「終始胡散臭いベネデッタ。」ベネデッタ てんてんワンさんの映画レビュー(感想・評価)
終始胡散臭いベネデッタ。
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氷の微笑、ELLEのヴァーホーベン監督が修道院シチュで撮るとどうなるんだろって興味本位で鑑賞。終始、日本人には理解しがたいキリスト教観念がふんだんにちりばめられている作品でした。
ヴァーホーベンお約束のエロス要素はしっかり押さえつつ、結局ベネデッタの奇跡まがいの行為がしっかり釈明される事もなく終わるあたりはヴァーホーベンぽくて楽しめました。
信じ難いけどこれは奇跡なのか?と思わせたところで、彼女の起こした奇跡的現象の詰めの甘さを指摘されたその足でその部分のリカバーしだしたりと中々胡散臭い事してくれるところもベネデッタの太々しさを垣間見せてくれて面白かったです。(感情移入してるとイラつくと思いますw)
ベネデッタは実在した方だそうだけど、実際は人並外れた悪運の強さを持ち合わせた人物だったのかも。
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