言っても、中身はやはりのバーホーベン印で、反体制的で、残酷なバイオレンスやインモラルな描写がたっぷりです。80代にして、ブレない所がアッパレです。文字通り地獄の沙汰も金次第の態勢や、聖痕を利用した修道院内部の権力争いなど、世俗まみれの教会への強烈なアイロニー従来の彼の作品にも通じる所です。神の姿や声が聞こえたり、聖痕が発現する主人公の信仰心は、真実にも宗教的な幻覚やヒステリーによるものにも思えるし、一方で同性愛にふけるのは信仰を否定しているようで、あえて主人公の矛盾した心理を曖昧にしているのが面白かったです。役者では、ビルジニー・エフィラの美しさが際立ち、少女のような表情から愛欲にふける表情まで、うまく演じ分けています。シャーロット・ランプリングは、貫禄たっぷり。

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シネマディクト

4.0ポール・バーホーベン健在のお知らせ

2023年2月25日
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ポール・バーホーベンの17世紀に宗教裁判にかけられたレズビアンの修道女の実話を元にした作品。
権力への反発心からなのかはわからないが、忖度することなく色々な意味でぶっ飛んだ仕上がりになってるため、カトリック信者の抗議活動やロシアでの上映禁止などの騒動起こしている。

主人公のベネデッタはもともと妄想癖と思い入れが強く、自らをキリストの嫁と信じ特別な人間であるという自負を持っていたが、父親や兄達から性被害を受け教会に逃げ込んできた修道女バルトロメオを意識しだしてから聖痕が現れたり神の声を代弁するようになり、修道院長に昇格し個室を与えられてからは堰を切ったかのようにバルトロメオと逢瀬を楽しむようになる。

修道女を引き取るのに大金と寄付を要求する修道院長や、豪華な衣装と食事とお腹の大きい愛人がいる教皇大使など、信仰心を疑いたくなるような聖職者たちがベネデッタを糾弾していくが、彼らと比べると同じ己の欲望に忠実であっても、ベネデッタの方が心から神を信じているように見える。

バーホーベンが本国オランダを追われ、アメリカを追われ、辿り着いたフランスで撮った本作だが、フランスの役者さんはそれほど詳しくはなかったので、美しい金髪の修道女ベネデッタを演じたヴィルジニー・エフィラに関しては同じバーホーベン作品の「エル」に出ていた事さえ覚えていなかった。
しかしながら40代とは思えないほど美しい姿体と、欲望と信仰の狭間を2重人格のごとく自由に行き来する狂気の演技はつい見入ってしまうほどだった。

バルトロメオ役のダフネ・パタキアは年齢の割には幼さを感じさせつつも体当たりの演技で観るものにインパクトを残したが、昨年鑑賞した「ファイブデビルズ」でも印象的な役を演じていた事もありしっかりと覚えていた。

やっぱりバーホーベンが好きだと改めて思わせるような作品だった。
84歳とのこと、いつまでもお元気で。

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カツベン二郎