梅切らぬバカのレビュー・感想・評価
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全てが中途半端なような…
エンドロールが流れ始めた時に「え?終わり?」と言う声が近くから聞こえました。
ダイナミックな展開は期待してはいませんでしたが、もう少し話に何か落とし所が欲しかったです。結局何の解決にも至らず、障害を持つ人がまた高齢の母と共に暮らす生活に戻って、今後この親子はどうなっていくんだろうという気持ちが不完全燃焼のまま残りました。
そもそもグループホームに入って、トラブルが起きて、地域住民が不満を訴えて、トラブルの当事者となった人が退所して「はい、終わり!」みたいに見せるのもどうかと…。グループホームも色々あるのでこの映画を観て「グループホームってこういうのもなんだ。」とも思ってほしくないですし。
障害を持つ人への理解がない人もたくさんいるということや、自分の住む家の近くにグループホームができるという事への不安や不満がリアルに伝わる点では綺麗事ばかりじゃなくて良かったです。
これでいい
現代のいろんな問題を含んだドラマ。
それぞれの立場で考え方も感じ方も違うと思うので、評価も様々。
実際の生活もこういうものだと思います。
もう少しドラマを引っ張って、周りの人達と打ち解けてハッピーエンドみたいなものでも良いんでしょうが、僕はこれでいいと思いました。
母親が歳を取るのは変えられないし、忠さんの生き方も変えられない、すべてが上手くいくエンディングは今のところ無いんでしょうね。
それやっちゃうと嘘臭くなる😅
占いにすがる人や夫婦間の問題、いろんな問題を抱えて生活があるんだなって改めて考えました。
加賀まりこさんをはじめとして、出演者の演技がさりげなくてとても好感が持てました。
身近な問題
年老いた母と中年の自閉症の息子、グループホーム、厩舎と何処にでもある問題を持ったある地域を象徴的に表しています。みんな自分の問題を解決したいだけなのに、周りから見ると大きな問題。それぞれの気持ちがわかるだけに、難しいですね。
当事者が身近にいるかどうかで
多分、住宅街というか自分の家の近くに障害のある方達のホームがあるかどうか、
叩かれたとか何かしらの実害を受けた側か、
自分の息子とか家族にそういう人がいるほうの側か
立場によってきっと障害者用グループホームの運営賛成反対の気持ちって変わるんだろうな、と思いました。
塚地武雅さんの演技が素晴らしかったし、加賀まりこさんの肝っ玉母さんぶり、渡辺いっけいさんの、当初とまどいながらも少しずつ理解していく隣人の演技、とても良かったです。
あとポニーが逃げて大騒ぎになりましたが、小学3年生くらい?の男の子1人と、おそらく鍵壊したりみたいな難しい侵入なんて出来そうにもない障害者の方1人、たった2人で簡単に侵入出来るようなセキュリティの甘さに問題があると思いました。むしろ住宅街にポニーの牧場を運営するほうがよほど不自然な感じがしました。まぁ映画の展開上、あそこにある必要はあるんですけど。。
私もわりといつも決まった改札とか道順で歩かないと、他が空いていてもすこし落ち着かないし、ルーティンに多少縛られて生きているほうが落ち着く気持ち、すこしだけ理解出来ました。
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