「小野田寛郎さんと横井庄一さんの区別さえつかない」ONODA 一万夜を越えて だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
小野田寛郎さんと横井庄一さんの区別さえつかない
フランス人監督、3時間、さすがに辛そうなのでスルーかと思っいましたが、太賀が出ていると知り頑張って鑑賞。
フランス映画のように淡々と描かれれている感じもしますが、見応えのあるシーンもあるのでそれほど辛くなかったです。
ただ、3時間はさすがに長い。
映画の内容から年配の人がおおったけど、何人かは途中退出。そりゃ長いからね。
無駄なシーンは無いと思っいるから長くなるのだろうけど、そこを何とか2時間前後に収めて欲しい。
内容ですが、
日本人でもアメリカ人でもフィリピン人でもない、フランス人が映画にすることは意味があると思います。
私は横井庄一さんと小野田寛郎さんの区別さえ出来ていません。(今回をきっかけにWikipediaで読みましたが)
そんな日本人から見ると、苦労したヒーローという1面と、戦争の象徴のような負のイメージの両方があります。
フィリピン人から見れば、亡霊や悪魔に近い存在かと。特に小野田さんは、現地民を30人近く殺傷しているそうなので、同じことが日本であれば、、、と考えると、とてもおぞましい存在。
アメリカ人は、戦勝国だし、なんでも感動的にエンタメにしたがるので。
見る人の立場で大きく違うと思います。
この映画では、どちらかと言うと、武士道、偉人、ヒーローとして描かれているので、日本人としてはありがたいと思いますが、現地の人を殺傷するシーンを見ると、戦争に対する罪悪感が芽生えます。
映画として、その微妙な所バランスが良いと思います。
あと、役者陣が素晴らしい。
何言ってるか聞き取れないところもあるけど、迫力と絶望、孤独、意地などが素晴らしい。
ちなみにルバング島ってマニラ湾の入口なんですね。そこに29年、、、ちょっとびっくり。
コメントありがとうございます。
レビューサイトですので、とても面白かった(またはつまらなすぎて怒りを覚えた)映画だけレビューすれば良いかと思います。
私は長い映画が苦手です。眠くなったり、トイレに行きたくなったらどうしよう、、と観る前から緊張するからです。演技みたく途中で中断あれば良いのですが。
戦争映画は年配の方が多いですよね。なおさら、途中に休憩があると良いのですが。
この映画はほぼ同じ島のシーンなのでもう少し短くできたかもしれませんね。
コメントありがとうございます。勉強になります。
この映画を見るまでは2人とも、何十年もジャングルに身を潜めていて、日本に帰ってこれた兵士というイメージです。
正しいようですが、2人のやったことは大きな違いがありますね。
日本人の私にとってはとてもよい勉強になりました。日本人なら知っておかなくてはならないですね。
「ありがとう、おかえり、休んで」
「いつまで戦争を?民間人を何人?強奪放火って」両極の感情が生まれますね。