「てっぺん取ったる」ベネデッタ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
てっぺん取ったる
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誰一人「聖なる人」がいない。
だいたい「性なる」か、欲深い「贅なる」人の性(サガ)を、開けっぴろげに映していたのがバーホーベン監督らしく。
そして、男が全てを牛耳る時代に、虚言や偶然を全て「奇蹟」と言い切り、思い込みとハッタリと演技だけで全能の権力を得ていくベネデッタの、ヤクザ映画もびっくりな「てっぺん取ったる!」感がすごくて面白かった。
最後の最後には信仰を選ぶ行動は理解はできなかったが、ベネデッタなりの責任の取り方だったのかなとか、自己暗示の結果なのかもしれないなとか、納得はできる筋書きでした。
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