「健在」ベネデッタ Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
健在
自身をオマージュしたのかと見紛う。中世的な世界はグレートウォーリアーを思い出させる。レース越しに肢体を見せ、銀器に映して乳房を見せ、加速度的に裸体を愉しませようとする爺。下半身晒して座る姿は氷の微笑か。女性の園を描くのに連れ糞とは如何なることか?芸術とか演出以前に単に悪趣味と考えた方がすんなりくる。
ペストとコロナを重ねてみてしまう。価値観や体制に抗うことに生きるものの姿がある。道を辿って生きるのが面倒であれば空をもかける。応報などない。生きた結果のみが残り、折れたものは身を焼き、信じる者は囚われても自由であり続ける。
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