「ベネデッタ」ベネデッタ asaさんの映画レビュー(感想・評価)
ベネデッタ
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最初の奇蹟から掴まれたし、展開がずっとスリリングで飽きさせない。
バルトロメアの参入で、ベネデッタが苛まれながらもどんどん変容していく様がたまらなく良かった。
彼女の聖と性のバランスが絶妙で、両義を体現する主人公ベネデッタはホント見る者を揺さぶってくれる。
・・聖痕騒ぎからやがて院長へ、
からの、刑場の場面はホント骨頂でした。
宗教(組織)の欺瞞な感じの描き方も良かったし、はなから信じていなかった(であろう)元娼婦の院長フェリシタの振る舞いも、ベネデッタという訝しげな聖女によって最後ひっくり返ってしまう。
まったく人間ってやつは腐りおちて堕落することもできるし、奇跡だって起こせる(にちがいない)
そんな人の無限の可能性を感じてしまった
何故か厩舎での裸の二人をみてそう思えた
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