劇場公開日 2022年4月1日

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「実験的ミュージカルとファンタジー」アネット 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5実験的ミュージカルとファンタジー

2022年4月2日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

簡単にあらすじを説明できる物語が単純明快で、断続的に切り替わる場面が忙しなく、スケールのデカい演出描写に驚きながらもレオス・カラックスの腕が鈍ったか、スパークスの音楽にハマれたらコレ幸い。

前作でも監督本人が序盤に登場する『ホーリー・モーターズ』にミュージカル場面があった記憶が薄らと、9年?振りになるレオス・カラックスの新作は何故にミュージカルであったのか、アダム・ドライバーとライアン・ゴズリングの歌声は同等に"ロック・オペラ"と銘打ったロックンロール色は希薄で、娘はピノキオの如く木製人形の違和感から生身になり、存在自体の違和感と理解困難でもある複雑性はレオス・カラックスらしい??

本作を集大成の位置づけにはせず、これを機に間隔を空けずに映画を撮ってくれたら、待望の新作になる本作では満足出来なかった。

万年 東一