「奇跡か虚偽か大きく揺さぶられ」ベネデッタ A.Camelotさんの映画レビュー(感想・評価)
奇跡か虚偽か大きく揺さぶられ
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サスペンス強めの脚色で最後は虚偽と判るのかなぁと思って観ていましたが、結局、奇跡か虚偽か、ベネデッタと全能の神にしか分からないというわけですね。伝記映画にしては強烈でした。バルトロミアとの行為やマリア像で作ったモノ(これはさすがに問題ありでは!?)は記録があるのでしょうか?虚偽としても、自分は選ばれたイエスの花嫁であり、神には人が計り知れない意図があって私にそうさせている、それがベネデッタの言い分でしょうか。
「奇跡か虚偽かどっちなんだ」が映画を通してブレるのは面白く、脚本やバーホーベン監督の力量だったのかなぁと。不利になるとキリストが憑依する所は「またこれか!」と否定的に見ていましたが(笑)。ただ、最後の暴動中にガラスのかけらが見つかったのはやり過ぎかも。ベネデッタが証拠隠滅せずに持っておくなんてちょっと考えにくい。
教皇大使の俳優さんは、どっかで見たと思っていたら、マトリックス シリーズでした。
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