「小野田寛郎さん」ONODA 一万夜を越えて Fighters1110さんの映画レビュー(感想・評価)
小野田寛郎さん
昭和49年に30年間ルバング島のジャングルで日本兵として戦い続け、日本に帰国したことは鮮明に覚えている。。当時、武装解除して帰国するには上官の命令がなければ帰れないと言っていたが、その小野田さんがどうして闘い続けたかが、今こうして明らかになった気がする。
小野田さんと小塚さんの役は、若い時と成年期で役者さんが変わっているのですが、違和感なく見てました。
小野田さんの後半を津田寛治さんが演じていたが、その鋭い眼光はまさに敵と対峙し生死を生き続けできた証で、日本に帰国する時にはすっかり穏やかな目に変わっているのが印象的でした。
あれから50年近く経ちますが、そんなに前のこととは思えない。
フィリピンセブ島で夫(私の祖父)を亡くしている私の祖母が、もしかしたらお父さんもジャングルにいるじゃないかしら?と漏らした一言を忘れません。
小野田さんの帰国は、戦争で夫や父を亡くした遺族達にどれほどの希望を与えたかわからない出来事だったのです。
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