「息すらも止めて、ご覧ください」アネット m mさんの映画レビュー(感想・評価)
息すらも止めて、ご覧ください
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ホーリー・モーターズの時に見たナスティアがすっかり大人に。
カテリーナ・ゴルベワの憂いのある瞳にそっくりだった。
深淵を覗いたコメディアンが転落していく様子を、息を止め目撃していた観客の私たちもまた転落していくのではないかと不安になる映画だった。
アネットの人形が少し不気味でシュヴァンクマイエルの世界観に似ている。
日本にも人形と人教師を探しに来たようだけど、四谷シモンさんの人形で見てみたかった。
操り人形だったアネットが人間になる時、別れがやってくる。
スパークスの音楽もカラックスの映像もカッコよくて、息どころか瞬きすらも忘れてしまう。
晴天より曇天が心地よく感じる人にはとてもおすすめの作品
映画が気に入ったので見知らぬあなたへ勧めます。
追記
8/20(土) スパークス来日記念 舞台挨拶付きアネット再上映を観てきました。
レオスの演技指導は特になく自由に演じたことや、全て新作で行く予定がレオスの提案で過去作も使用したこと等質問に丁寧に和かに話してくれました。
過去に二度映画音楽の話が頓挫していたので、今回映画として完成し、素晴らしい作品に仕上がっていることにとても満足しているそう。
そして次のミュージカル映画の音楽を制作中とのこと。
またいつかカラックスとコラボをしてほしい。
昨夜ソニマニで遅くまでライブをしていたのに今日3回も挨拶登壇。そして明日大阪でライブ。そしてまた東京に戻って単独ライブ。凄い。
4/21にユーロスペースにてBlu-ray先行発売で購入した
何度見ても良い
でも、もう少し早く発売日して欲しかった
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