劇場公開日 2022年4月1日

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「スペシャルサンクス:クリス・ロック」アネット タカシさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5スペシャルサンクス:クリス・ロック

2022年4月14日
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こういうステージ物として、シングにはまっているせいもあって、スタンダップコメディのシーンのつまらなさに戸惑った。ネタのつまらなさと映画的なつまらなさ、どちらでもきつかった。ジョーカーもだけれど、つまらないスタンダップコメディとして描いているが、つまらないことの言い訳になってしまうため不愉快。R100とかも。ラストは子供はお人形じゃないぞという意味なんでしょうが、人形なのは勝手に制作側が作った演出なので、マッチポンプにみえる。作家主義の名の元に甘やかすのは、感心しない。指揮者のちょっと待ってとかは面白いのになぁ。ストーリーとしては氷点みたいなことかな。あと、アダム・ドライバーの歌がそこまで能力もなければ、魅力や味も感じられない。ここ最近で音楽映画は流行りまくっているので、このレベルは低すぎる。演奏がかっこよかろうが、センス良かろうが、あんな歌声では文脈を共有していない人には届かない。プロデューサーだし、そこをコントロールできる人はいないか。逸脱として評価するのは、甘やかし過ぎだ。

タカシ